ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

生き物の死にざま

2022-01-24 06:37:22 | 本と雑誌


稲垣栄洋先生の本。
最近、稲垣先生の本にはまっており、この本も面白く読んだ。

目次

1 空が見えない最期──セミ
2 子に身を捧ぐ生涯──ハサミムシ 
3 母なる川で循環していく命──サケ 
4 子を想い命がけの侵入と脱出──アカイエカ
5 三億年命をつないできたつわもの──カゲロウ
6 メスに食われながらも交尾をやめないオス──カマキリ
7 交尾に明け暮れ、死す──アンテキヌス
8 メスに寄生し、放精後はメスに吸収されるオス──チョウチンアンコウ
9 生涯一度きりの交接と子への愛  タコ
10 無数の卵の死の上に在る生魚──マンボウ
11 生きていることが生きがい──クラゲ
12 海と陸の危険に満ちた一生──ウミガメ
13 深海のメスのカニはなぜ冷たい海に向かったか──イエティクラブ
14 太古より海底に降り注ぐプランクトンの遺骸──マリンスノー
15 餌にたどりつくまでの長く危険な道のり  アリ
16 卵を産めなくなった女王アリの最期──シロアリ
17 戦うために生まれてきた永遠の幼虫──兵隊アブラムシ
18 冬を前に現れ、冬とともに死す“雪虫”──ワタアブラムシ
19 老化しない奇妙な生き物──ハダカデバネズミ
20 花の蜜集めは晩年に課された危険な任務──ミツバチ
21 なぜ危険を顧みず道路を横切るのか──ヒキガエル
22 巣を出ることなく生涯を閉じるメス──ミノムシ(オオミノガ)
23 クモの巣に餌がかかるのをただただ待つ──ジョロウグモ
24 草食動物も肉食動物も最後は肉に──シマウマとライオン
25 出荷までの四、五〇日間──ニワトリ
26 実験室で閉じる生涯──ネズミ
27 ヒトを必要としたオオカミの子孫の今──イヌ
28 かつては神とされた獣たちの終焉──ニホンオオカミ
29 死を悼む動物なのか──ゾウ
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はずれ者が進化をつくる --生き物をめぐる個性の秘密

2022-01-17 07:18:08 | 本と雑誌


稲垣栄洋先生の本は読みやすく、興味深い。
特にこの一冊はちくまプリマー新書向けの一冊であるからさらに読みやすいと思う。
個性とは何か、ふつうとは何かを考えるきっかけになる。

目次

1時間目 「個性」とは何か?
2時間目 「ふつう」とは何か?
3時間目 「区別」とは何か?
4時間目 「多様性」とは何か?
5時間目 「らしさ」とは何か?
6時間目 「勝つ」とは何か?
7時間目 「強さ」とは何か?
8時間目 「大切なもの」は何か?
9時間目 「生きる」とは何か?
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MONEY 〈新装版〉

2022-01-12 06:23:04 | 本と雑誌


清水義範さんの「MONEY]が新装版となった。
早速買って読んでみる。
帯にパスティーシュの名手が贈る犯罪小説とあるが、パスティーシュとは関係なさそうである。
それでも、時々笑ってしまう。

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パラコンシステント・ワールド ―次世代通信IOWNと描く、生命とITの〈あいだ〉

2022-01-03 11:20:33 | 本と雑誌


NTT代表取締役社長 澤田 純氏の著。
企業がらみの本は、誰が書いたか分からないくらい無味乾燥なものが多いが、この本は違う。
澤田さんの哲学が語られている。
それも、社会を変えようという哲学である。
企業経営に関する哲学を語った本は多くあるし、それらはその人の顔が見えるものが多い。
そうではなく、社会哲学を語る本は少ないのではないかな。

肝心な内容だが、表題のパラコンシステントに始まり、IOWN、オールフォトニクス・ネットワーク、デジタルツインコンピューティング、コグニティブファウンデーションと冒頭から始まるので、技術論に終始するのかなと思ったら、全くそうではない。
社会をどのように変えていくのかという議論であり、読みごたえがある。

目次

はじめに IOWNのめざす未来 ―いま、ITと自然・生命の〈あいだ〉を問い直す
第 I 部 IOWN ビジョン 〈あいだ〉 の思想とテクノロジーへ
1 現代に立ち現れたさまざまな矛盾 ―パンデミックや自然災害からの教訓
2 矛盾を受けとめる 〈あいだ〉 の思想 ―パラコンシステント・ワールドへ
3 〈あいだ〉 をつなぐ基盤を築く ―IOWNが支える「新情報化社会」
第 II 部 IOWN ダイアローグ 〈あいだ〉を考える4つの対話
ダイアローグ01:×福岡伸一 | 生命とITの 〈あいだ〉
ダイアローグ02:×山極壽一×出口康夫 | ローカルとグローバルの 〈あいだ〉
ダイアローグ03:×坂村健 | 技術と意識の 〈あいだ〉
ダイアローグ04:×伊藤亜紗×渡邊淳司 | 身体とITの 〈あいだ〉
第 Ⅲ 部 IOWNゲームチェンジ 不易と流行の〈あいだ〉
1 [過去・現在] インターネットが生んだひずみ
2 [未来] 次世代のために
3 [現在] 経済安全保障をめぐって
4 [現在・未来] 今こそゲームチェンジを
5 [未来] ウェルビーイングをめざして
おわりに
著者紹介

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