枚方の鍵屋資料館に行ってみる。地元の方に一度ご覧あれ、と勧められたところ。確かに素晴らしいところであった。
枚方宿は、東海道57次の4次(伏見、淀、枚方、守口)の内の一つとのこと。なお、京都から大阪間は、船が多く使われ、そういう意味では、53次とは区別もされていたようである。
江戸時代、枚方宿は淀川水運の中継地。伏見と大坂を結ぶ三十石船が枚方浜にとまると、船宿から茶舟がこぎ寄せて、「餅くらわんか、酒くらわんか」という掛け声で飲食物を販売。この船を、「くらわんか船」と呼んだ。
鍵屋資料館は、その船宿があったところである。
昼食は、くらわんか船に影響を受け、割烹藤でくらわんか素麺御膳、くらわんか汁をいただく。
さらに元気があったので、意賀美神社にも寄ってみた。本来は梅林で有名なところ。
なかなか充実した一日となった。
今日も暑い朝。本を読む元気がないので、OCNシアターで映画を楽しむことにした。
2002年の映画「ファイナル・ステージ」を見る。ピーター・オトゥールは好きな俳優であるが、この映画でも素晴らしい演技をする。人間の悪がよく出ている。
今日は二日酔いかつ暑い朝。考えられないので、OCNシアターで映画を楽しむことにした。
1990年のオーストラリアの映画「ニコール・キッドマンの恋愛天国」を見る。表題にはニコール・キッドマンのと付くが、主役はノア・テイラーとダンディ・ニュートン。
表題のような軽さは無く、上質の青春映画である。湖を挟んで向かい合う男子寄宿学校と姉妹校である女子カレッジ。その中で、ノア・テイラー演ずるダニーとダンディ・ニュートン演ずるアフリカ系のために周囲から好奇の目で見られていたタンディウェが心を通わせる姿を描く。ウガンダという国も絡み、映画のラストからの展開が気になる。
若い頃は、こういう男の行き方ハウツー本のようなものもよく手にした。
実践で鍛えるしかないが、なかなか真実をついており、興味深い。
著者の向谷 匡史さんは、「ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術」ほかで気になっていた方であり、なかなか面白く読んだ。
目次
1章 一目置かれる人は、「話し方」が違う!
2章 上司・部下を確実に「その気にさせる」
3章 相手をいかに「自分の土俵に引き込む」か
4章 沈黙は金、雄弁は銀 ―「存在感」を見せつける
5章 男の能力 ―「切り返す」「最後に落とす」技術
6章 「ここ一番で決める」話し方
統計学に関する新書の類はたくさん出版されている。
その中でも、本書は読みやすさ、整理のよさという観点からも一読を薦めたい。とは言え、統計学に興味を持っている人ならば知っていることばかりであろう。
人に教えるのは苦手だなと感じている人。
あるいは、初心者、ないしは時には初心に帰りたい人に薦めたい。
目次
1章 数字にダマされない「注意力」を養う
2章 数字でウソをつく人の「説得力」
3章 数字を使いこなすための「理解力」
4章 数字で人を動かす「共感力」
書店で眺めていて、気になった本。著者の門倉貴史氏の本は、よく見かけるので気になる人でもあったが、購入して読むのは初めて。
「日本のホワイトカラーの生産性が低い」という俗説に、種々のデータを交えて反論をするとともに、ホワイトカラーの将来像の一端も示す。
書名は軽いノリだが、内容はなかなか充実している。
目次
プロローグ 法案提出見送りとなった「ホワイトカラー・エグゼンプション」
第1章 本当に日本の生産性は低いのか
第2章 残業はなぜ増える
第3章 ホワイトカラーの給料はどうやって決まるのか
第4章 日本のホワイトカラーはどこへいくのか
読書ブログを参考にしている思案中さんの紹介。
思案中さんと同じように、表題に惹かれて読んだ。表題は売るにはよいが、内容を表しているとは思わない。しかしながら、なんばの魅力は伝えていると思う。
改めて勉強になったことは多い。
文章が読みにくいのが難点。
コテコテ論序説----「なんば」はニッポンの右脳である●
目次
序章「なんば」は日本の右脳である------感情を司る街
第1章鴨南蛮と「なんば」の関係------ミナミとキタの誕生
第2章一直線ではつまらない------鉄道ブームの到来
第3章焼けても焼けても甦る------見世物小屋、そして吉本興業
第4章美味しくて新しい------くいだおれの街を歩く
第5章野球場で遊んでしまえ------「大阪球場」の先進性
第6章お笑いはしぶとい------吉本興業の時代
第7章繁華街に里山が出現------「なんばパークス」の可能性
終章そしてみんな大阪になった------個人的大阪概論
あとがき
主要な引用・参考文献とHP
阿刀田高さんの本が並んでいたので、購入。
新幹線の中であっという間に楽しく読んだ。脳みそを小説家が料理するとこうなるというようなあざやかさである。
脳みその研究
海の中道
兄弟姉妹
小説ウイスキー教室
応久礼を捜せ
裏窓
狐恋い
掌の哲学
雨のあと―あるいはエピローグ風の小品
日垣隆さんの紹介。
ウィキノミクスは、パラダイムシフトを表す言葉である。
アメリカのマーケティングの本を読むと新しい言葉が次々と出てくるし、店の名前等と概念の区別ができないことが多いので、読むのに苦労がある。
しかしながら、この本で紹介されているものは、帯にある「イノセンティブ」「セカンドライフ」「マイスペース」「フリッカー」を始め、知っているものが多く、興味深く読める。
通信業界に対する批判にどう答えるのかは、課題。フリーライダー対策はいずれにせよ必要だろう。
英語版であり、読む気がしないが、以下に本書の続きがある。
http://www.wikinomics.com/index.php
なお、「マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ」という副題は、「How Mass Collaboration Changes Everything」の訳としては、もの造りに焦点が当たっており、本書の副題としては不適切であろう。本書には「副題の候補たち」という項があるくらいであるから、なおさら不適だと感ずる。
第1章 ウィキノミクス―ピアプロダクションの神髄
第2章 嵐のなかの嵐―技術、世界経済、台頭する新世代が一体となり、「価値創造プロセス」を革新する
第3章 ピア開拓者―ソフトウェアは最初の一歩にすぎない
第4章 アイデアゴラ―備えある人材の市場
第5章 プロシューマー―どうぞ自社製品をハッキングしてください!
第6章 新アレクサンドリア人―科学の共有と共有の科学
第7章 参加のプラットフォーム―ステージは世界、主役は自分
第8章 世界工場―地球規模のエコシステムで物を設計し、製造する
第9章 ウィキワークプレイス―人々の力を解放する
第10章 コラボレーションの精神―独創的な考え方の威力
第11章 ウィキノミクス攻略法を作ろう―この本を編集し続けましょう! (みなさんの意見が、ぜひ必要なのです)
注釈
索引
夕刻も、ゆっくり休むことにして、OCNシアターで映画を楽しむ。
1992年の「恋に落ちたら・・・」を見る。ロバート・デ・ニーロ、ビル・マーレー、ユマ・サーマンの誰もが良い。設定はむちゃくちゃだが、まったりしている。