ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

裁判官に気をつけろ!

2009-10-29 07:19:51 | 本と雑誌

日垣隆さんの本。単行本の時に読み、裁判官の「常識」にびっくりしたことを思い出した。大学の法学部では習わなかったな。
学者も何を議論しているのだろうか、議論のための議論をしていないか、という気がする。

目次

序章 裁判員制度を笑う
第1章 意外と法律問題はおもしろい
第2章 犯罪を不成立にする七つのルール
第3章 「了解不能」こそ了解不能だ
第4章 日本から尊属殺人が消えた日
第5章 裁判用語としての和姦と強姦
第6章 色恋沙汰と性犯罪のあいだ
第7章 迷走する「わいせつ」
第8章 いまだ被害者不在の男根主義
第9章 痴漢「冤罪」が絶えない理由
第10章 日本は賭博粉飾国家である

裁判官に気をつけろ! (文春文庫)

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老化も進化

2009-10-29 00:20:43 | 本と雑誌

知人に薦められて読む。仲代達矢さんの自分史。
夢を持って仕事をしている人の素晴らしさを感ずる。

目次

第1章 妻に先立たれるということ
第2章 どんな仕事にも下積みがある
第3章 役者は期間労働者
第4章 家族の肖像
第5章 教えることは教えられること
第6章 グランドフィナーレの幕が上がる

老化も進化 (講談社プラスアルファ新書)

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生命保険のカラクリ

2009-10-27 14:57:48 | 本と雑誌
ライフネット生命の副社長である岩瀬大輔さんが書くのだから、既存の企業に厳しくなるのは当然であろう。
私が漠然と思っていたことをびしびし書いてくれているので気持ちよい。
私自身は、マンションを購入するときに生命保険は解約し、掛け捨てのものしか残っていない。ガン保険は、父がガンだったこともあり加入しているが、医療保障はつけていない。
地道に貯金をしたほうが良い、ということが書いてあり、飲みを控えて老後に備えなければと思う。後は実践だな。

目次

第1章 生保のGNP―義理・人情・プレゼント
第2章 煙に巻かれる消費者―誤解だらけのセイホ
第3章 儲けのカラクリ―生命保険会社の舞台裏
第4章 かしこい生保の選び方
生保をさらによく知るためのコラム集
ネット生命保険の可能性―あとがきにかえて

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世界は分けてもわからない

2009-10-25 08:57:05 | 本と雑誌

福岡先生の本は、分子生物学の最先端の議論を元にしているので、そこの部分を理解できたとは言わない。しかしながら、福岡先生の筆致で一気に読ませる。
まさに「科学ミステリー」である。
表題が素晴らしいといつも感ずる。

目次

プロローグ パドヴァ、2002年6月
第1章 ランゲルハンス島、1869年2月
第2章 ヴェネツィア、2002年6月
第3章 相模原、2008年6月
第4章 ES細胞とガン細胞
第5章 トランス・プランテーション
第6章 細胞のなかの墓場
第7章 脳のなかの古い水路
第8章 ニューヨーク州イサカ、1980年1月
第9章 細胞の指紋を求めて
第10章 スペクターの神業
第11章 天空の城に建築学のルールはいらない
第12章 治すすべのない病
エピローグ かすみゆく星座

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

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ネット評判社会

2009-10-25 08:47:11 | 本と雑誌

山岸俊男先生の「信頼の構造」理論は、大変興味深いと思っている。今回の本では、第一章を「安心社会と信頼社会」として、その違いを明確に整理し、理論構造の枠組みを分かりやすく提示している。
更にネットオークションでの実験を踏まえ、考察をしており、大変興味深い。

