ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

山口組概論―最強組織はなぜ成立したのか

2008-12-31 23:21:37 | 本と雑誌

山口組の通史であり、考えさせられる。

知らない色々のことを知ることができる本である。

目次

序章 ヤクザとは何か
第1章 六代目体制の衝撃
第2章 山口組誕生と近代やくざ
第3章 三代目と全国制覇
第4章 カリスマなきあとの分裂抗争
第5章 バブルと暴対法の時代
第6章 山口組はどこへいくのか

山口組概論―最強組織はなぜ成立したのか (ちくま新書)

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オバマのアメリカ―大統領選挙と超大国のゆくえ

2008-12-30 01:25:28 | 本と雑誌

著者の渡辺将人さんは、1975年生まれというから若い方である。

米下院議員事務所での経験、テレビ局等の経験を積み、現在はジョージワシントン大学シグール研究センターで勤務しているとのこと。

アメリカの大統領選挙の仕組み、オバマ次期大統領が勝ち残ってきた様子がビビッドに伝わる。

時宜を得た好著であろう。

目次

第1章 メディアと政治―「見せる」場としての党大会
第2章 ネット時代のグラスルーツ革命―オバマ旋風の原動力
第3章 地域政治の縮図―党員集会、予備選、そして党大会
第4章 「物語」の政治―オバマというケーススタディ
第5章 党内ポリティクス―多様性をめぐる共存のゲーム

オバマのアメリカ―大統領選挙と超大国のゆくえ (幻冬舎新書)

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白洲次郎と白洲正子―乱世に生きた二人

2008-12-29 17:45:31 | 本と雑誌

思案中さんが、「OMOI-KOMI 雑感」で紹介していたので、読んだ。

著名な、白洲次郎、白洲正子夫妻の紹介である。右開きの縦書きが正子、左開きの横書きが次郎、となっており、西洋、日本との融合であることを感ずる。

素晴らしい人生であることに、再度感動した。

目次

白洲正子
美の世界
 文・青柳恵介
プロローグ
 白洲正子好み
I 戦国乱世に咲いた花
  誰が袖とは誰が名づけそめしぞ
II 末法の世に浄土を願う
  過渡期のたゆたい
III 草創期の勢い
  ウブな美しさ

武相荘開館七年
時を経て想う、父次郎と母正子
文・牧山桂子

白洲次郎
プリンシプルのある人生
 文・須藤孝光
プロローグ
I オイリー・ボーイの英国時代
  親友と疾走した青春
II 従順ならざる唯一の日本人、ジロー・シラス
  1946年早春、憲法改正、丁々発止の日々
  めざすは講和独立――サンフランシスコへの道
  新聞記事にみる白洲次郎
III 真のカントリー・ジェントルマン
  田舎にいて中央に目を光らせる
IV 次郎流ダンディズム
  英国紳士道とサムライ気質
白洲次郎と白須正子 年譜
協力者一覧

白洲次郎と白洲正子―乱世に生きた二人

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平成政治20年史

2008-12-24 06:58:25 | 本と雑誌

平野貞夫さんは、元参議院議員の方。

小沢さんに近い立場から平成20年間の政治を通観する。色々な立場の人が書けば別のものになるのだろう。

とは言え、同時代を生きてきたはずなのだが、知らないことも多く、興味深い。

目次

第1章 自社五五年体制の終焉
第2章 非自民連立政権の樹立と崩壊
第3章 自社さ連立政権と政治の劣化
第4章 自社さ連立政権の失政と保保連合
第5章 自公連立政権の亡国政治
第6章 政権投げ出しの異常政治

平成政治20年史 (幻冬舎新書)

