チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

はなはだ迷惑、突然の「総選挙」

2014-11-30 08:11:53 | つぶやき
11月30日(日)

 なんでこんな時に? 突然の衆議院選挙。投票日が12月14日になって、ふだん地元を離れている者にとってはなんとも迷惑千万な話です。もう少し早くわかっていれば、それに合わせた予定が立てられたのに。

 ところで、11月初めに、小学校の35人学級を40人学級に戻したいという財務省の見解がニュースになりました。文科相は反対するそうですが、40人学級に戻せば、教職員の人件費が86億円ほど削減できるということでした。

 今回の総選挙、その10倍の800億円ほどかかるそうで、争点がはっきりしている必要不可欠な解散なら仕方ありませんが、「経済政策」と「消費税再引き上げ先送り」という誰も反対しないようなことを掲げてということでは、やはり不可解です。

 過去の「消費税導入」「消費税引き上げ」に関する総選挙では、ことごとく提案した政党が議席を減らしていますが、今回は「引き上げ見送り」を前面に出しての解散ということで、政府自民党としては、今しか勝てないというタイミングだったのでしょう
 やはり、「消費税」というのは、それだけ国民の暮らしに密着した問題ということなのです。現に、アベノミクスとかで表面上上向きかけた景気が、税率を5%から8%に引き上げたとたん、あっという間に減速してしまったのですから。
 そんなことを考えると、いくら財政再建のためにとは言っても、今後10%に引き上げるということは簡単なことではないのです。その前に「消費税」に頼らない財政削減の努力をしなければ国民は納得できないでしょう。

 とはいえ、「定数削減」や「議員歳費や手当て」の問題など、その検討がほとんど進まない現状を見ると、今の政治家に、増税以外の財政再建は望めないのかもしれません。お先真っ暗ですね。

 安倍首相は就任依頼「経済政策」を前面に打ち出していますが、最終的な目標は「憲法改正」らしく、どうも、「集団的自衛権容認」の問題も、「特定秘密保護法」の成立も、「原発再稼働」の問題も全てその一線上にあるようです。
 そういう重要な問題を「消費税再引き上げ先送り」という題目の陰にぼやかしながら安定多数を確立したいというやり方は、いかにも姑息な感じがしてなりません。
 おそらく、経済政策が容認されれば、沖縄県民の意向も無視した「辺野古基地建設」についても、国民から理解を得たという判断を打ち出してくるにちがいありません。

 まあ、一国民として心配なことはたくさんありますが、さすがに師走の突然の選挙となると、そのためにだけ明石から逗子に帰るのも馬鹿馬鹿しく、つい「今回はどうしようかな」という気分にもなってしまいます。
 でも、今までに国政選挙で棄権したことなんてありませんから、なんとかしなければなりません。

 ということで、逗子にいる時に市役所の選管へ出向き、こんな書類をもらって来ました。

 「不在者投票請求書(宣誓書)」です
   

 この書類を選管に提出しておけば、公示日以降に投票用紙が私の所に送られて来ます。それを一式持って明石市役所の選管に出向けば、不在者投票ができるのです。その後、投票用紙が明石の選管から逗子の選管に郵送されるのですが、それが開票前に届かなければ無効となってしまいます。したがって、明石での不在者(期日前)投票は早めに済ませておかなければなりません。

 実は、この書類、明石に戻る前に逗子市の選挙管理委員会へ提出しておきたかったのですが、うまくいきませんでした。解散したのが21日の金曜日の午後で、翌日から三連休になっていたのです。
 ところが、解散して公示日と投票日が確定しないと提出できないのです。私は、解散直後の三連休の最終日に明石に戻ったので、明石から郵送せざるを得ませんでした。

 考えてみれば、解散がもう一週間早かったら、明石に帰る日を二日遅らせれば、期日前投票ができたし、もう一週間遅かったら、投票日が21日になって、次に逗子に帰る予定の日でしたから、ちゃんと通常の投票ができたのです。

 ということで、私にとっては、なんともタイミングの悪い解散総選挙なのですが、一度くらい住民票のない所で有権者の権利を行使するのも、人生の経験としては貴重なことかもしれません。なかなか面倒な手順ですが、投票用紙の到着を待って、明石市の選挙管理委員会へ出向く予定です。


コメント
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