3歳競走馬、去勢を依頼された。
ただし、片側が陰睾のようだということで手術室で吸入麻酔を始めた。
鼠径部を触ると発育が少し悪い精巣があった。
鼠径部を切開し、精巣を引張り出して精索を結紮して切除。
さて、反対側はふつうの去勢方法で良いのだが、捻転式去勢でやった方が術後の腫れが少ないだろう。
それで、使ってみました豆作式捻転去勢棒!
子牛用に作られた捻転式去勢棒だが、問題なく精索をひっかけられた。
できるだけ精巣に近いところを保持し、引張らないように・・・・
かえってスピードは完璧に調節できるし、捻れ具合と抵抗を確認しながら捻ることができる。
30回あまり回転させると精索が捻れ切れる感触が伝わってきた。
さらに回転させるとつながりが完全になくなった。
終了。
う~ん、これ成馬の去勢にも使えそうだ。
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赤クローバーが衰えてきたそこらあたりに盛んに白い花をつけている。
学名:Daucus carota L. subsp.
かな?
おんまさん、食べてますか?
私も野良人参に一票 p(^o^)v
それとも競走馬を引退してこれから乗馬クラブで働く予定なのでしょうか。
東南アジアの競馬ではほとんどがセン馬だそうです。日本の夏も熱帯化していますから夏はセン馬が強いとなるかも。
皮下の結合織がかならず巻き込まれないようにするのがコツの様です。
牛でトラブルになっているのは陰嚢が引き込まれて化膿しています。
中隔を無視して左右で捻るからそうなるのでしょうけれども。