ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

実は悲惨な公務員

2010-07-31 18:40:07 | 本と雑誌

著者である山本直治さんは、元キャリア官僚。
公務員バッシングだけではものごとは解決しないのがよく分かる。
こういう本が出され、多くの人が読むというのも意味があると思う。

目次

プロローグ あなたはアンチ公務員?親方日の丸サポーター?
第1章 給与・福利厚生―お役人の待遇は本当にオイシイのか
第2章 天下り問題―ケシカラン天下りを徹底検証
第3章 勤務実態―「グータラなくせにクビがない税金泥棒」の実像
第4章 コスト感覚―お役所はなぜ税金をムダ遣いするのか
第5章 無責任体質―リスクや責任をとらない理由
第6章 マスメディア―TVもダメ、新聞もヘン?
第7章 クレーマー―国民からの苦情窓口としてのお役所
エピローグ お役所バッシングを超えて

実は悲惨な公務員 (光文社新書)

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手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋

2010-07-28 00:38:35 | 本と雑誌

日垣隆さんの本。
日刊ゲンダイや文藝春秋に掲載されたコラムを再構成したものとのこと。
本当の意味での自立を促す本であり、よく理解できるが、ときどき出てくる乱暴な言葉がどうも気になる。

最近のTwitterでの発言を見ていても、少々言葉が乱暴ではないかという気がしてならない。

目次

序章 もう他人のせいにするのはやめよう
第1章 「いい人」を目指したら自滅する
第2章 みなと同じことをやっても価値はない
第3章 じゃあ、お前がやってみろよ
第4章 格差社会を生き抜くサバイバル子育て術
終章 激変時代に読みたい一〇冊の新書

手作り弁当を食べてる場合ですよ  格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)

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公務員クビ!論

2010-07-27 06:20:33 | 本と雑誌

中野雅至さんは、大和郡山市役所勤務、キャリア官僚(旧労働省)、兵庫県立大学准教授という経歴の方。
地方公務員、キャリア官僚という経験から公務員の実態に即した議論を展開している。
バランスがとれた議論だと思う。

タイトルと内容は随分と相違しており、もっと真面目な本である。

目次

第1章 公務員はいかにして公務員になるのか―公務員のしられざる世界
第2章 キャリア官僚受難の時代―実は苦悩しているエリート達
第3章 追いつめられる普通の「ノホホン公務員」
第4章 格差が広がる地方公務員
第5章 世界標準は「官民統一」
第6章 市場万能時代、公務員はどれだけ努力しても民間に勝てない?
第7章 格差社会における行政サービス―三極化するニーズに公務員は対応できるか?
さいごに―公務員冬の時代、「ひきぬかれる公務員」になれ

公務員クビ!論  (朝日新書)

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フランダースのイモ!

2010-07-25 06:34:20 | 本と雑誌

山口潔子さんは、ベルギー人と結婚した方。
表題に惹かれて読んでみたが、ベルギーのことを知らないので、興味深いエッセイであった。職は文化だと改めて思わされる。

フランダース料理・文化をめぐるイラスト付エッセイ集とでも言えばよいのかな。イラストも丁寧だし、著者の繊細さがうかがえる。

目次

プロローグ 心は下鴨からフランダースへ
第1章 チコリのグラタンで縁結び
第2章 ふるさとのパンを恋しがる
第3章 肉食なのに太らない人たち
第4章 魚介のだし汁を豪快に捨てる
第5章 手作り菓子はありがたいか
第6章 実力伯仲! イモフライとたこ焼き
第7章 「バラー・エン・メイポー」はワッフルか
第8章 チョコレートのない朝食なんて
第9章 おしゃべりもごちそうのうち
第10章 家じゅうピカピカに磨きあげる
第11章 食卓にはワイン、「ちょっとひと息」にビール
第12章 結婚四〇周年のパーティ
エピローグ 離乳食もジャガイモで

フランダースのイモ!

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全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!

