ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

20世紀とは何だったのか―現代文明論〈下〉「西欧近代」の帰結

2005-01-30 01:25:27 | 本と雑誌
おなじみ佐伯啓思先生の人間は進歩してきたのか―現代文明論(上)PHP新書の続編である。
ニヒリズムをキー概念にニーチェやハイデガーを手がかりとして、20世紀を読み解く。
アメリカ文明の終着点を技術主義とニヒリズムと見るところは圧巻。

ところで、最後の方に「最新版 スポック博士の育児書」の話が出てくる。
私は、松田道雄先生の「定本育児の百科」が好きで、最近は会社の仲間あるいはその配偶者が妊娠をするとプレゼントをすることにしている。
経済学の教科書化、育児書の教科書化、それから外れたものがおかしいという見方はおかしい(「日本経済は教科書どおりになっていない、だから日本経済を改革せよ、グローバル・スタンダード(世界標準)を適用せよ・・・・・・。」)との指摘がある。
松田先生の育児の百科は決め付けが無くおおらかでありそこが好きなのだが、ふとっちょパパが感じていたことが、解明された気がした。

20世紀とは何だったのか―現代文明論(下)PHP新書
人間は進歩してきたのか―現代文明論(上)PHP新書

最新版 スポック博士の育児書
定本育児の百科

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CAFE & CIGAR BAR CHARDONNAY

2005-01-28 00:30:00 | 日記・エッセイ・コラム
1月28日(金)に、最近知り合ったなんと同学年生まれの方に紹介され、連れて行っていただく。
その名は、CAFE & CIGAR BAR CHARDONNAY
葉巻に縁がないふとっちょパパには、CIGAR BARの部分はそう魅力的ではなかったが、壁に飾られた葉巻を吸っている人の写真は興味深かった。恋の手ほどきGIGIのレスリーキャロンの一枚が特に目に止まった。
CAFE BARとしてはとても静寂ですばらしい。
ふとっちょパパのブログは見る人もいないので、心配ないが、他の人には教えたくないお店である。
同学年の方は、若い時から事業をしている方であり、バイタリティありで、楽しい一時でもあった。

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世間のウソ

2005-01-25 23:50:41 | 本と雑誌

日垣隆さんの新書。ガッキーファイターで一度読んでいるはずだが、再度読むと発見がある。
あっという間に読めるというのは、文章にごまかしが無いからだと思う。
多くの人に一読を薦めたい。

世間のウソ新潮新書 99

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散歩のとき何か食べたくなって

2005-01-24 13:08:46 | 本と雑誌

またもや、池波正太郎さん。
うまいものが、時代とともに消えていくのが分かる気がする。
ただ、ふとっちょパパはどこにも行ったことがないので、他に新たに生まれていないのかは分からない。
都市が醜悪になるという感覚はよく分かる。
ふとっちょパパが東京に出てきた昭和55年、1980年の羽田あたりはスモッグでひどいところだと思っていた。

散歩のとき何か食べたくなって新潮文庫

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四海樓のちゃんぽんと皿うどんは美味しかった

2005-01-23 08:20:28 | 日記・エッセイ・コラム
1月19日。長崎に行き、昼食は、四海樓でいただく。
りっぱなビルになっており、2Fにはちゃんぽんミュージアムなるものがあり、興味深い。
食事は、5Fで長崎港から稲佐山まで望めながら「小ちゃんぽんの定食」は一人前、「皿うどん」は同行の人と半分にして、いただく。
雰囲気もよく、味もおいしい。
「皿うどんを取り分けずに、それぞれ一人前ずつ頼んでもよかったね」と同行の人と話をしたことであった。
夜の懇親会の後にこっそりと食べに行ったところが、残念だったので、四海樓の素晴らしさが際立った。


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総理の資質とは何か―崩壊する小泉改革

2005-01-19 07:40:07 | 本と雑誌

佐伯啓思先生らしく、近現代の政治思想に対する深い理解を基礎に、小泉政権に代表される「日本の政治と国民」を批判する。
実に明快であり、「目からうろこが落ちる書」、という帯は正しい。
出版後2年経つが古くなっていない。

総理の資質とは何か―崩壊す...小学館文庫

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殺し文句の研究

2005-01-16 07:50:32 | 本と雑誌

阿刀田 高さんの文庫、新書はすべて読んでいる。
「殺し文句の研究」は、「夜の紙風船」と「雨降りお月さん」を合わせて、改訂再編集したものとのこと。
確かに読んだ気もするが、うまく再編集されているようであり、新鮮さを感じながら読んだ。
中学生のころに”Man is mortal”という成句を習った、という話から始めて「今までずっとそうであったということが、はたしてこれから先もずっとそうであるという保証になるかどうか」、という疑問を説明するところなど、同じようなことを考えていながらも、どうしてこんなにうまく伝えられるのかと感心する。

殺し文句の研究新潮文庫

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人間は進歩してきたのか―現代文明論〈上〉「西欧近代」再考

2005-01-11 21:34:18 | 本と雑誌
佐伯啓思先生の本は、新書レベルではよく読む。この本も整理していたら出てきた本。
現代文明を捉える視点が大事だと思わされる。

人間は進歩してきたのか―現...PHP新書


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日本人の壁

2005-01-11 21:26:38 | 本と雑誌

以前読んだ本を整理していたら出てきた。中山治さんは心理学者であり、心理学的日本人論という面白い切り口である。
そうかなと思わせられるところが多い。

日本人の壁

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子どもが減って何が悪いか!

