ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

デザインのデザイン

2012-05-30 09:02:24 | 本と雑誌

原 研哉さんは、以前「日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書) 」を読み、気になった方である。
しばらく積読になっていた本を読む。
読み始めると引き込まれてしまった。
デザインを通して社会を考えることになる。

目次

:まえがき
第1章 デザインとは何か
第2章 リ・デザイン――日常の21世紀
第3章 情報の建築という考え方
第4章 なにもないがすべてがある
第5章 欲望のエデュケーション
第6章 日本にいる私
第7章 あったかもしれない万博
第8章 デザインの領域を再配置する
あとがき

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黄金の日本史

2012-05-29 21:06:53 | 本と雑誌

加藤 廣さんの本。なかなか興味深い本である。
「キン」を基軸に、日本史の学習ができる。
なかなかユニークな視点で、新しい発見の連続である。

目次

序章 日本で金が発見されるまで
第1章 遣唐使は砂金を持って海を渡る
第2章 金の覇権をめぐる源氏と平家、そして朝廷
第3章 黄金伝説の正体
第4章 金を蕩尽する将軍たち
第5章 信長、秀吉、家康―金の夢は三者三様
第6章 通貨政策トンチンカン時代
第7章 金流出を止めよ―開国派と攘夷派のウラ側
第8章 双子の赤字を戦さで解消
第9章 ハイパー・デフレが導いた十五年戦争
第10章 ジパングの金庫はもぬけの殻
第11章 ドル経済を支え続けるピエロ国家

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原発と祈り 価値観再生道場

2012-05-27 05:44:18 | 本と雑誌

内田樹×名越康文×橋口いくよによる鼎談。
「原発供養」論などなかなかユニーク。
そのほかにもユニークな視点が多い。

目次

第1章 原発と鎮魂
第2章 ゴジラと原発
第3章 原発と祈り
第4章 祈りと呪詛
第5章 放射能と進化
第6章 転化する病
第7章 ショッカー化する人々
第8章 今を生きるための心構え

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言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる

2012-05-23 06:36:06 | 本と雑誌

猪瀬直樹さんの本。

言葉を使うのに、ルールに従うことが必要だという指摘。
サッカー選手の話など分かりやすく、おもしろい。

目次

はじめに 国難だからこそ「言葉の力」を
第1部 「言語技術」とは何か?
 1 日本人よ、世界をとらえる言葉を取り戻せ
 2 絵画、サッカー、フィンランド―「言語技術」の実践例
 3 「課題解決力」の身につけ方
第2部 霞が関文学、永田町文学を解体せよ
 4 言葉が国の命運を決める
 5 巧妙な「霞が関文学」
 6 政治家から言葉が消えた
第3部 未来型読書論
 7 「活字離れ」防止に秘策あり
 8 電子書籍は“黒船”か?
 9 都庁白熱教室実況中継―本を読んで脳に“筋力”を
 10 読書案内1―大宅壮一と三島由紀夫
 11 読書案内2―太宰治
おわりに 「作家の視点」で国をつくる

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将棋の子

2012-05-20 20:19:42 | 本と雑誌

大崎善生さんの本は、「聖の青春 (講談社文庫) 」で知った。
文体が好きなので、続刊も購入。
将棋そのものに興味はないが、独特の世界であり、興味深い。

目次

第1章 北へ
第2章 沈黙の海
第3章 夢への遡上
第4章 吹きあれる風
第5章 月光
第6章 再会の日
第7章 放浪
第8章 恋
第9章 勇気の駒

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有事対応コミュニケーション力

2012-05-18 06:30:33 | 本と雑誌

内田樹さんの名前があったので購入。
コミュニケーションに関する指摘は興味深いところもある。
他方、日垣隆さんの「原発事故と放射能汚染の「本当のこと」が知りたい--広島・長崎・ビキニからフクシマまで--徹底取材の全成果」(サイト限定電子書籍)を読んだところだったので、例えばチェルノブイリ事故の事実認識に関するところが正しいのかという疑問はある。

