ロボッチイヌ

獅子文六さんの短編集。
皮肉が利いていて好きな作品だ。

目次

ライスカレー 9
ロボッチイヌ 27
先見明あり 49
銀座にて 69
次ぎの日米戦 77
桜会館騒動記 83
芸術家 91
羅馬の夜空 121
われ過てり 129
霊魂工業 149
伯爵選手 173
文六神曲編 189
南の男 223
愚連隊 247
ヒゲ男 257
因果応報 269
金髪日本人 289
レモネードさん 311
桜桃三塁手 325
編者解説 千野帽子 352

銀座No.1ホステスの心をつかむ話し方

銀座のＮＯ１ホステスであり、昼は心理カウンセラーの水希さんの本。
なんのためにやるのかという、「目的」がはっきりしないのだが、それを別にすると面白い本。

目次

第1章 最初の5分で「この娘、わかってる」と思わせる
第2章 出会って10分、まだ自分からは話さないでね
第3章 相手のタイプを見極めて、効果的に「ほめあいづち」
第4章 15分たったら、そろそろ会話で盛り上がりましょう
第5章 これができたら無敵 もう一度会いたい女性“上級編”
第6章 「愛」と「情」で本当に魅力的な女性になる

日本人が知らない世界の歩き方

曽野綾子さんの様々な作品からの抜粋。
うまく編集するものだなと、感心する。

目次

第1章 アジア―人間の「ろくでもない強さ」
第2章 ヨーロッパ―「それが人生」
第3章 アメリカ―どうでもいい素顔
第4章 南米―金と愛、そして子供
第5章 アフリカ―自然の威力、人間の無力
第6章 アラブとユダヤ―健康的な闘争
総括 世界を歩くということ

読み違え源氏物語

清水義範さんならではの作品。
源氏物語の現代語訳を読もうと思い、いくつかの作品で挫折したが、これなら楽しく読める。

目次

夕顔殺人事件
かの御方の日記
プライド
愛の魔窟
ローズバッド
うぬぼれ老女
最も愚かで幸せな后の話
ムラサキ

「働きがい」の伝え方

海野忍さんはNTTコムウェアの社長を務められた方。
ブログを元に作られた本とのこと。
我々の年代には、目新しくもないが、若手にはよいかな。

目次

はじめに
第１章　ビジネスの知恵
第２章　ビジネスの実践
第３章　マネジメント
第４章　マーケティング
第５章　外に学ぶ
おわりに
謝辞

想いの軌跡

塩野七生さんのエッセイ集。
長いエッセイもあり、読みごたえがある。

目次

第1章 地中海に生きる
第2章 日本人を外から見ると
第3章 ローマ、わが愛
第4章 忘れ得ぬ人びと
第5章 仕事の周辺

善人は、なぜまわりの人を不幸にするのか 救心録

曽野綾子さんの色々な本からの抜粋。
なかなか、興味深い。

目次

1 善意は何をもたらすか
2 「知らない」ことの不幸
3 不完全のすすめ
4 矛盾を抱えてこそ人生
5 どうすれば自分を失わないでいられるか
6 図らずも心が救われるとき
7 傷ついた人にしかわからないことがある
8 生きることの厳しさを教えられる親になるために

やっとかめ探偵団

清水義範さんの本なので、楽しい。
それにしても名古屋弁の本にはなれずに最初の方は読み進まなかった。
名古屋の人が読んだら、読みやすいのかな。

もうすぐ絶滅するという煙草について

作家等の煙草をめぐるエッセイ。
色々な思いが伝わってくる。

目次

芥川龍之介「紙巻の煙の垂るる夜長かな」
開高健「人生は煙とともに」
中島らも「喫煙者の受難」
内田樹「喫煙の起源について。」
松浦寿輝「煙草」
古井由吉「さて、煙草はどこだ」
夏目漱石「文士と酒、煙草」
久世光彦「煙草の人たち」
浅田次郎「作家と煙草」
荒川洋治「ぼくのたばこ」
原田宗典「何故煙草を吸うのか?」
米原万里「喫煙者にとっても非喫煙者にとってもうれしいタバコ」
吉田健一「乞食時代」
佐藤春夫「たばことライター」
丸山薫「煙草あれこれ」
杉本秀太郎「パイプ」
澁澤龍彥「パイプ礼讚」
安西水丸「パイプの話」
あさのあつこ「憧れのパイプ、憧れの煙管」
安岡章太郎「葉タバコの記憶」
堀口大學「煙草ぎらひ」
谷川俊太郎「煙草の害について」
なぎら健壱「嫌煙」
山田風太郎「けむたい話」
常盤新平「たばこ」
別役実「喫煙」
池田晶子「たばこ規制に考える」
筒井康隆「喫煙者差別に一言申す」
金井美恵子「タバコ・ロード、マイ・ウェイ」
池田清彦「たばこ一箱を一〇〇万円にしてみたら?」
泉昌之「新さん 第四話 定食屋」
倉本聰「禁煙ファシズム」
安部公房「タバコをやめる方法」
島田雅彦「禁煙の快楽」
東海林さだお「非喫煙ビギナーの弁」
小田島雄志「禁煙免許皆伝」
中井久夫「煙草との別れ、酒との別れ(抄)」
斎藤茂吉「禁烟」
赤瀬川原平「タバコと未練」
いしいしんじ「元煙草部」
内田百閒「煙歴七十年」
いしいひさいち「ののちゃん7218」