内田樹先生を読む。
この本は、前半はまだしも後半の書評はほとんど理解できなかった。哲学的な背景が理解できていないので、言葉をフォローできない。
第1章 コミュニケーションの作法
第2章 身体は知っている
第3章 社会システムの盲点
第4章 出会いとご縁
第5章 作品からの「呼び声」
第6章 メメント・モリ
またまた、先生。
この本は、幸福論である。女性に初出は受け入れられたそうである。皆疲れているのだろう。
目次
Ⅰ 心耳を澄ます
Ⅱ 働くことに疲れたら
Ⅲ 身体の感覚を蘇らせる
Ⅳ 「らしく」生きる
Ⅴ 家族を愛するとは
内田樹さんにはまっている。
大人になるということ、大人の考え方について説明する。よく理解できるが、自分の口ではうまく説明できない。
<たいへんに長いまえがき>の冒頭にこうある。
<長く生きてきて分かったことはいくつかあるけれど、その中の一つは「正しいこと」を言ったからといって、みんなが聞いてくれるわけではない、ということである。>
何のための議論なのかをよく考えるべきだというのは、常日頃感じていることであるが、議論のための議論をするなという豊富な実例が提示される。
第1章 はじめて大人になる人へ
第2章 大人の思考法
第3章 大人の作法
第4章 大人の常識
石原結實先生のいつもの本。
新しい発見があるのではないが、ついつい買ってしまう。読みやすいし、石原式健康法を知らない人には是非一読をお薦めしたい。
お昼を食べすぎ、夜は飲みすぎというのを再認識したので、もう一段努力をしよう。
内田樹先生の本をまた読む。
ユダヤ人のことを書いているのではない。ユダヤ論であるが、世界をどう認識するかなど、認識の枠組みを示される。
理解したとは言えないが、面白い。もう一度読み直すと理解が深まるだろうが、他の本を読もう。
第1章 ユダヤ人とは誰のことか
第2章 日本人とユダヤ人
第3章 反ユダヤ主義の生理と病理
終 章 終わらない反ユダヤ主義
会社の方に教えていただいた本。
大阪で、株式会社エニーズという、オーダーメイドのスーツを販売するテーラーの女性社長である川崎昌子さんが、著者である。
女性向けに書かれた本であるが、仕事に対する取り組み方など男性にとっても共通に参考になる。
目次
1章 はたらく女には賞味期限がある
2章 代償を払うことの大切さ
3章 心の「自立」から始めよう
4章 ブラックホール時代をどう過ごす?
5章 自分を受け入れれば道は拓ける
原本は、1981年に出版されたというから入社して1年くらいしたころである。その頃、博多から始めて出て、東京に1ヶ月、大阪府茨木市に1年半くらい住んだ。東日本、西日本ということはまだあまり考えなかったが、その後東京、静岡、東京、熊本、東京、広島、東京、福岡、大阪と住むことにより、何かしらの違いを感ずるようになった。
その違いを、古代から始めて縷々明らかにした本である。興味深い。
1 ことば・身体
2 遺跡が語るもの
3 源氏と平氏
4 中世の人びと
5 常民の生活
6 建築・彫刻
7 江戸と上方
8 明治の動乱と建設
9 宗教の世界
10 民謡の足跡
11 文学の風土
付 日本の東部と西部と
阿刀田高さんは、ショートショートでも面白い作品をお書きになる。
本書は1982年11月に刊行されたものを一部改訂したというから、一度は呼んでいるはずであるが、残念ながらほとんど覚えていない。
改めて読んでみて、面白かったが、阿刀田高さんの深い思想は所々しか見えない。ショートショートに求めるものではないかもしれないが、少し物足りなさは感ずる。
内田樹さんは「おじさん」として好きな本をお書きになる。
日垣隆さんの有料メルマガでも絶賛されていた本が、今回読んだもの。
「人は人のために生きることによって、自分のためになる。」ということがよく分かる。当たり前の話なのであるが、人にきちんと説明しようとするとなかなか難しい。
この難しいことを、さらっと、時には難解に説明する。
まえがき
I 非婚・少子化時代に
いかにして男は籠絡されるか/弱雀小僧 is come back
めちゃモテ・ニッポン
夢の少子化対策
少子化と家族解体
「不二家」化する日本と育児戦略
早婚思考
プロジェクト佐分利信
II 働くということ
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』を読む
非正規雇用について
自分のために働いてはいけない l'un pour l'autre
不意にやる気がなくなった――創造的労働者の悲哀
「無人島ルール」を知っていますか?
キャリア教育論
III メディアの語り口
メディア・リテラシーとトリックスター
納豆疑獄とメディアの凋落
言い訳上手になりました
メディアのマナーについて
配架の愉しみと語彙について
クールなメディア
IV グローバル化時代のひずみ
与ひょうのロハス
銃規制と憲法修正
博士号売ります
シンガポールの悩み
階層社会フランス
ナショナリズムと集団性
身の程を知れ
V 共同体の作法
個食のしあわせ
食の禁忌について
子どもに触れさせてはいけないもの
性的禁忌考
健康って何?
敵をつくらないというテクニック
戦争のルール
VI 死と愛をめぐる考察
自殺する子どもたち
縮小する自我という病
絵画におけるエロスとタナトス
死をめぐる二つの考察
正しい葬送儀礼とは
愛神愛隣
あなたなしでは生きてゆけない
あとがき
文庫本が出た1997年に買ったのだが、なぜだか積読になっていた。塩野七生さんのローマ人の物語を読み、長い読み物にもだいぶ慣れたのかもしれない。断片的には聞き知っているトロイアの物語をまとめて読んだ感じがする。
あとがきにこうある。
初めに三つの叙事詩があった。
ホメロスの<イリアス><オデュッセイア>そしてヴェルギリウスの<アエネイス>である。
阿刀田高さんのちからで古代トロイアの物語を楽しめる。