目次

1 情報の隠蔽と「メディアの裏」を読む力
2 情報格差社会に歯止めを
3 3・11で顕在化したメディアの病理
4 「右肩上がり」的発想からの転換

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暴言で読む日本史

2012-05-18 00:05:00 | 本と雑誌

清水義範さんの本を読む。
暴言が決して暴言でないことがよく分かる。
清水さんの本は読んでいて面白い。

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突破する力

2012-05-16 10:35:44 | 本と雑誌

猪瀬直樹さんの本。
目新しい発見は無いが、日ごろ思っていることが明確に示されている。
若い人たちに、是非読んでもらいたい。

目次

1 壁を打ち破るには“頭”を使え―不安な時代を「図太く生きる」章
2 自分の最大の武器は、弱点の中にある―「自分らしさ」を磨き込む章
3 成果につながる努力、無駄に終わる努力―人生を面白くする「本気の仕事力」の章
4 10人の知人より、1人の信頼できる味方―「本物の人間関係」を築く章
5 いくら稼いだかなんて、二流の発想―「人生」と「仕事」の究極の目的の章

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危機の思想

2012-05-13 11:00:43 | 本と雑誌

東日本大震災を受けて保守思想家9人が論説を書く。新市場主義者に対す理路である。

残念ながら、思想の本だからか、まったく頭に入ってこない。

ただ、思想史の中で考えることも必要だとは思う。

目次

序 私はこの震災をどう受け止めたか(西部邁)

第1部 大震災が日本人に突きつけたもの
1.文明の危機と世界観の転換(佐伯啓思)
2.文明の真冬に備え(柴山桂太)
3.トポスを取り戻せ(中島岳志)

第2部 文明にたいする被害か、文明による被害か
4.技術狂が文明を没落させる(西部邁)
5.「文明」への憎悪(東谷暁)
6.「技術」と「覚悟」(藤井聡)

第3部 日本沈没を止めるために
7.「復興」は如何にあるべきか(富岡幸一郎)
8.復興という名のショック・ドクトリン(中野剛志)
9.「我欲を洗い流す」復興論を(原洋之介)

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聖の青春

2012-05-12 10:02:26 | 本と雑誌

村山聖という怪童と言われた棋士がいた。
ネフローゼに苦しみながらも名人を目指し、壮絶な人生を歩む。
享年29というが、何倍も充実した人生である。
何とも言えない悲しさ、無念さが伝わってくるが、他方さわやかでもある。
文体は、私は好きであり、涙を誘う。

目次

第1章 折れない翼
第2章 心の風景
第3章 彼の見ている海
第4章 夢の隣に
第5章 魂の棋譜

コメント (2)
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人間の基本

2012-05-09 22:52:47 | 本と雑誌

是非読むべし、という人あり。
曽野綾子さんの本なので、なんとなく、書いていることは想像できる。
首肯できるところもあるし、そうかなと思うところもある。
私としては、全体的に、首肯できるところが多い。
ただ、一般的にはどうかな。

目次

第1章 人間本来の想像力とは
第2章 「乗り越える力」をつける教育
第3章 ルールより人としての常識
第4章 すべてのことに両面がある
第5章 プロの仕事は道楽と酔狂
第6章 ほんとうの教養
第7章 老・病・死を見すえる
第8章 「人間の基本」に立ち返る

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昭和天皇と美智子妃その危機に―「田島道治日記」を読む

2012-05-06 19:58:36 | 本と雑誌

初代宮内庁長官田島道治氏の日記をもとに、戦後の皇室をめぐる話題を解説する。筆致が抑えられており、苦労がよく伝わってくる。

目次

第1章 天皇退位か、留位か―昭和二十三年の日記
第2章 秩父宮事件の真相―昭和二十四年の日記
第3章 マッカーサーとの最後の戦い―昭和二十五・二十六年の日記
第4章 天皇「おことば」を巡る攻防―昭和二十七年の日記
第5章 吉田茂と田島道治―昭和二十八年の日記
第6章 皇太子妃誕生の秘話―昭和三十年前後の日記
第7章 苦悩する美智子妃と共に―昭和三十四年から死までの日記

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この国は俺が守る―田中角栄アメリカに屈せず

2012-05-05 20:15:29 | 本と雑誌

仲俊二郎さんは、サラリーマンから作家になった人。
田中角栄の金権政治家としての部分を捨象し、理想主義者、仕事人の部分を強調するとこうなるのだろう。
なかなか興味深い。

目次

1 決断と実行の男
2 庶民宰相誕生
3 日中国交回復
4 資源外交に踏み出す
5 反日感情の東南アジアへ
6 満身創痍
7 失脚への序章
8 ロッキード事件勃発
9 残された日々

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