閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

てまり唄(覚え書き・その2)

2010-01-22 09:23:25 | 日々

○てまり唄(前項からつづき)

 きよみずの かんのんさまに
 すずめが三びき とまった
 その一羽が はちにさされて
 あいたた ぶんぶん あいたた ぶんぶん
 まずまず いっかん つきもうした

「一貫」は重さか、金額か。
「かしもうした」となっている資料もあり、
それなら金額になるが、わたしのイメージは「餅つき」だ。

 あのね おしょさんがね
 くらい ほんどうでね
 なむし なむし
 あらま おかしだね  
 いちにっと らんらん
 らんきょくって しっしっ
 しんがらもちゃ きゃっきゃっ
 きゃべつで ほい

母方の祖母(大阪生まれ)に聞いて、書きとめてあったもの。
てまり唄だと思っていたが、いま考えると、
「ほい」でじゃんけんをする手遊び歌の可能性もある。
祖母が亡くなって21年たち、確かめる方法がない。
最後が「しんがらほけきょうの せんがんじ」
で終わるバージョンと2通りあった。
しかし、ほとんど意味不明である。
あちこちすり減って、道端の古いお地蔵様のよう。

 ひい ふう みつ ななやこ
 とんでなか にじゅうなか さんたいちょ
 うめに うぐいす 
 とんでなか にじゅうなか さんたいちょ
 おおばん こばん
 とんでなか にじゅうなか さんたいちょ
 すいせん 
 とんでなか にじゅうなか さんたいちょ
 いったい にったい さんたいちょ
 つかもが もーよ くわずが しんぎくさんで
 おてふって おひざうって
 すっぽん とんがらしで もーよ

同じく祖母に聞いたもの。
たいそう調子が良くて口ずさみたくなる。
しかし意味はさらに不明。
これはかなり技術を要するまりつきであったらしい。
聞いたときはすでに高齢だったため、
実際にどこがどんな技か、教わることはできなかった。
「とんでなか」の「なか」で足の下をくぐらせたり、しそうだ。
唄につれて難易度が上がり、「つかもが」からが難しくて…
と聞いたような気もするのだが。

 

羽根つき唄など(覚え書き)

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