ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

サラリーマンの正しい悪知恵―まじめに働く人の「会社対策」マニュアル

2006-02-26 21:42:27 | 本と雑誌

飛行機に乗るのに暇つぶしに買った本であるが、意外に真面目な本であり、面白かった。

読んだからといって、そのまま信じる人もいないだろうが、一面の真理を突いている。新しい世代向けのサラリーマンとしての生き方を示すものではあろう。

1 「会社」の操作方法 基礎編―社員として、会社とじょうずにつきあう方法(安月給に不満があるときの対処法
やはり、「社内出世」が気になるときに ほか)
2 「会社」の操作方法 応用編―マスターすれば完全無敵!?「社員生活」向上テクニック(トップの経営姿勢に、怒りを感じたときに
会社員のための、不正・犯罪予防法 ほか)
3 会社に出しぬかれないための正しい悪知恵―アナタの会社が、理不尽に動き始めた(=故障した)場合の対処法(「労働条件」をめぐるトラブル解決法
「ピンチのとき」のトラブル解決法)
4 使えない会社からの乗り換えかた―故障した会社に見切りをつけて、転職活動をするアナタに(転職指向の会社員の「完全武装計画」
次の「会社」に移るときのマル得法律講座 ほか)

サラリーマンの正しい悪知恵―まじめに働く人の「会社対策」マニュアル

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娘に語るお父さんの歴史

2006-02-25 08:23:00 | 本と雑誌

1963年(昭和38年)生まれの重松清さんが書く、娘のための、1970年(昭和45年)大阪万博までの歴史。スコープを1958年(昭和33年:ふとっちょパパが生まれた年)まで広げているので、自分のこととして読める。

同時代のことは泉麻人さんがうまく書くな、と思っていたが、重松さんの分析も面白い。

ちくまプリマー新書は、「従来の「新書」の読者層は大学生から中高年の男性でした。「ちくまプリマー新書」は、まず、より若い読者にまっすぐ向き合っていきます。その上で、女性読者、中高年読者など、幅広い読者層にひろがっていくものにしていきたいと思っています。」とのことで若い読者を対象としているのであるが、この本はふとっちょパパにとって私たちが生きてきた時代を考えるのに参考になる。未来を夢見る子どもに育てたい。

序章 お父さんだって、昔は子どもだった
第1章 子どもたちはテレビとともに育った
第2章 子どもたちは「パパとママ」に育てられた
第3章 子どもたちは「ふつう」を期待されていた
第4章 子どもたちは、小さな「正義の味方」だった
第5章 子どもたちは「未来」を夢見ていた
エピローグ きみたちがオトナになる日のために

娘に語るお父さんの歴史

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「仕事研究集団」の育て方―すべての人の知恵を引き出すマネジメント

2006-02-24 23:13:04 | 本と雑誌

前の会社の仲間がこれに取り組み、大きな効果を挙げている。その元となった本があるとは知らなかった。ずっきんさんのブログを読んでいて、この本があることを知り、早速購入、一気に読んだ。

とはいっても、版元にも無いようで、アマゾンのマーケットプレイスで購入した。

以下のような内容を、各種事例を交えながら説得力ある文章で一気に読ませる。小さな集団で始めて、大きなうねりを作ってみたい。正に「ふつうの上司と部下で、非凡な組織をつくる実践手法! 」である。

第1章 仕事の場でなぜ「研究」なのか―仕事に知恵をこめるとは
第2章 「仕事研究」の動きが人を生かす―部下を自立させるマネジメント
第3章 「仕事研究」の集団を育てる―名人芸にたよらない部門活性化
第4章 「仕事研究」の集団を育てる―個人ではなく集団をまるごと変える
第5章 小集団活動はなぜ沈滞する―活力を失い形骸化した理由
第6章 すべての部門を仕事研究集団に―特性に合わせた働きかけを
第7章 「仕事研究」をもたらす風土―人間と企業の革新へ向けて

