「市立枚方宿鍵屋資料館」で、吉田初三郎が描いた「枚方市付近鳥瞰図」を見る。ここで初めて吉田初三郎を知った。
平尾館長に「吉田初三郎のパノラマ地図―大正・昭和の鳥瞰図絵師 (別冊太陽)」の存在を教えていただき、さっそく購入。
知っているところを眺めていると楽しい。また、吉田初三郎のデータベースとしてもその生涯等が分かる。
「市立枚方宿鍵屋資料館」で、吉田初三郎が描いた「枚方市付近鳥瞰図」を見る。ここで初めて吉田初三郎を知った。
平尾館長に「吉田初三郎のパノラマ地図―大正・昭和の鳥瞰図絵師 (別冊太陽)」の存在を教えていただき、さっそく購入。
知っているところを眺めていると楽しい。また、吉田初三郎のデータベースとしてもその生涯等が分かる。
荻原浩さんをまた読んだ。
今度は、SF調の<愛と青春の戦争小説>。
現在と過去の人間が入れ替わると言うありきたりな設定であるが、素敵なドラマに仕上がっている。単に設定をすればよいというのではなく、ディテールを書き込み力、ドラマにするストーリー構築力が優れている荻原浩さんならではの作品となっている。
アイディアが同じでも時代ごとに書かれると違った作品になるように思う。現代に対する観察、過去に対する評価は、そのアイディアが書かれた時代の影響を受けだろう。
またもや荻原浩さん。この会の主人公は、金無し、家無し、借金あり、前科ありの伊達秀吉。この男が自殺を計画し、その人生そのままに実行できず、ひょんなことから誘拐をする。
誘拐をした相手が、組長の一人息子。ありえない話であるが、面白い。たっぷりと笑える。また、最後に警察に助けられると、ほっとする。
今日は、朝から掃除、洗濯をしてさっぱりとする。その後、ウォーキングに出かけた。
帰宅後、OCNシアターで映画を見る。2000年のアメリカ映画「ロミオ・マスト・ダイ」。ジェット・リー、歌手のアリーヤの競演が面白い。アクション映画らしい作りであり、すっとする。
帯にこうある。<パイオニア精神てんこもり 大阪はえらい! 即席ラーメン、回転寿司、電卓、プレハブ住宅、自動車学校・・・・・・>
大阪が元気だった頃の話を読むと、元気をもらえる。
「オロロ畑でつかまえて」で荻原浩さんが描いたユニバーサル広告社が、またもや難題を抱える。ヤクザ小鳩組のCIを担当するというのだ。
アル中でバツイチのコピーライター杉山を中心に、それぞれのキャラクターがきちんと書き分けられ、感動物語にもなっている。
いつもその読書ブログを参考にしている思案中さんが、2007年7月7日に紹介していた本。
成果主義に疑問を呈するという視点からの論考であり、興味深い。成果ベースの評価を否定しているわけでもなく、欧米流のものさしを導入することによる弊害について論ずる。
目次
1の章 成果主義・能力主義の原風景
2の章 旧来からある職場の人間関係
3の章 現代にみられる人間関係
4の章 派遣という労働体系のなかで
5の章 成果主義を検証する
6の章職場の求心力を守れ
続けて、荻原浩さんを読む。市役所から出向して超赤字のテーマパークと格闘する話。単純な善悪の物語でないので、ほろ苦い。
中で交わされている会話は、我々がどこかでやっていそうである。別に内の会社だけでなく、政治の世界でもそうではないだろうか。
それにしてもうまいなー。電車の中で読んでいて、クスクスと笑わずにはいられない。
しばらく荻原浩さんを読んでみようと思う。
今回読んだものは、第10回小説すばる新人賞受賞の作品である。人口わずか300人の牛穴村の青年団、倒産寸前のユニバーサル広告社。多彩な人材が登場する。楽しい。萩原さんは、広告制作会社に勤めていたことがあうということであるが、プレゼンテーションを聞いてみたかったな。
会社の人に薦められて読んだ。
帯にこうある。<粉飾行為は極悪人の手によって密室で行われたというような性質ものではない。その周囲には動機や意図の有無はともかく、直接間接を問わず数多くの関与者があり、さらにもっと多くの傍観者がいた。そこに独特の嗅覚を働かせる勢力する世の中には存在する。>
経済音痴のふとっちょパパには、関係が複雑すぎて、どのように錬金術がおこなわれているのかはしかとは理解できない。しかし、はっきりしていることは、どこかで破綻すると言うことである。経済音痴である所以であるが、「実態のある事業活動がなければならない。」と強く思う。
第1部 カネボウの罪
第1章 秘密工作
第2章 隠蔽
第3章 源流
第2部 メディア・リンクスの罰
第4章 循環取引
第5章 地下迷宮
第6章 破滅
第3部 監査法人の死
第7章 苦悩
第8章 破産会計士
第9章 衝撃
終章 香港、スイス、カリブ海
今年は平成20年。敗戦の年が昭和20年であり、ある種の感慨がある。
現在にも続く論争の元は、占領下の政策、日本人の対応にすでに表れている。
平成に入り20年が過ぎ、世界の中でどのように日本の存在を示せばよいのか、新しいアイディアが必要かもしれない。
第4部 さまざまな民主主義
第9章 くさびを打ち込む―天皇制民主主義(1)
第10章 天から途中まで降りてくる―天皇制民主主義(2)
第11章 責任を回避する―天皇制民主主義(3)
第12章 GHQが新しい国民憲章を起草する―憲法的民主主義(1)
第13章 アメリカの草案を日本化する―憲法的民主主義(2)
第14章 新たなタブーを取り締まる―検閲民主主義
第5部 さまざまな罪
第15章 勝者の裁き、敗者の裁き
第16章 負けたとき、死者になんといえばいいのか?
第6部 さまざまな再建
第17章 成長を設計する
エピローグ 遺産・幻影・希望