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世界と日本経済30のデタラメ

2008-12-21 08:42:46 | 本と雑誌

最近のおかしな政治経済上の風潮には、どうも納得できないところがある。

東谷 暁さんは、30の題材について、短いながらずばずばと切り込んで行き、説得力もある。

目次

序 なぜこんなにデタラメが溢れかえるのか
デタラメ1 いまの不況は構造改革を後退させたから
デタラメ2 世界同時不況には戦争以外の解決策はない
デタラメ3 欧米金融機関が破綻のいま日本の金融機関のチャンスだ
デタラメ4 アメリカの金融資本主義は崩壊する
デタラメ5 不況対策に公共投資のバラマキはまったく効かない
デタラメ6 ムダな支出を減らせば増税は必要ない
デタラメ7 「埋蔵金」を使えば不況は脱出できる
デタラメ8 非正規雇用を規制すると日本経済は活力を失う
デタラメ9 時価会計が緩和されてこれからは会計不正が増える
デタラメ10 日本企業の停滞は株主重視の姿勢が足りないから
デタラメ11 日本は民営化が遅れたので経済が活性化しない
デタラメ12 日本は「大きな政府」だから経済が停滞している
デタラメ13 公務員が多いせいで日本経済はだめになった
デタラメ14 医療も民営化すれば診療のレベルが上がる
デタラメ15 公的年金はいずれ破綻する
デタラメ16 日本は医療費が多すぎるから保険制度が破綻する
デタラメ17 日本の所得格差は高齢化で生じたにすぎない
デタラメ18 日本は先進国でトップクラスの格差社会になった
デタラメ19 人口が減少するので外国人労働者の受け入れは不可避だ
デタラメ20 株式が暴落すると大勢の投資家が自殺する
デタラメ21 ドルはほどなく基軸通貨から転落する
デタラメ22 世界経済はユダヤ人が支配している
デタラメ23 燃料電池が実用化されればエネルギー問題は解決する
デタラメ24 バイオエタノールを製造すると食料がなくなる
デタラメ25 日本に資源が少ないが、水だけは豊富にある
デタラメ26 排出権取得をすれば二酸化炭素の排出量は減少する
デタラメ27 もっとIT化すれば日本の労働生産量も上がる
デタラメ28 インターネットで「集合知」を活用すれば未来は明るい
デタラメ29 ネットワークの構造で効率のよい経済が実現する
デタラメ30 企業の合併と買収で日本の経済は活性化する
あとがき

世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書)

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騙される脳

2008-12-20 00:47:47 | 本と雑誌

作家でもある米山公啓さんの本。

面白いが、後付の理屈のような気がしてならない。

目次

第1章 一大ブームが起きる理由
第2章 あの店に行列ができる理由
第3章 ベストセラーとクチコミの関係
第4章 脳はブランドに騙される
第5章 ゴッホもブランドだった!
第6章 病気マーケティング
第7章 健康法ブームにもウラがある
第8章 クチコミに騙されない方法

騙される脳 (扶桑社新書)

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自由と民主主義をもうやめる

2008-12-16 07:32:54 | 本と雑誌

佐伯啓思先生の本は、新書ではよく読む。歴史観に学ぶことが多い。

今回の本は、表題が刺激的だったので気になった。

単に「自由と民主主義をもうやめる」という内容でないのは、想像通り。

日本的価値を再度しっかりと評価し、「保守」を考え直そうというものである。

日欧米の思想史もよく知っている方なので、抽出される議論も対比が分かりやすい。

目次

第1章 保守に託された最後の希望
第2章 自由は普遍の価値ではない
第3章 成熟の果てのニヒリズム
第4章 漂流する日本的価値
第5章 日本を愛して生きるということ

自由と民主主義をもうやめる (幻冬舎新書)

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部下は取り替えても、変わらない!

2008-12-15 07:18:20 | 本と雑誌

藤本篤志さんの本は「御社の営業がダメな理由 (新潮新書) 」を読んだことがある。その時の感想は、「表題に惹かれて買う。確かにタイトルどおりの本であるが、それではどうするのかは書いていない。有料で営業用のパンフレットを読んだ気になるのがむなしい。根性論ではだめだなどの基本的な考え方が合うので、それが救いになる。」というものであった。

今回読んだ本は、日頃考えていることをきちっと整理してくれているものであり、首肯しながら読めた。それではどうするかも書いてある。後はやるかやないかである。

目次

第1章 「人さえ替えればなんとかなる」は幻想
第2章 今いる〈凡人〉メンバーを100%戦力にする!
第3章 「やる気アップ策」は意味がない
第4章 部下の仕事はここまでチェックする
第5章 「マニュアル」でノウハウをとことん叩き込む
第6章 10人のデキる部下より、1人のデキたマネジャー

部下は取り替えても、変わらない!

