閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2016-11-20 23:36:47 | 日々

窓のすぐ外まで霧が流れてきた。
おや、と思ってベランダに出ると、別棟のアトリエの先は
もう何もないような、世界の端っこにいるような状態。
雲霧林、ってこんなんだろうか。
歩いても、ついつい泳ぐような手つきになる。 

 

 

午後、すこしむこうが見えるようになったところ。

 

 

翌朝。もうすっかり晴れました。

 

 

水菜。と、

 

ウラシマ。本日あと追いモード。

 

 

カラスザンショウの樹皮を、鹿がごっそりはがしてしまった。

 

高さは1メートル以上、幅は半周近く。
一面にこまかく傷がついているのは、前歯の跡?

 

しみ出した樹液がかたまっている。
外側はゼリー状で、中は液状。 

 

こっそりなめてみたら、かすかに、かすかに甘い、ような気が。

お隣の畑は、15センチのワイヤーメッシュだけでは
鹿を防ぎぎれないため、細かい漁網を張り巡らしてある。
今朝通ったら、網のすそに小鳥がひっかかってバタバタしていた。
ホオジロだ。

ホオジロは草の種子などを食べるので、地面にいることが多い。
何かのはずみで網目に首を突っ込んでしまったのか、
がんじがらめになっていて、簡単にはほどけそうにない。
魚をとる網だから丈夫で、無理にひっぱると羽や足を痛めてしまう。
はさみを持ってこなければ。
しかし、まずいことに、10メートル以内に猫が2匹いる。
気づかれたらどうしよう。

長靴では走らないことにしているが、緊急事態なので、走った。
家に飛びこみ、長靴を脱がずに上がって、机の上のはさみをつかみ、
ついでに内線でアトリエに応援を要請し、すぐさま駆け戻る。
猫、まだ気づいてない! よかった!
本気で噛みつくホオジロ君に手こずりながらも、糸をたどりたどり、
慎重に慎重に(足や羽を切ったら大変!)一本ずつ切っていき、
最後の糸を切った瞬間、ぱっとはばたいて、一直線に飛んで行った。
救助成功!

ひっかかってからそれほど時間がたっていなかったようで、
鳥が元気なうちに助けられて、よかった。
そういえば、ずっと前だけど、ねずみ捕りの粘着シートにひっついて
羽を傷めたホオジロを保護したこともありましたね。
人造物は野鳥には想定外なので、こういう事故も起こりうる。
窓ガラスへの衝突も含め、人の責任なので、気をつけなくては。

(ベランダの日除けを、夏が終わっても出しっぱなしにしている。
多少うっとうしさはあるけれど、これさえあればバードストライクが
半分以上は防げるのではないかと…実験中)

 

本日のにゃんこ。

Mが置いてったメモ。
みんなのゴハンの残りをフガフガと食べるウラシマ。

メモ用紙にボールペンで書いたのをモノクロコピーしてからスキャン。
こうすれば絵がきれいにとれることを発見。
 

こちらは、うちに来てすぐのころ。
すぐ逃げられるように腰が引けていた。

このごろウラシマは、風呂上りにすっとんでこなくなった。
かわりに、先に2階にあがって、掛け布団の上で待っている。
花見の場所取りのように、布団で寝る権利を独占している。
パターンを覚えて先回りして行動することがうまい。
頭がいいんだと思う。

本日の「いいね!」

建築系スイーツ

う~ん、完璧すぎて食べにくいかも(笑)
ウクライナのDinara Kaskoの作品。
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 落ち葉 | トップ | きいろ »