真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2014年8月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
美姉妹肉奴隷
新妻・乱れ姿/楽天TV戦
美乳若妻と巨乳女将 蕩けるお宿
スワップ診察室 蜜しぶき/ex.DMM戦
昼下りの情事 すゝり泣き
痴漢と覗き 奥さんのすけべ汁
誘惑ママさん レッツラ性春!
夜這ひ海女/ex.DMM戦
パーフェクト・キス 濡らしてプレイバック
好色美容師 肉体の報酬/ex.DMM戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(129)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(310)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(303)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(103)
浜野佐知(的場ちせ)
(133)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(31)
森山茂雄
(11)
や行
(116)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
道具責め ONANIEナース/DMM戦
山﨑邦紀
/
2014年08月08日
「
道具責め ONANIEナース
」(1994/製作:旦々舎?/配給:大蔵映画/監督:水元はじめ/脚本:秋津瑛/撮影:稲吉雅志・村川聡/照明:秋山和夫・永井日出雄/編集:㈲フィルム・クラフト/効果:時田滋/助監督:広瀬寛巳/制作:鈴木静夫/録音:ニューメグロスタジオ/現像:東映化学/出演:森山美麗・哀川うらら・璃緒奈・太田始・樹かず・荒木太郎)。
ドギツい大書が扇情的なタイトル開巻、新宿の人混みの中一人場違ひな看護婦・秋島鳥湖(森山)がポケベルを被弾、電話ボックスに入る。小刻みな暗転で繋ぐ、この時期既に一流のイントロダクション。ガスか電気か水道かまでは判らない検針員の桑原(荒木)が、女のワレメに似た木の幹の割れ目に吸ひ寄せられる。女子高に勤務する国語教師(太田)は八百屋の店先で立ち尽くすと、大根×胡瓜×茄子、ガチョーンガチョーンガチョーンとカメラが寄るトリプルズームで心を奪はれる、実にプリミティブなカメラワークではある。井伊(哀川)はテレクラに狂ひ、ナツミ(璃緒奈)はモテモテのカラオケ店長の彼氏(樹)の勃ちの悪さに無造作な難色を示す。鳥湖の実家に残した家族との電話と、公開題の後段を忠実に実行する―前段を担当するのは桑原―ONANIEを噛ませて、一体何を仕出かしたのか公衆電話で女に平謝りする桑原は、後述する突飛な方法で連絡先を入手。自宅に呼んだ、某財団から派遣される訪問ナースである鳥湖に、観音様の拡張マニアであるがなかなか受け容れられないといふ悩みを打ち明ける。
前作「
獣欲魔 ちぎれた報酬
」から年を跨いで、水元はじめ名義による山邦紀ピンク映画大蔵第三作。山邦紀は本名に戻す―それでも当初は山崎邦紀名義―まで水元はじめ名義で四作を発表してゐるとのことだが、残念ながらDMMの中には第二・第三二作しか入つてゐない。太田先生宅では“ストリップ紛ひのことはしたくない”といつておいて、桑原から即金で受け取る謝礼の三万円といふ絶妙な額まで含め灰色ですらなく出張風俗嬢と変りない訪問ナースが、各種の特殊性癖者を癒し渡り歩く。旦々舎作に特徴的なヒロインの漂泊性も踏まへた上で、奇怪にして愉快な変態がワラワラ湧く博覧は、山邦紀真骨頂の感にひとまづ堪へない。訪問ナースのチラシ付きバイブレーターが、空から降つて来るはジュースの代りに自販機が吐き出すは運転の止まつたコインランドリーの中から出て来るはと、想像力溢れるファンタスティックも楽しい。尤も、しつかりとした骨組みと豊かな枝葉には反し、全体的な構成は然程でもなく堅牢ではない。拡張させた女陰の内部を覗き込み自慰をオッ始めた桑原を、鳥湖は「拡張の趣味が悪いんぢやないの、オナニーしか出来ないのが問題なのよ」と叱責する、いや拡張自体にも問題がなくはないだろ。同好の女を探すとか素直に憑き物を落とす桑原の姿には、馬鹿正直にポジティブ過ぎる印象も禁じ得ない。容易く矯正されなどしない強固な屈折が俳優部としての荒木太郎の持ち味で、そもそも、曲がつたものは曲がつたままで生きる。それもひとつの“真直ぐな生き方”とはいへまいか、俺はさう思ふ。拍子の外れる桑原戦を経て、太田先生パートが唯一始終を十全に振り抜く最高潮。この御仁はこの御仁で、野菜を挿入した女性性器を前にせんずりで自己完結する太田先生に対し、鳥湖が野菜コンプレックスを看破するのは異才山邦紀流石の奇想。促され通常の性行為に漕ぎつけた太田先生が、“僕はこれで野菜達と兄弟に”と感激するのも振るつてゐる。野菜と兄弟!野菜の性別なんて考へたこともない。昨今の、たとへば文房具同士のセックスを描くカッ飛んだ同人誌の、完全に先を行つてゐる。そこまでは、いいとして。太田始がビリングに疑問を呈する大活躍を見せた後(のち)に、劇中トリで鳥湖のお世話になる樹かずが、ナツキ経由で治療するといふ変則的なアプローチは出色といへるものの、要は底の抜けたナツキを持て余しての単なる一時的な不能に過ぎないといふのは逆の意味で感動的な失速。再起動した断続暗転で、ONANIE中の鳥湖に銘々が礼を述べるラストに際しても、結局最後まで正方向に転んでみせないどころか寧ろ拗らせた、太田先生が一人気を吐く。
と、消化不良気味に本篇を満了したところで、実はなほも五分尺を余す。残りを延々鳥湖のONANIE・トリコナニーで突つ切るのは大胆といふか大概な力技ともいへ、これが濡れ場として十二分以上に充実してゐるだけに、不発の劇映画を裸映画がすんでで救済した風情は感興深い。
最後に、クレジットの中に薮中博章の名前がないことに軽く驚きかけつつ、よくよく思ひ返してみると、今作画の背景に流れるのは汽笛を筆頭に効果音のみで、いはゆる劇伴を使用してゐない。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!