閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

実験中

2008-10-05 09:49:08 | 日々

珍しい果物みたいですが、ハヤトウリという野菜です。
(変な尻尾は茶々姫です。大きさの比較のために
出演してもらいましたが、ぜんぜん参考にならないか…)

九州の方はご存知かもしれません。
おもに暖地でよく育つ瓜の一種です。
そこらじゅうにつるを伸ばして、わさわさと元気に茂り、
他の夏野菜が終わる今ごろから、たくさん実をつけはじめます。

お隣の空き地で野生化して、桜の枝にまで這い上がっているのを、
ふたつみっついただいてきました。
かずこさんによれば「薄くスライスしておかかをかけ、
醤油をからませて食べたらシャキシャキして美味しい」とのこと。
えー? 生でも食べられるとは知らなかった!

縦にふたつに切ると、中まできれいな黄緑色。
熟したものはアボカドみたいに大きな種が1こだけ入っていますが、
これは若採りなので、種はまだあるかないかという状態。
皮をむき、薄くスライスして…
お? 甘い?!
メロンの実と皮の間のような、かすかな甘みがあります。
しょりしょりした歯ごたえも、きゅうりというよりは「メロンの皮」っぽい。
でも瓜系の匂いはほとんどありません。

まずは、かずこさんおすすめの、おかかと醤油で試食。
くせもなく、さっぱりして美味しいです。
もう少し何か、と思って、マヨネーズを足してみる。
あ、ちょっとやりすぎだ、とすぐ思う。
で、元に戻って、

スライスしたものを、熱湯でさっと茹でてみる。
グリーンがさえて、青臭さがとれます。
うん、生のままより、このほうが好きかもしれない。
でも、いまひとつ、何か物足りない。
で、元に戻って、

少量のごま油で炒めて、おかかと醤油で、きんぴら風に。
これは食べやすいです。ごはんのおかずに良さそう。
だけど、せっかくのきれいな緑が台無しだ。
むむむ…。

と、台所であれこれ試しつつ、1個を完食。
ゴーヤのように個性的でもなく、ごく素直な食材なので、
どのようにしても食べられないことはありません。
しかし、やはり、あと一歩、決め手に欠けるかなあ。

叔母の話では、九州では粕漬け(いわゆる奈良漬)にするそうですが、
わたしはアルコールに弱いので「酒気帯び」になっちゃって駄目。
近所のおばあさんは糠味噌に漬けるとか言ってたっけ。
昔からの食べ方が無難そうだけれど、うちは糠床もないし、
できれば、おかずの一品にしたいです。

単品でなく、何かと組み合わせると良さそうですね。
千切りにしてサラダに混ぜるとか。
エスニック風のスープなんかどうだろ。
実験のつづきは、また明日。
そして3日目には、
「これな~んだ?」と言ってMに出してみる…。

 

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