第5章は荒唐無稽なようであるが、思考実験としては大変面白い。

目次

第1章 安心社会と信頼社会
   安心と信頼/針千本マシン
   針千本マシンとしての社会制度
   集団主義的秩序/集団主義的秩序のコスト
   個人主義的秩序/信頼の二つの役割
   安心の日本、信頼のアメリカ
   日本社会が直面する機会費用の増大
   集団主義と内向きの倫理/統治の倫理と市場の倫理
   信頼を支える社会的知性

第2章 歴史からの教訓
   マグレブ商人/株仲間
   マグレブからジェノアへ

第3章 実験研究からの教訓
   ネット上での不正取引
   マグレブ商人とネットオークションにおける評判の役割
   ポジティブな評判とネガティブな評判
   ネットオークションの実験/第1実験
   再参入可能な市場
   ポジティブな評判とネガティブな評判
   第2実験(インターネット実験)
   オークションの手続き/第1実験結果の再確認
   正直な売り手と不正直な売り手、どちらがより大きな利益を得たか?
   評判の「追い出し」機能と「呼び込み」機能

第4章 評価と評判
   評判とは/評価者の能力
   メタ評価とピアレビュー/評価基準のずれ
   評価のインセンティブ/ネット上の詐欺行為と評判システム
   電子商取引に際しての評判の役割
   ネット社会における騙しの氾濫
   ネット社会における評判システムの種類と特徴
   評判システムの具体例/評判情報の抽出
   ネット社会に要求される評判システム

第5章 開かれた安心社会へ向けて?
   「安心、安全」を求めて
   日本と中国での信頼ゲーム実験/信頼を伝える
   関係形成への投資としての信頼行動
   カバマダラとメスアカムラサキ
   社会装置としての社会的知性
   人は他人の表情をどこまで見抜けるか
   完全暴露原理/ユビキタス評判社会
   開かれた安心社会?

ネット評判社会 (NTT出版ライブラリーレゾナント057)

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秘密とウソと報道

2009-10-16 07:05:29 | 本と雑誌

日垣隆さんの本を続けて読む。
「秘密とウソと報道」について、具体的な事例を元に考察を進める。
単純な「言論弾圧」「取材力の低下」論を批判する。

目次

第1章 「正義」のイヤらしさ
第2章 他人の秘密は蜜の味
第3章 スクープかフェアネスか
第4章 奈良少年調書漏洩事件
第5章 「週刊新潮」大誤報事件
第6章 この世はウソの地雷原
第7章 足利事件―誰が捏造したのか
第8章 名誉毀損―高騰して何が悪い
第9章 リスクとチャレンジと謝罪
第10章 有料ジャーナリズムの終焉?

秘密とウソと報道 (幻冬舎新書)

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<北朝鮮>はなぜ嫌われるのか?

2009-10-15 09:13:54 | 本と雑誌

日垣隆さんの本。
北朝鮮に実際に行き、そこに住む人とも触れ合った方だから書ける本である。
政治的な問題こそ、感情に流されずに考えるべきだと気づかされる。

目次

01 テポドンが発射されると日本の防衛費が増える
02 地球上で一番遠い国北朝鮮に行ってみた
03 びっくり北朝鮮
04 帰国運動とは何だったのか
05 在日朝鮮学校取材記
06 昔は韓国も危険な国だった
07 「地上の楽園」から「ならずもの国家」へ
08 北朝鮮を感情だけで語ってはいけない
09 北朝鮮崩壊はいつ来るのか?
10 仮想敵国「北朝鮮」でトクをする人々

<北朝鮮>はなぜ嫌われるのか?

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勝間和代現象を読み解く

2009-10-12 15:38:22 | 本と雑誌

勝間和代さんが今流行っているのは感ずる。
時宜よろしく出版されたのが本書である。
日垣隆さんらしく、是々非々の筆致で興味深かった。

目次

1 ノウハウは極端であるほど使える
2 すべての人に好かれなくていい
3 世の中を変えたい!長時間労働はやめようという主張
4 生き残る人、消えていく人
5 ビジネス書ブームはなぜ起きたのか?
6 人に雇われず、人を雇わない生き方
7 自己啓発書は新興宗教的である
8 大不況時代―個人サバイバルへの関心
9 英語は無前提に必要なのか?
10 生活まで効率化するなよ
11 共働きは本当に良いことなのか?
12 あなたはカツマー?それとも嫌・勝間?