2010-07-23 15:43:41 | 本と雑誌

エリヤフ・ゴールドラットさんの「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か 」「ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス 」などの本を読んだ人は多いと思う。
そのエッセンスを分かりやすく、岸良裕司さんは示してくれる。
日本人には読みやすい本だと思う。

目次

「カエル池」のものがたり
まえがき
第1章 部分最適のワナに陥るな!――ようこそ、全体最適の「問題解決の森」へ
第2章 モヤモヤすっきり!――みんなが納得する「対立解消術」
第3章 全体像を把握せよ!――つなげて見える「現状把握術」
第4章 望ましくない現象を逆手に取れ!――つなげて見える「現状把握術」
第5章 障害にとらわれるな!――中間目標に集中する「目標達成術」
第6章 備えあれば憂いなし!――先を読む力を鍛える「実行手順立案術」
第7章 理想は実現する!――全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践術」
あとがき

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!

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日本人へ 国家と歴史篇

2010-07-22 20:49:27 | 本と雑誌

本書も塩野七生さんのエッセイ。
日本の在り方についての厳しい意見である。
私には、厳しい覚悟がないので、叱られている気がする。

気になる言葉は沢山あるが、一つだけあげておこう。

<危機を打開するには、何をどうやるか、よりも、何をどう一貫してやりつづけるのか、のほうが重要です。>(P187)

日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書)

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空の名前

2010-07-22 05:54:52 | 本と雑誌

日向蓬さんは「マゼンタ100 」で知って以来、注目している人である。
<「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞から8年 待望の初書下ろし長編!>と帯に書かれた本が出たので読んでみる。
読んでいる最中は、不安定な気分になるが、ハッピーエンドで終わってよかった。

空の名前

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フレンチ・パラドックス

2010-07-20 06:27:12 | 本と雑誌

榊原英資さんの本を久しぶりに読む。
論旨は明快であり、読みやすい。
フランスが少子化を克服しているとは知らなかった。
大きな政府がよいという主張は分かるが、そのための国民負担を国債発行で説明するというのは無理が無いだろうか。

目次

第1章 残像のなかで思考する日本人
第2章 グローバリズム―止められない社会の二極化
第3章 グローバリゼーションの実験地、EU
第4章 フレンチ・パラドックス
第5章 少子化を克服したフランス
第6章 新日本建設のための国債発行を恐れるな
第7章 成長産業へのシフトを急げ
第8章 フランスに地方の在り方を見る

フレンチ・パラドックス

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日本人へ リーダー篇

2010-07-19 10:00:43 | 本と雑誌

塩野七生さんのエッセイ。
イタリアにいて日本のこともよく見ている。
警句の連続に感心する。

気になる言葉は沢山あるが、三つだけあげておこう。

有名なカエサルの言葉から。
<人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと思う現実しか見ていない。>(P12)

<危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは、夢であって現実ではない。>(P40)

<自己反省は、絶対に一人で成されねばならない。決断を下すのも孤独だが、反省もまた孤独な行為なのである。>(P109)

日本人へ リーダー篇 (文春新書)

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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

2010-07-18 19:54:31 | 本と雑誌

クリス・アンダーソン氏のヒット作をようやく読み終わった。
読後感としては、何か気持ち悪いということだ。
恐らく大きく成長した企業がフリーライダーとなっているところに、その気持ち悪さがあるのだろう。
そういう観点からも監訳者であり解説者でもある小林弘人さんの解説はよい。

目次

プロローグ
  第1章 フリーの誕生

無料とは何か?
  第2章 「フリー」入門
       ──非常に誤解されている言葉の早わかり講座
  第3章 フリーの歴史
       ──ゼロ、ランチ、資本主義の敵
  第4章 フリーの心理学
       ──気分はいいけど、よすぎないか?

デジタル世界のフリー
  第5章 安すぎて気にならない
       ──ウェブの教訓=毎年価格が半分になるものは、かならず無料になる
  第6章 「情報はフリーになりたがる」
       ──デジタル時代を定義づけた言葉の歴史
  第7章 フリーと競争する
       ──その方法を学ぶのにマイクロソフトは数十年かかったのに、ヤフーは数ヶ月ですんだ
  第8章 非貨幣経済化
       ──グーグルと二一世紀型経済モデルの誕生
  第9章 新しいメディアのビジネスモデル
       ──無料メディア自体は新しくない。そのモデルがオンライン上のあらゆるものへと拡大していることが新しいのだ
  第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
       ──小さなものではない

