チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

熱気と異様な暑さの中、高校野球秋の県大会

2018-10-07 21:58:02 | スポーツ観戦等
10月7日(日)

 相次いでやって来る大型台風。今回の25号は九州の西から日本海のほうを通ってくれたので、首都圏は強い南風だけで済みましたが、この土曜・日曜はなんと真夏のような暑さになりました。

 そんな異常気象の中、三連休初日の土曜日は高校野球神奈川県大会の観戦に出かけました。

 この日は準決勝二試合。春の甲子園へ出場するには、関東大会で好成績を収めなければなりませんが、その関東大会に出場できるのは二校。
 したがって、準決勝を戦うこの日の四校にとってはまさに正念場でいちばん力が入ります。
 今年は、その四校の中に厚木北高校という県立校が残りました。私学の強豪ひしめく神奈川で、もし県立校が関東大会へ駒を進めれば何十年ぶりかの快挙。やっぱり応援したくなります。

 会場は、最近「バッティングパレス相石」と言うようになった平塚球場。
 第一試合の厚木北対桐蔭学園戦が10時開始ということで、平塚駅9時前のバスで向かいましたが、バスの窓から見ると、球場のある平塚総合公園の駐車場はすべて「満」の赤い表示。車で来なくてよかったと胸をなで下ろして中に入ると、スタンドは満員に近く、もう直射日光を避けられる屋根の下に空席はありませんでした。
 いったい、神奈川の高校野球熱ってなんなんでしょうかね、本当に人気があります。地方球場とはいえ、年に何回かはベイスターズの公式戦が行われる球場なんですけど、「試合開始前から内野席はほぼ満員とは」とあきれながら、実は自分もその一人というわけです。

 家を出る時には小雨もぱらついていたのに、なんとも強い日射しで、「スポーツの秋」というのにはあまりにもかけ離れた暑さ。3回が終わってたまらずスタンド一番上の屋根の下の日陰へ行ってみたのですが、

 観客席は
  この盛況ぶり
  

 日射しの下の席に戻る気力が失せて、気持ちの良い南風を受けながら、しばらく立ち見席から見ていましたが、期待の県立校、私学の桐蔭学園に歯が立たず、

 まさに、
  万事休すの感
  

 気分的に圧倒されたのでしょう、初回いきなりショートへの平凡なゴロを一塁へ悪送球、四球も絡んでピンチになったところで三塁手のトンネルと痛い二失策で2失点。
 厚木北のエース奈良君、2回からは変化球の制球が定まり好勝負になるかと期待したものの、桐蔭打線が球筋に慣れてきたのか、中盤につかまってしまいました。
 10点差になったところで桐蔭学園が投手を変えたので、結果、厚木北も2点取りましたが、7回コールド10-2でゲームセット。

 第二試合は屋根の下でと思ったのですが、そのカード、横浜高校対慶応高校という野球通にとっては見逃せない一戦なのです。なにしろ、今夏の甲子園に出場した北神奈川と南神奈川の代表校二校の対戦なのですから。
 とはいっても、とてもとても10月とは思えない日射しを前に、さすがに気分は萎え気味。それに、第一試合がコールドゲームだったこともあって、第二試合のプレーボールまで1時間ほど時間があるのです。炎天下、「これは無理だ。家に帰ってテレビ観戦しかない」と、急遽退散しバス停へ向かってしまいました。

 さて、その第二試合、慶応1-0とリードの9回裏土壇場で、横浜の1番バッターにサヨナラ2ランホームランが飛び出すという、なんとも劇的なゲームだったのですが、その幕切れは我が家のテレビで見ていたという、ちょっと締まらない野球観戦の一日となりました。


   野分といふことば懐かし南風   弁人



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