17世紀初頭、大科学者ケプラーは、「同一の球を最も効率よく三次元空間に詰め込む方法は、果物屋のオレンジの積み方と同じ」という予想を立てたとのことであり、この証明の歴史が描かれる。
科学ジャーナリストであるジョージ・G・スピーロさんが恐らく分かりやすく書いているのだろうが、理解はできない。
数学的なところは全く理解できないし、理解しようとしなかったので、数学者の人間物語として読んだ。
それにしても、何がどうなっているのか理解できない。
目次
第1章 砲弾とメロン―最初の問いかけ
第2章 十二球のパズル―ケプラー予想の誕生
第3章 消火栓とサッカー選手―二次元の場合は?
第4章 トゥエの二つの試みとフェイエシュ=トートの功績―二次元での解決
第5章 何人いっしょにキスできる?―ニュートン=グレゴリーの三次元接吻数問題
第6章 ボールをネットにくるんでみたら―三次元接吻数問題の解決
第7章 潰れた箱―ガウスによる三次元格子充填の解決
第8章 正真正銘の難問―ヒルベルトの問題提起
第9章 遅々たる歩み―上界を引き下げる
第10章 シアン事件―偽の解決
第11章 真打ち登場―へールズによるケプラー予想の証明
第12章 コンピューターとアルゴリズム―へールズの手法
第13章 それはほんとうに証明なのか―コンピューターと数学
第14章 蜂の巣再訪―離散幾何学の未解決問題
第15章 これはエピローグではない
著者の村田幸生さんの本は読んだことはなかった。
近藤理論に嵌まったふとっちょパパとしては読まざるを得ない本。
そもそも近藤理論に嵌まったとはいえ、すべてのことを斜に構えているふとっちょパパだから、村田先生の言うことも分かる。
真実は中ごろにありそうだ。
目次
第1章 近藤理論という「壁」―医者はなぜ、反論できないのか
第2章 糖尿病治療の最前線―「血糖コントロール無用説」への科学的反論の試み
第3章 「平穏死」をめぐる理想と現実―胃瘻、終末治療を否定しつつ、すぐに病院に駆け込む日本人
第4章 「がん治療」の現在と未来―余命告知、抗がん剤の延命効果、副作用を考える
第5章 真のスーパー名医とは?―「老いと余生」に「医療」が介在する意味
内田樹さんがご自宅を新築。
その過程、その後を紹介。
素晴らしいことである。
目次
1 土地を買う
2 間取りを決める
3 材木を得る(京都・美山篇)
4 材木を得る(岐阜・加子母篇)
5 職人に出会う
6 能舞台をつくる
7 凱風館に住む
8 ぼくの住まい論