無料経済とフリーの世界
  第11章 ゼロの経済学
       ──一世紀前のジョークがデジタル経済の法則になったわけ
  第12章 非貨幣経済
       ──金銭が支配しない場所では、何が支配するのか
  第13章 (ときには)ムダもいい
       ──潤沢さの持つ可能性をとことんまで追究するためには、コントロールしないことだ
  第14章 フリー・ワールド
       ──中国とブラジルは、フリーの最先端を進んでいる。そこから何が学べるだろうか?
  第15章 潤沢さを想像する
       ──SFや宗教から、〈ポスト稀少〉社会を考える
  第16章 お金を払わなければ価値のあるものは手に入れられない
       ──その他、フリーについての疑問あれこれ
結び──経済危機とフリー

巻末付録1 無料のルール──潤沢さに根ざした思考法の10原則
巻末付録2 フリーミアムの戦術
巻末付録3 フリーを利用した50のビジネスモデル
日 本語版解説(小林弘人)

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈3〉

2010-07-17 06:28:08 | 本と雑誌

塩野七生さんの描くマキアヴェッリを読んでいると、身近な面がある人でもあることが分かり興味深い。
フィレンツェを追われることにより著作活動に入るのがすごい。手紙の量と内容も素晴らしく感ずる。
人生は終わるまでは評価できないというのがよく分かる。

目次

第3部 マキアヴェッリは、なにを考えたか
 第十四章 『君主論』誕生(一五一三‐一五一五)
 第十五章 若き弟子たち(一五一六‐一五二二)
 第十六章 「歴史家、喜劇作家、悲劇 作家」(一五一八‐一五二五)
 第十七章 「わが友」グイッチャルディーニ(一五二一‐一五二五)
 第十八章 「わが魂よりも、わが祖国を愛す」(一五二五‐一五 二六)
 第十九章 ルネサンスの終焉(一五二七))

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈3〉 (新潮文庫)

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わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈2〉

2010-07-14 23:03:40 | 本と雑誌

<マキアヴェッリをなにをしたか>というのが、第二部のテーマ。
丹念に追ってくださり興味深い。

目次

第2部 マキアヴェッリは、なにをしたか
 第六章 ノンキャリア官僚初登庁の日(一四九八)
 第七章 「イタリアの女傑」(一四九八‐一四九九)
 第八章 西暦一五〇〇年の働 きバチ(一四九九‐一五〇二)
 第九章 チェザーレ・ボルジア(一五〇二‐一五〇三)
 第十章 マキアヴェッリの妻(一五〇二‐一五〇三)
 第十一章 “わが生涯 の最良の日”(一五〇三‐一五〇六)
 第十二章 “補佐官”マキアヴェッリ(一五〇七‐一五一二)
 第十三章 一五一二年・夏

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈2〉 (新潮文庫)

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ガラパゴス化する日本

2010-07-11 07:07:57 | 本と雑誌

吉川尚宏さんの名前は、「2015年の決済サービス―決済の脱「ガラパゴス化」 」で見たように思う。

ガラパゴス化する日本を包括的に分析し、進むべき道を示す。

現実の日本の動きは政治も含めそうは思えない。自分自身がガラパゴス化しているので、他の人にも言いにくい気がする。

目次

第1章 ガラパゴス化する日本
第2章 なぜガラパゴス化はよくないのか
第3章 脱ガラパゴス化への道
第4章 脱ガラパゴス化へのヒント

ガラパゴス化する日本 (講談社現代新書)

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わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉

2010-07-08 21:50:35 | 本と雑誌

塩野七生さんの本はどれも面白い。
風景の叙述から入ったのでどうなることかと思ったが、面白い導入部だった。

目次

序章 サンタンドレアの山荘・500年後
第1部 マキアヴェッリは、なにを見たか
 第一章 眼をあけて生まれてきた男
 第二章 メディチ家のロレンツォ
 第三章 パッツィ家の陰謀
 第四章 花の都フィレンツェ
 第五章 修道士サヴォナローラ

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉 (新潮文庫)

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決定版 クレジットカードの実務と業務知識―クレジットカードの業務がこれ1冊ですべてわかる

2010-07-08 21:39:49 | 本と雑誌

業務に関係する本。
その割には読了に時間がかかった。
2002年と古い本であるが、基本は変わらないだろう。
新人に回した。

目次

第1章 クレジットカード業務の概要
第2章 基本業務と実務
第3章 クレジットカード業界の現状と課題

決定版 クレジットカードの実務と業務知識―クレジットカードの業務がこれ1冊ですべてわかる

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