「仕事研究集団」の育て方―すべての人の知恵を引き出すマネジメント

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自分を棚にあげて平気でものを言う人

2006-02-20 17:07:27 | 本と雑誌

「自分を棚にあげて平気でものを言う人」に対応しようというよりも、すべての人との人間関係を作ろうという本に仕上がっている。

残念ながら、どのような題でも同じ内容ではないかと推察するので、他の本を読んでみようと言う気が湧いてこなかった。

しかしながら、人間関係を分析した本として見ると、幅広く書いてあり、やる気が湧く人もでてくるのではないか。

自分を棚にあげて平気でものを言う人

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まずは社長がやめなさい

2006-02-19 21:16:04 | 本と雑誌

刺激的な題に惹かれて読む。丹羽宇一郎さんが、ふとっちょパパの目には暴走と見えるときに、伊丹さんがとても上手にフォローをし、丹羽さんが活きる。

株主至上主義、市場至上主義の人は読まないだろうな、と想定されるのが残念。

経営に志が必要だというのは、そのとおりだと思うし、そのような後輩を作ろうというのもよく分かる。

蛇足ながら、著者紹介より。
丹羽 宇一郎 様
1939年愛知県生まれ。62年名古屋大学法学部を卒業、伊藤忠商事入社。NY駐在、業務部長などを経て98年に代表取締役社長に就任。99年に約4000億円の不良資産を一括処理しながら翌2000年度決算で同社史上の過去最高益を計上し、世間を瞠目させる。04年に代表取締役会長に、05年には代表権を返上した

伊丹 敬之 様
1945年愛知県生まれ。67年一橋大学商学部卒業。72年カーネギー・メロン大学経営大学院博士課程修了。スタンフォード大学経営大学院客員准教授を経て、85年一橋大学商学部教授に就任。現在は一橋大学大学院商学研究科教授。経営学専攻

まずは社長がやめなさい

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ゴールドラット博士のコストに縛られるな! 利益を最大化するTOC意思決定プロセス

2006-02-18 21:23:42 | 本と雑誌

ゴールドラット博士の著作を「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」「ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス」「チェンジ・ザ・ルール!」と読んだが、その集大成である。

今回は小説形式ではなく、普通のビジネス書としての体裁をとっているが、謎解きをするような手法は、なかなか秀逸である。

考え方を参考にしたい。

なお、原書の26章以降が省かれており、肝心なスケジュール構築手法が読めないようになっている。英語が苦手なふとっちょパパとしては大変残念である。

ゴールドラット博士のコストに縛られるな! 利益を最大化するTOC意思決定プロセス

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これがとなりの奴の給与明細だ!―給料のヒミツがわかる本

2006-02-16 12:59:09 | 本と雑誌

びっくりするような内容はない。1996年3月26日初版発行であるから、ずいぶんと変わっているだろうと思う。

これがとなりの奴の給与明細だ!―給料のヒミツがわかる本
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急がば疑え!

2006-02-08 15:00:25 | 本と雑誌

日垣隆さんがエコノミストの敢闘言として、2001年から2005年にかけてお書きになったものである。ご本人も常々言われているが、未来になっても古くならない。コラムの力強さを感じる。

第1章 不安 2001年
サラ金は今どうなっているのか
出会い系と百人一首
モードとファッションと男
大臣と官僚と知事
韓国映画の今  ……
  
第2章 迷い 2002年
雪と大人と子ども
日本の郵便制度は誇るべき
ファストフードと食客文化
新潟少女監禁犯の量刑
「巨人の星」が部活に与えた影響力  ……

第3章 暴走 2003年
夢について
骨折体験と医師
貴乃花の引退
銃社会の到来
国交省の本音  ……

第4章 堕落 2004年
交通事故死者数
再配達のお知らせ
自己紹介の要諦
貸し会議室
発明の対価  ……

第5章 怒り 2005年
奈良小1誘拐殺人事件
大人の調査能力低下
チーズと日本人
北朝鮮も国民は一律ではない
EUと死刑廃止  ……

急がば疑え!

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日本の歴史をよみなおす (全)

2006-02-05 08:32:58 | 本と雑誌

いつも注目している思索中さんの記事で紹介されており、気になっていた本をようやく読んだ。

この本の後半では、「日本は島国で、周囲から孤立した閉鎖的な社会であり、それだけに一面では他からの影響をあまりうけることなく独特な文化を育てることができた。(中略)そしてその文化を支えているのは、水田を中心とした農業であり、日本の社会は、弥生文化が日本列島に入ってからは、江戸時代まで基本的に農業社会であり、産業社会になるのは明治以後、さらに本格的には高度成長期以後である」(p229)という日本史の常識に対して、当時の残された文献(それも襖下張り文書をも読み解く)等を読み直し、そうではないことを立証する。

前半部分も知らないこと、考えて見なかった視点の連続であり、面白い。久しぶりに、歴史の本を読んでいて面白いと感じさせられたし、常識が覆されることに知的興奮を感じた。

日本の歴史をよみなおす (全)

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