猪瀬直樹さんと磯田道史さんの対談。
日本の社会を知るための良書。
江戸時代の賛美ということではなく、日本社会がなぜこうなっているかを考えるヒントを与えてくれる。
目次
はじめに―連綿と深層を流れてきた「核心」がいまも色濃く影響を及ぼしている(猪瀬直樹)
第1章 日本の組織原理と権威構造の源泉―古代をたずねる
第2章 「新しい公」の再編成―鎌倉、室町、戦国のダイナミズム
第3章 江戸武家社会の組織と個人―サラリーマン根性の始まり
第4章 二六〇年の泰平を維持した社会システム―「転封」や「ジャンケン国家」の智恵
第5章 江戸に花咲いた近代的経済―進んだ経済政策と百姓たちの企業家精神
対談後に付け加えるひと言(猪瀬直樹)
おわりに―「通史的思考」をなさねば変化のなかを生きてゆけない(磯田道史)
獅子文六さんの短編集を「ロボッチイヌ (ちくま文庫)」に続いて読む。
この作品も、昭和10年代、20年代、30年代の作品である。
戦前の作品もしゃれていて、好きだな。
目次
断髪女中 9
おいらん女中 31
見物女中 61
竹とマロニエ 77
団体旅行 99
明治正月噺 137
探偵女房 149
胡瓜夫人伝 165
仁術医者 187
愛の陣痛 203
遅日 217
吞気族 239
沈黙をどうぞ! 271
谷間の女 293
写真 313
待合の初味 323
編者解説 山崎まどか 346