ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

暗い時代の人々

2017-10-15 06:33:42 | 本と雑誌


森まゆみさんの本は初めて読む。
こういう本を読むと戦争に反対したのは特定の市民だけのように思えるが、そうではない。
吉田茂さんだって反対している。
政権に近い人の反対が活きないのが困る。

目次

第1章 斎藤隆夫―リベラルな保守主義者
第2章 山川菊栄―戦時中、鶉の卵を売って節は売らず
第3章 山本宣治―人生は短く、科学は長い
第4章 竹久夢二―アメリカで恐慌を、ベルリンでナチスの台頭を見た
第5章 九津見房子―戸惑いながら懸命に生きたミス・ソシアリスト
第6章 斎藤雷太郎と立野正一―「土曜日」の人々と京都の喫茶店フランソア
第7章 古在由重―ファシズムの嵐の中を航海した「唯物論研究」
第8章 西村伊作―終生のわがまま者にしてリベルタン

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1 コメント

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知らない方々ばかりでしたが…… (急行ぬさまい)
2017-11-04 21:51:35
斎藤隆夫と竹久夢二は名前を知っている程度、他に取り上げられている「人々」は恥ずかしながら全然知らない方ばかりでした。
しかしながら、戦前戦中の「暗い時代」にかすかな光を与えたいくつもの人生があったことを知ることができたのは、貴重な読書体験でした。
日本が「普通の国」になろうとしているその先が見通しにくい昨今ですが、政権に近くない若い方にも読んでほしい著作だなと感じています。

近いうちに、谷根千でも歩いてこようかと思います (^^;
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