平川克美さんの本を読む。
平川さんは起業家であり、ビジネスマンである。
その視野は広く、空理空論ではないので、ぐいぐいと迫ってくる。
まえがきに<構えは大きくとも、本書は体系も結論もない、ビジネスとその周辺の課題に関する原理的な断章である。>が、我々に考えさせる契機とはなっている。
目次
第1章 経済的人間―大きくなり過ぎた経済のちから
第2章 信憑論―彼らが会社を愛した理由
第3章 幻想論―欲望がつくりあげた幻想
第4章 因果論―結果は原因の中にすでに胚胎し、原因は結果が作り出す
第5章 技術論―『ウェブ進化論』では語りえないこと
第6章 倫理論―『国家の品格』と日本人のなし崩し的な宗旨替え