ニヒリズムをキー概念にニーチェやハイデガーを手がかりとして、20世紀を読み解く。
アメリカ文明の終着点を技術主義とニヒリズムと見るところは圧巻。
ところで、最後の方に「最新版 スポック博士の育児書」の話が出てくる。
私は、松田道雄先生の「定本育児の百科」が好きで、最近は会社の仲間あるいはその配偶者が妊娠をするとプレゼントをすることにしている。
経済学の教科書化、育児書の教科書化、それから外れたものがおかしいという見方はおかしい(「日本経済は教科書どおりになっていない、だから日本経済を改革せよ、グローバル・スタンダード(世界標準)を適用せよ・・・・・・。」)との指摘がある。
松田先生の育児の百科は決め付けが無くおおらかでありそこが好きなのだが、ふとっちょパパが感じていたことが、解明された気がした。
20世紀とは何だったのか―現代文明論(下)PHP新書
人間は進歩してきたのか―現代文明論(上)PHP新書
最新版 スポック博士の育児書
定本育児の百科