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なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?

2008-12-14 22:16:54 | 本と雑誌

著者の夏川 賀央さんは、<「できる人」研究家。1968年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家として活躍中。>とのこと。

要は自分のために仕事をしろということに尽きる。

その限りでは特に反対も無いが、もっと社会的な意義というようなことに目を向ける方が個人的には好きである。

目次

第1章 なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?
第2章 なぜ、仕事ができる人は上司の言うことを“話半分”にしか聞かないのか?
第3章 なぜ、仕事ができる人はメールの返信が早いのか?
第4章 なぜ、仕事ができる人は“異性に優しい”のか?
第5章 なぜ、仕事ができる人は帰り途中で「寄り道」をするのか?
第6章 なぜ、仕事ができる人は交通費請求をまめにするのか?
第7章 なぜ、仕事ができる人は“案外と悪口を言う”のか?
第8章 なぜ、仕事ができる人はスパッと会社を辞めるのか?

なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?

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情報革命バブルの崩壊

2008-12-14 18:31:33 | 本と雑誌

山本一郎さんという方を不勉強にして知らなかったが、厳しいことを堂々書く。

切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog~不滅の俺様キングダム~」というのを主催されている方のようだ。

結局、堂々とした産業活動を行わずに、バブル活動に基づく産業活動では世の中は成り立っていかないということだろう。

目次

まえがき 「無料文化」を支える過剰期待というバブル
第1章 本当に、新聞はネットに読者を奪われたのか?
     ―ネット広告の媒体価値の実像が見えてきた
第2章 ネット空間はいつから貧民の楽園に成り下がってしまったのか?
     ―「理想郷」ネット社会の荒れ放題
第3章 情報革命バブルとマネーゲームの甘い関係
     ―一罰百戒の「一罰」はなぜ堀江氏だったのか
第4章 ソフトバンクモバイル(SBM)で考える時価総額経営の終焉
     ―崖っぷちの天才・孫正義氏による「価格破壊」
第5章 「ネットの中立性」とネット「無料文化」の見直し
     ―ネット界隈が一般社会の秩序の枠組みに取戻される時
あとがき リーマン破錠、そして宴は終わる

情報革命バブルの崩壊 (文春新書)

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平成宗教20年史

2008-12-14 09:43:44 | 本と雑誌

平成20年間を宗教という観点から、回顧しようという試み。

色々な事件があったことを思い出す。

目次

昭和63年(1988年)自粛騒動と時代の転換
平成元年(1989年)バブルの頂点とオウム真理教
平成2年(1990年)オウムの選挙と変わる創価学会
平成3年(1991年)幸福の科学の台頭と散骨の容認
平成4年(1992年)オウムのロシア進出と合同結婚式
平成5年(1993年)集団自殺とマインド・コントロール
平成6年(1994年)サイババ・ブームと政治問題化する創価学会
平成7年(1995年)地下鉄サリンと私へのバッシング
平成8年(1996年)麻原初公判と宗教法人法改正
平成9年(1997年)破防法の棄却と酒鬼薔薇事件
平成10年(1998年)戒名批判とヤマギシ会批判
平成11年(1999年)オウムの復活とライフスペース
平成12年(2000年)宗教による詐欺とカルト認定された創価学会
平成13年(2001年)法輪功と千石イエスの死
平成14年(2002年)真如苑の経済力と首相の靖国参拝
平成15年(2003年)白装束騒動と池田大作重病説
平成16年(2004年)麻原死刑判決と顕正会
平成17年(2005年)好景気のなかの宗教と江原ブーム
平成18年(2006年)摂理とキャンパスのカルト
平成19年(2007年)パワー・フォー・リビングと平成宗教史の主役たち
平成20年(2008年)民族化する創価学会とおひとりさま宗教