2005-01-11 15:02:33 | 本と雑誌
表題を見ると、単に刺激的な本かなと勘違いするが、結構中身が濃い本である。
赤川学さんは、1967年9月5日生まれというから、10歳ほどふとっちょパパより若い。
私も、先輩方が子供が減ると大変だという度に、少々人口が減ったくらいの方がよいのではないのかと漠然と疑問を持っていた。
赤川さんのこの本は、これに対し正面から切り込みをかける。
序章 世に溢れるトンデモ少子化言説
第一章 男女共同参画は少子化を防げるか
第二章 子どもを増減させる社会的要因は何か
第三章 夫の家事分担は子どもを増やせるか
第四章 男女共同参画は少子化対策ではない
までで、男女共同参画が少子化対策として有効ではないことを論証(統計学の勉強になる)。
とはいえ、男女共同参画は別の論理から推進されるべきだとする。

第五章 少子化の何が問題なのか
第六章 少子化はなぜ止まらないのか
第七章 子育て支援はいかに正当化されるか
第八章 子どもが減って何が悪いか!
では、少子化を前提とした制度設計が重要だという議論を展開する。

リサーチリテラシーの重要性を指摘する部分は面白い。
しかしながら、どうも理解が一緒にならないところは、「選択の自由」ということに最終的な価値を置くか否かのところにあるような気がする。
日本の社会規範をどのように作っていくのかという基本のところで、自由からスタートするのか、ある一定の制約があるものと考えるのかだと思う。
すなわち「善の構想」(望ましい生き方や人生設計)からの中立を要請する考え方には、ふとっちょパパは組することはできない。「善の構想」がなければ、そこには無責任しか残らないような気がしている。
このあたりは、またの機会に考えてみよう。

子どもが減って何が悪いか!ちくま新書 (511)



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マイ・ストーリー

2005-01-10 10:24:34 | 本と雑誌

著名な銅版画家である山本容子さんの自伝。
1952年4月7日のお生まれとあるから、ふとっちょパパより6歳お年を召していらっしゃるのだが、その生き方はパワフル。
池波正太郎さんの本を年末年始に読んだが、芸術家が日々一生懸命生きていることに驚く。
サラリーマンがビジネスマンになれば、そうなるだろうか。
若い時から、意識して成長しなければ、新しい仕事、新しい出会いもないだろう。
覗き見趣味的な、男と女の問題をベースにおきながらも、それだけではない。
芸術論もベースにあり、興味深い。

マイ・ストーリー

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マツダはなぜ、よみがえったのか?

2005-01-08 11:33:30 | 本と雑誌

20c宮本喜一さんの同書は、マツダファンという視点を超えた、ビジネスの教科書として面白く読める。
アテンザ20Cを昨年10月に購入したが、マツダがよみがえったから、アテンザ20Cを購入したという意識は無かった。
今回、この本を読み、自分の選択が正しかったことに確信をもった。
また、企業が存亡の危機からいかによみがえるのかを、明確に描き出している。
マツダファンならずとも、一読する価値がある。
国際戦略を考える基礎にもなりそうであるし、実に面白い本である。
経営に興味を持つ人に読んでもらいたい本。

マツダはなぜ、よみがえったのか?

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池波正太郎の銀座日記

2005-01-08 10:32:56 | 本と雑誌

男の作法」に続けて読む。銀座という単語に興味が湧き読んだのだが、実は池波正太郎さんの生き様そのままが描かれている。素晴らしい毎日。充実している。
ブログでもこれだけの生き方を下敷きに、筆力があれば、素晴らしいものができる。
あれば、売り物になっているとは思うが。

池波正太郎の銀座日記新潮文庫

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左足の甲を痛めた

2005-01-06 23:45:53 | 日記・エッセイ・コラム
1月4日朝6時15分頃、突然50Mくらいをかなり早く走る羽目になった。
その時は、なんともなく、また、翌5日もなんともなかったのだが、6日の5時ころより、左足の甲に痛みを感じ目が覚めた。そのまま、だんだん悪くなり、歩くのが困難。駅までと思っていたが、会社までタクシーで行くこととなる。
お客様と会う必要があったのだが、足の方に気を取られ、きちんと応接もできず失礼をした。
その後、隣のビルの女医(日本形成外科学会認定医 、日本体育協会公認スポーツドクター、日本医師会認定産業医)に、腱に痛め止めを注射していただき、かなり改善。午後5時頃にようやく足を引きずることなく歩けるようになった。
痛め止めの注射は2時間しか効かないということであったので、鎮痛剤が効くレベルの痛みになっているものとは思うが、明日の朝は怖い。
日ごろウォーキングしかしていないので、突然の全力疾走は無理があった。
痛くついた、危険回避であった。


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天気の良い正月

2005-01-05 23:26:12 | 日記・エッセイ・コラム
大晦日の雪がうそのような快晴が続いている。
「何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。」(「悲しき玩具」より)
石川啄木の歌をいつも思い出すが、元旦は晴れが多いようである。
東京管区気象台のデータを見ると、1967年1月1日 ~ 1996年12月31日 の30年間で晴れは80%ということであるから、間違いない。

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