テレビで聞くのとは違う大阪弁が現実にはしゃべられているように思っていた。
前半は「にせもん」編、後半は「ほんまもん」編である。
Ⅰ 「にせもん」編
第1章 「もうかりまっか」―誰が言うてんのやろ
第2章 「がめつい」―こんな造語はエエ迷惑
第3章 「おけいはん」―「はん」には法則があります
第4章 「どキレイ」「どうまい」―いくらCMコピーでも殺生な
第5章 「こてこて」―本来は薄味の文化です
第6章 「きしょい」―ことばのブラックホールや
第7章 「まったり」―大阪では主に味の意味
Ⅱ 「ほんまもん」編
第1章 「わけとくなはれ」も「おあいそなしで」も―謙虚な気持ちで
第2章 「おはようおかえり」と「よろしゅうおあがり」―祈りや感謝をこめて
第3章 「今日耳日曜」―平和主義は日頃から
第4章 「雨風食堂」で「血みどろ」―遊び心でシャレのめす
第5章 「ぼちぼち行こうか」―1語多様の世界
第6章 「あいぼれ」で「みょおと」に―恋や愛にもふさわしく
第7章 「レイコ」に「フレッシュ」―意外にハイカラ
第8章 「ごまめ」は「かいらし」―子供に温かい眼差し