Cooking Studio Tanabe

渋谷で習う和食・WASHOKU

おせち・日本料理「松風」

2014-12-22 00:13:43 | おせち料理
日本料理で「松風」とは焼き物につく名前です。「心・うらさびしい松風の音」から付いた名前です・・焼き上がった松風の上にけしの実がかかっているのに、裏は何もなく、いかにも「さびしい」感じ。「裏さびしい」 これを「心・うらさびしい」にかけて「松風」と命名したと言われています。

鴨や鱧の松風など、今は鶏ひき肉を使って味噌,卵黄、を混ぜ合わせ流し缶に入れ、オーブンで焼きます。

                 
この松風は少しアレンジしたもので、赤ワインにつけた干しぶどうやカシューナッツを入れてあり、八丁味噌を入れてあるので黒くなって・・ブラウニーのようですね(^^♪ 和風のミートローフのようなもので、山芋、卵黄、砂糖、醤油、卵の素(和食のマヨネーズみたいなものです)が入っています!



これはオーブンではなく卵焼き器で焼いた松風です・・厚みは出ませんが何枚か重ねればGoodかな?いずれも上面は、けしの実、胡麻、青海苔などで飾ってくださいね・・松風ですから(*^。^*)


日本料理を習い始めの頃、この「松風」のお稽古で名前の由来を聞いてから、料理についている名前の面白さに目覚め、先生の言葉を一字一句逃すまいと・・メモした事を思い出します・・私にとって「松風」は思い出の料理です。


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