阿刀田高さんらしい一冊。
旅行している先は、滋賀、鹿児島、新潟、東京であるが、話題は、ギリシャ神話、グリム童話、ミステリー等海外の文学に及び、時間も古代から現代までを自由に行き来する。
紀行エッセイとして素晴らしい。
第1章 余呉湖のほとり―滋賀1
第2章 源兵衛の首―滋賀2
第3章 紫式部はどこにいる―滋賀3
第4章 皿を数えて―滋賀4
第5章 青の悲しみ―鹿児島1
第6章 ヒーローたちの走路―鹿児島2
第7章 物語のパターン―鹿児島3
第8章 虚実こもごも―新潟1
第9章 黄金島異聞―新潟2
第10章 人魚の海―新潟3
第11章 翡翠と無用者―新潟4
第12章 深く深い森―東京1