1週間ほど前から、左の鼻が麻痺した8歳の繁殖雌馬。
下唇も麻痺している。
舌は麻痺していない。
左耳は位置がやや低いが動く。
左上瞼は動かず、乾燥性角膜炎を起こしている。
嚥下は問題なく、食べているし、水も飲めている。(でも腹囲は大きくなかった)
運動障害、平衡感覚障害はない。
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地元で喉嚢内視鏡検査も、側頭骨舌骨関節周囲のX線撮影もしてくれている。
左喉嚢内の茎状舌骨は太くなっていて、関節部も腫大していた。
左側頭骨舌骨関節症で間違いないので、すぐ左角舌骨摘出手術にとりかかる。
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で、とれました。
顎が狭く、喉が深く、リンパ節が腫れていたので、手こずるかな、と思ったが、
角舌骨は変形もなく、関節も傷んでいなかったおかげか、出血もこの手術としてはたいへん少なく済んだ。
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この馬はサク癖はしていない。
発症原因・要因は不明だ。
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ギボウシ。
花より葉っぱが見ごたえがあるのかもしれない。
もともと日本の林の中などに生えていたらしい。
海外でもガーデニングで人気があるそうだ。
ギボウシのこと。オオバギボウシは食べられます。我が家では野菜として庭に植えてとしてます。春先、柔らかい時期はゆでて酢味噌和えがおすすめ。山の中のコバギボウシは食べられないことはないですが、少し硬いかも~
先生のとこのギボウシも畑に植え替えておくと増えます。
おいしいのでしょうか?
バイケイソウ(毒)とか似ていて間違いそうです。
見事な姿のギボウシヒトの他にもナメクジ、カタツムリなど敵は多いのに。笹とうまく混植になってますね。
香りのある白花種のグレート エクスペクテーションズが大好きです。成長するにつけて雰囲気変わるし。
ERV(馬ヘルペス)感染のあとに神経症状を示すことがありますが、ウィルスそのものによる脳炎ではないので抗ヘルペス薬は効かないでしょうね。
ヒアルロン酸の点眼をお勧めしたいところですが、うるさい馬でした。
ギボウシは株が大きくなるのに年数がかかるようですね。とくにうちは土壌がよくないようで。
舌骨摘出後、競走馬(そもそもこの病気は若齢で発症しないかも知れませんが)、乗馬は
元の職業へ復帰できるのでしょうか?復帰できるのであれば、乗馬でも手術の需要があるのではないでしょうか?
先生のところで行ってもらうには、共済制度の壁、非共済での高額?診療費の壁がありますが?
もし、自分の馬が発症する前に、この病気や先生のことを知っていたら、何か違う行動を起こしたかもしれません。
若い馬も発症することがあります。競走復帰も乗馬復帰もできます。数頭が本州から手術に来た乗馬でした。
手術のためにこちらに来るのでも、家畜共済に加入させれば、非加入ではなく、加入馬の保険適用外、で診療を受けられます。非加入よりはかなり安いです。
これも、一部はインターネット効果でしょうか?
大いに要望を伝えてもらうと良いと思います。
メールを含めてネット情報は大きいですね。
FaxとAir mailと国際電話 で海外へ研修に出た私は前時代の遺物です;笑