平成宗教20年史 (幻冬舎新書)

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中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差―

2008-12-10 07:56:33 | 本と雑誌

こういう問題もあるのかな。社会の安定のために考えるべき課題なのかもしれない。

ただ、読んでいるといらいらするような感じがあり、斜め読みにしてしまった。

目次

はじめに 父親からの電話
第1章 少子化時代の恋愛ミスマッチ
第2章 ニッポンの童貞
第3章 中年童貞に残された道
第4章 中年処女
第5章 座談会「そもそも恋愛がわからない」―室井佑月×フェルディナント・ヤマグチ×全国童貞連合
終章 初めてのデート
あとがき 加齢臭がする

中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差―

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橋本治と内田樹

2008-12-09 22:09:25 | 本と雑誌

橋本治さんと内田樹さんの対談。

橋本治さんの作品を最近のものしか読んでいないので、古いものも読んでみたいな、という気にさせてくれる。

思考実験のようなところがあって、興味深い。

目次

まえがき  内田樹


#1 くだらないことに命懸けるところあるんですよね。
#2 うっかりするとね、「美しい」の上に
  「とても幸福だ」があるんですよ。それはあえてやってる。
#3 メルロ・ポンティは知らないけど、カルロ・ポンティなら知ってる。
#4 議論とか論争がわかんないんですよ。
  闘犬や闘牛をはたで見てるようなもんじゃないかっていう……。


#5 「本を読むときに眼鏡をかけると、なんかインテリになった
  みたいな気がして」「先生、それ中学生ですよ(笑)」
#6 「あっ、君の中にすばらしいバカがあるね」と言って、
  ピンとくる人ってどれだけいる?
#7 人間の話は全部講談だから、講談が扱ってないことに関して、
  日本人は何も知らないんですよ。
#8 光源氏がセクハラ親父になって孤立していくあたりが、
  すごく哀しくてね……。
#9 竹垣の向こうに人が住んでるから、
  秋になると秋刀魚をくれるんですよ。
#10 ちゃんとした紹介が、最大の批評だと思うんです。
#11 アメリカの不幸は土地の神様がいないこと。
  ジャパニーズ・ホラーで「祟りなす神」まで輸入している。
あとがき  橋本治

橋本治と内田樹

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女性の品格

2008-12-07 20:48:30 | 本と雑誌

ベストセラーになっていたが、どうも読む気にならず、手にしなかった本。

母が買っていたので、読んでみた。

書いてあるようなことを教えてる人がいなくなったからベストセラーになったのだろうか。

家庭教育によるところ大、会社においては新入社員教育で学ぶべきことだろう。

目次

第1章 マナーと品格
第2章 品格のある言葉と話し方
第3章 品格ある装い
第4章 品格のある暮らし
第5章 品格ある人間関係
第6章 品格のある行動
第7章 品格のある生き方

女性の品格 (PHP新書)

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ビジネスプロフェッショナルの仕事力

2008-12-07 20:39:54 | 本と雑誌

いつも読書を参考にしている人が読んでいたので、買ってみた。

インデックス集のような感じかな。

仕事の中で、そのコツは自分で見つけよう。

目次

はじめに 情報活用力の心技体のヒント集(岡島悦子)
第 1 章 情報を使いこなす力量で差がつく(御立尚資)
第 2 章 ライバルの前例をレバレッジする(本田直之)
第 3 章 ナレッジを発信して相乗効果を狙う(勝間和代)
第 4 章 チームを活性化させる情報の仕掛け(石田 淳)
第 5 章 “心”が消費と生産をクリエイトする(糸井重里)
第 6 章 ウェブ革命が働き方を進化させる(田坂広志)
第 7 章 情報が錯綜するなかで決めきる力(冨山和彦)
特別付録 ツールを使って情報活用を実践する(岡島悦子)

ビジネスプロフェッショナルの仕事力

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