霜の朝。
車の凍り方がこの冬一番で、霜の描く模様の多様さにうっとりする。
大きな鳥の羽のよう。
夜中に雨が降り、そのあと気温が急に下がったらしく、水玉がくっきりしている。
枯れ花、きらきら。
半分凍ったような水玉も。
エリカも、きらきら。
日があたるとたちまち温度が上がり、湯気が白く立ちのぼる。
この少し前、軽トラで出かけたMは、凍結した日陰の道でタイヤが滑って、とても怖かったそうだ。
なんとか先へ進んだら、車が1台ひっくりかえっていて、パトカーが来ていたとか。ぞぞぞっ。
(毎冬かならず何台かはスリップする魔の県道。毎日凍るわけではないので、地元の人も油断する。なにしろ一本道だから、ここを通らずにはどこにも行けない)
夕暮れの西の空。
ねぐらに向かうカラスが14羽。
(数えた・笑)