勝間和代現象を読み解く

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シェルブールの雨傘

2009-10-12 15:27:05 | 映画

カトリーヌ・ドヌーヴのヒット作「シェルブールの雨傘」。
何度か見ているのだが、改めて見直してみると、ジュヌヴィエーヴがギイを棄て、カサールの求婚を受け入れるのかは理解できるも、とって欲しくない行動だ。

それにしても、カトリーヌ・ドヌーヴは美しい。

シェルブールの雨傘 デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

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モン・パリ

2009-10-12 15:05:31 | 映画

カトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤンニのコメディ。
男性が妊娠するという奇想天外な設定。
文句無く面白い。
終わり方が唐突なので、そこだけが残念。

モン・パリ [DVD]

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ロバと王女

2009-10-11 13:16:57 | 映画

カトリーヌ・ドヌーヴを続けて見る。
シャルル・ペローの童話の映画化。「ロバと王女
なんとも言えない話だが、面白い。

ロバと王女 デジタルニューマスター版 [DVD]

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ロシュフォールの恋人たち

2009-10-11 09:59:19 | 映画

シェルブールの雨傘のデジタルリマスター版を買おうと思ったら、「ドヌーヴ×ドゥミ×ルグラン コンプリートDVD-BOX(7枚組)」というのがあった。所謂大人買いをしてしまう。

カトリーヌ・ドヌーヴ:主演
ジャック・ドゥミ:監督・脚本・作詞
ミシェル・ルグラン:音楽・作曲

ロシュフォールの恋人たち」は、過去見たことがなかったが、文句無く楽しいフランスのミュージカル。登場人物、音楽とも最高に楽しい。

ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

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闘うバレエ―素顔のスターとカンパニーの物語

2009-10-11 09:43:43 | 本と雑誌

東京バレエ団主宰の佐々木忠次さんの記録。
日本のバレエが外国の力も借りながら発達していくことがよく分かる。
甘えないことが大事だと言うことを伝えてくれる。

目次

第1章 東京バレエ団を設立する
第2章 海外公演を成功させる
第3章 世界バレエフェスティバルへの道
第4章 ベジャールの時代
第5章 コリオグラファーたち
第6章 ダンサーたち
第7章 スターの素顔

闘うバレエ―素顔のスターとカンパニーの物語 (文春文庫)

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スター・トレック

2009-10-09 00:52:12 | 本と雑誌

昔からスター・トレックが好きで、早川SF文庫ででたものは全て読んだ。
テレビの方は、ネクストジェネレーションまではよく見たものである。
最初のスター・トレックの元となるような話であり、興味深い本となっている。
ただ、訳がこなれていないので、大変読みにくかった。

スター・トレック (角川文庫)

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ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉

2009-10-03 23:25:22 | 本と雑誌

コンスタンティヌス帝によりローマ帝国は大きく変容する。
キリスト教との関係もまだ読了後もすっきりはしないが、大きな後ろ盾となる。
これが帝国崩壊への始まりだ。

目次

第2部 コンスタンティヌスの時代(承前)―紀元三〇六年‐三三七年
 唯一人の最高権力者
 新都建設
 指導層の変貌
 軍の変貌
 富の格差
 家庭内悲劇
第3部 コンスタンティヌスとキリスト教
 雌伏の時期
 表舞台に
 「ミラノ勅令」
 キリスト教振興策
 ニケーア公会議
 「インストゥルメントゥムム・レーニ」(Instrumentum regni)つまりは「支配の道具」

ローマ人の物語〈37〉最後の努力〈下〉 (新潮文庫)

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