ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

話せぬ若手と聞けない上司

2005-09-28 10:15:39 | 本と雑誌

著者の山本直人さんは、昭和39年(1964年)生まれとあるから、ふとっちょパパより6歳年下の方である。以前、あるバーの女性から輪前、輪後ということを聞いたことがあるが、これは、東京五輪(昭和39年)生まれを境に、人が変わったのではないかという意見であった。おもしろいことを言う女性だな、と思ったことを思い出す。

「話せぬ若手と聞けない上司」というのは、面白い対比である。内容は、そうだ、そうだ、と頷くところが多い。ただし、読んだからどうなるというものでもない。コミュニケーションをとろうと言う気にさせれば著者の狙いは的中ということだろう。

話せぬ若手と聞けない上司

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自由学校

2005-09-26 14:39:32 | 本と雑誌

獅子文六という小説家は忘れられているだろう。ふとっちょパパは学生時代、文庫になっているものはすべて読んだ。2年前の夏に、実家で源氏鶏太さんの本を懐かしく読んだ。この7月に単身赴任で、自室に戻って以来初めて古い本を読み面白かった。

言葉遣い、考え方というものが、よく出ている。最近の本などよりよっぽど面白い。絶版のため、紹介できないのが残念だ。図書館にはあるかな。

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北京の愉しみ

2005-09-24 07:40:04 | 本と雑誌

中国てなもんや商社」の著者である谷崎光さんは、彼女自身がパワフルでありかつユーモアにあふれ、ふとっちょパパは、その著書を楽しみにしている。北京留学をし、執筆活動をしながら勉強もし、北京の普段の生活を楽しんでいる。興味深い一冊。

北京の愉しみ

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おもしろくて、ありがたい

2005-09-23 21:09:34 | 本と雑誌

池波正太郎さんのエッセイ、小説からテーマに沿って箴言を集めたもの。首尾一貫した考え方が見える。また、気持ちもよく伝わってくる。「人は死に向かって生きている」というのは、端的にして、心をうつ考えだと思う。そのために、今をしっかりと生きる必要がある。

おもしろくて、ありがたい
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楽しい古事記

2005-09-19 18:05:49 | 本と雑誌

阿刀田高さんのこの本は、以前から読もうとしながらなぜか途中で止めていた本であった。今回の三連休の仕上げの一冊として読了。実におもしろく読んだ。正に、阿刀田流、古事記入門。

楽しい古事記

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引導をわたせる医者となれ

2005-09-19 08:57:10 | 本と雑誌

九州帝国大学第一外科教授であった三宅速(みやけ・はやり)を中心に、時代、取り巻く人物も含め、ビビッドに描き出す。

アインシュタインとの交流を描いたところも興味深く読んだ。
速の自宅にアインシュタイン夫妻がやってきたときのエピソードも面白い。
「 つと立ち上がったアインシュタインは、グランド・ピアノに歩み寄り蓋を開けた。ピアノの椅子に浅く腰を落とした博士は、静かに指を鍵盤に滑らせる。何という曲だったか誰もわからなかった。だが、このピアノがこのようにたおやかな、優しい音色をだすことに、一同はただただ驚いていた。
 長男の博は、音楽などは女子どものするものと思い込んでいたために、世界の大物理学者がピアノを優雅に奏でていることが信じられず、ぽかんとしていた。」

博の長女である比企寿美子さんでなければ、描けないくらいに斬りこんだ表現にびっくりすることもある。

引導をわたせる医者となれ

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なぜ〈ことば〉はウソをつくのか?―理性と直観の哲学バトル!

2005-09-17 15:05:29 | 本と雑誌

新野哲也さんの本を初めて読んだ。観念的な感じがするが、でも、共感できるところも多い。
「不平や不満、批判や反省が多い、疑り深いひとは、ことばに依って立つ。物事に疑いをさしはさまず、じぶんを信じているひとは、直観力にすぐれている。われわれが迷い、思い悩むのは、ことばへの過剰な思いいれのせいだったかもしれない。それが本書のささやかな結論である。」とのことを理解するには、全文を読まなければ深くは理解できないと思う。

●第1章 ことばのセンスと直観を磨く 
●第2章 ことばを疑え! 
●第3章 ことばを引きずるひと、直観を追うひと 
●第4章 跳べ!直観の地平へ

なぜ〈ことば〉はウソをつくのか?―理性と直観の哲学バトル!

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ナポレオンを創った女たち

2005-09-11 16:13:37 | 本と雑誌

ナポレオンが意外にも女性に影響されやすい面があったことを、ナポレオン法典を軸に、時代背景、かかわった女性を描きながら、抉り出す。今まで考えてもいなかった視点であり、実に興味深く読んだ。

著者安達正勝さんは、「そして、古今東西第一の英雄といってもいいナポレオン、男の中の男ナポレオン、そのナポレオンでさえも女性にこれだけ運命を左右されるのであれば、ましてや、われわれ普通の男性は、とも思うのである。」と締めくくるが、ナポレオンだから運命を左右されるのが大きな影響を社会に与えるのであり、ふとっちょパパなら、仮に運命は左右されても社会に影響を与えないだろうな、と思い、読了した。

ナポレオンを創った女たち

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ロンドンの負けない日々

2005-09-09 08:56:21 | 本と雑誌

高尾慶子さんは元気がいい人だ。また、視点がぶれないので、読んでいても楽しい。今回は戦争の問題を正面から取り上げており、参考になる。歴史観論争とは違った視点が切り開かれる。

ロンドンの負けない日々
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経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ

2005-09-05 22:52:27 | 本と雑誌

山根節さんがお書きになった、この本は面白い。会計に関する読みやすい本は色々とでているが、このような本が王道かもしれない。
練習問題で、すぐ回答を見る癖をやめれば、もっと力がつくだろう。実際の数字をたくさん見て練習することが大事。

経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ

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黒喜劇

2005-09-04 06:58:59 | 本と雑誌

阿刀田高さんのミステリを読むときは、読み始めて直ぐに、今回はどういうアイディアで最後の落ちを作るのだろうかと楽しみが始まる。

また、新しい発見をすることも多い。ふとっちょパパは知らなかったのだが、「ハリウッドの映画用語にディゾルブ(dissolve)がある。」とのこと。こんなまめ知識を、ミステリを読みながら勉強できるのも阿刀田さんならではである。

黒喜劇

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部下力―上司を動かす技術

2005-09-03 22:33:25 | 本と雑誌

ICE(国際コーチ連盟)マスター認定コーチである、吉田典生さんによる、興味深い一冊。最初は、「部下力」と言わずに「現場力」と言えばよいのに、と思っていたが、そうではなく、やはり「部下力」がぴったり。

上司も単純に上司だけの立場でないわけであるし、色々な場面でこの考え方は活きる。

発注者と受託者という観点でも、アナロジーとして、対応を考えられる内容である。

部下力―上司を動かす技術

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