堺屋太一さんのビジネスリーダー・シリーズ(NTT出版)の第二段。
興味深いが、少々ダブっている感じのところもあり。
とは言っても、シニアについて書かれた本として、色々と貴重な指摘がある。
堺屋太一さんのビジネスリーダー・シリーズ(NTT出版)の第二段。
興味深いが、少々ダブっている感じのところもあり。
とは言っても、シニアについて書かれた本として、色々と貴重な指摘がある。
米原万里さんが、読売新聞日曜版に連載(1998.6.7~2001.3.25)した142篇を80篇に加筆訂正したものが本書である。
いつもながら、鋭い指摘が、ユーモアをもってなされており、その筆力に驚く。残りの62篇も読んでみたくなる。
米原万里さんは読ませる。ネコとイヌの話であり、あまり興味が無い分野であるが、米原万里さんの筆力は冴え渡り、一気に読んだ。
表題に惹かれて買ったもの。OCN楽天ブックスで購入したので、中身を立ち読みできなかった。立ち読みしたのなら、買わなかったかも知れない。
二十年後と題しているが、今の企業のレベルを取材によりレポートする。取り上げられる未来図は、次の16。
トイレ、バスルーム、洗濯機、ベッドルーム、防犯、エネルギー、ロボット、テレビ、生ゴミ、冷蔵庫、クルマ、キャッシュ、キッチン、ペット、葬式、未来予測
立ち読みしたら買わなかったかもしれないが、買ってしまって読んでみると、それなりには面白い。
会社の30代の仲間が読んで、薦めてくれた本。最近、山本真司さんの本を「会社を変える戦略―超MBA流改革トレーニング」「40歳からの仕事術」と立て続けに読んだので、最新刊も気にはなっていた。
もちろん勉強になる本であるが、やはり20代、30代向けだと思う。40代も後半になると、それを今更言われてもね、という感じになる。
40代には、40代向けの本がよいと思う。
山本真司さんは、50代向けの本はお書きにならないかな。50代に入る前に読んで、心構えを持ちたいところである。
宇宙大作戦シリーズ、新宇宙大作戦シリーズはすべて読んでいる。今回久しぶりに気がついて購入した、「宇宙大作戦 ネメシスS.T.X」も実に面白い構想であり、一気に読めた。
稲垣武さん(元朝日新聞社、現在はフリージャーナリスト)、加地伸行先生(大阪大学名誉教授)のお二人による、対談。
中国との関係はいつも難しいと感じるが、歴史的な背景、民族的な背景などきちんと違うということを認識すべきだと、再確認させられる。
日本がしっかりすることが大事だと感じさせられる。
「会社を変える戦略―超MBA流改革トレーニング」に続いて、山本真司さんの本を読んだ。この本も、勇気を与えてくれる。特に、「自分の頭で考える」ということの重要性を再認識した。赤提灯のビジネススクールというコンセプトで、考え方の基本を、会話形式でストーリー展開していくのは実に読みやすく、理解しやすい。
序章 終末と始まりの予感
第1章 MBA不要論
第2章 自立するための思考法
第3章 本質をえぐる分析技術
第4章 メッセージを売り込め
第5章 自分を変える戦略
終章 決断
最初のほうは、半信半疑で読み始めた。論証が甘い感じがしたからである。
途中からは、迫力有。一気に読ませる。
新しい視点を切り開いていただいた。
著者の三浦展さんは、1958年生まれであり、この方も同じ年代。
著者の山本真司さんは、ふとっちょパパと同じ年齢。そういう意味でも親近感を持って読んだ。
内容もすばらしく、これだけの充実したことを、ストーリーを作りその中でうまく説明している。頭の整理がうまくできるし、大きな課題も認識できる。やる気もわく。
自分の仕事の中でどの程度実践できるのか、それが問題だ。
山本真司さんの他の本も読みたくなった。
著者である、原島重義先生には、九州大学で民法を習った。というか、私の時の民法は徳本先生であり、徳本先生の試験を受けた。下の学年が原島先生の授業を受けることとなっており、授業だけを受けた。
原島先生の論文としては、ふとっちょパパが大学入学の年にお書きになった「わが国における権利論の推移」(法の科学4号(1976年))を大学3年の頃一生懸命読んだ覚えがある。あれ以来、このような本格的な論文は全く読んでいなかったので、書店で見かけた時にはどうしようかと思ったが、表題につられて買ってしまった。
この本は、1994年に立命館大学法学部の「法政特殊講義」をもとにしたものである。カント、ヘーゲル、サヴィニーを中心に、「法的判断とは何か」をぎりぎりと詰めて議論の展開をされる。
法科大学院などでは、このようなことは勉強しないのだろう、と想像する。
司法研修所のテキストブックを読んだ経験を紹介している部分がある。「法的判断の創造性、これこそ、実務家の生き甲斐であり、修習生もまた励まされるところではないでしょうか。実務修習の現場では、教官の豊かな経験に基づいて、そのような味付け、鼓舞激励が充分になされているのかも知れません。ところが、どうもあのテキストには、全ての判断規準は既存の法規範の中に全部用意されている、というそんな姿勢があって、これが読む者を息苦しくするのではないか、という感じがする。法的判断の創造性ということを正面に据えて、その中身・内実を明らかにすること、これはもちろん、実用法学研究者の課題でもあります。」(P45)
テレビに出てくる法律屋(法を身近にするというのでは良いのかも知れないが)でない本当の法律家には、是非読んでみてもらいたい気がする。
講義であるので、適当に雑談も交えながら、ぐんぐんと話を進めていくのが、気持ちよい。理解したとは到底言えないのが、残念だが。
古田隆彦さんのお書きになったこの本を、「人口減少時代」という言葉に惹かれて購入した。しかし、書かれている内容は、今まで聞いたことがないようなマーケティング理論である。
「少子化」ではなく「増子化」だ/「高齢化」ではなく「超中年化」だという指摘など、人口減少時代の分野でも面白い。
また、マーケティング論としては、現代記号学の祖ソシュールを始めとして、哲学、心理学等の成果も応用しながら既存のマーケティングが需要の一部しか取り扱っていないことを説明し、「差延化戦略」「差元化戦略」という新たな提案を行う。