閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

カリンの花

2017-04-26 16:51:38 | 日々

庭のカリンの花が咲いた。

東京のベランダで種から育て、引っ越してくるとき鉢植えで持ってきた木だ。
もう30年以上になる。
山桜が抱えきれないほど太くなったのに比べ、カリンは30年たっても両手でつかめる太さだ。



鉢植えのとき、3本くっついて生えていて、根がからんで離せなかったのでそのまんま地植えした。
いまもきゅうくつそうに3本くっついて、高さは3メートルくらいになっている。
山の西側で、しかも大きなホオノキの陰になるので、場所的にも条件はあまり良くない。
そろそろ咲くか、もう咲くかと、毎年見ていたが、ずっと咲かなかった。
きょう、ふと見上げたら、ぽつんぽつんと10こくらい花がついていた。

 

花だけでもきれいだけれど、ひとつくらい実になるだろうか。
なるといいなあ。

 

 

こちらはすっかり満開の八重桜。

 

八重桜が咲く頃から、野山はにわかに忙しくなる。
草は伸び、木の葉は繁り、鳥も獣もみんなそわそわ。
畑の雑草の中からグリンピースを救出してやらねばならないし、空いた場所を耕して、そろそろ夏野菜も植えたいし。
あちこちの田んぼにも水が張られた。連休には田植えという家が多い。

山菜の旬は短く、うっかりしていると食べそこねる。
蕗はだいぶ増えたけれど、きゃらぶきを作るには足りないだろう。
蕗も明日葉も三つ葉も、本来は「庭」に植えるような植物ではなかったのに、今や柵の中で保護してやらないと絶滅してしまう。 
日陰の沢沿いにいくらでも生えていたしどけ(モミジガサ)も、もうどこにも見当たらない。
とげとげのタラノキも、柔らかい新芽は背の届くかぎり鹿に食われてしまい、山椒と、橙色の実のなるモミジイチゴだけが、さすがに手つかずで残っている。 

 

今年はなぜかものすごく実つきの良い梅の木。
ちょっと多すぎるかも。 

 

本日の鳥さん。

一昨年から声を聞くようになったサンショウクイ。
「ピリリピリリ! ピリー!」と鳴きながら上空をくるくる飛び回る。
声と、ちらっとだけ見た姿から、たぶんサンショウクイだろうと見当はつけたが、なかなかちゃんと確かめることができず、 歯がゆい思いをしていた。

ついに! 証拠写真(大ぼけですが)とれました。

色や大きさの感じがちょっとセグロセキレイに似ているけれど、セキレイ類はあまり木の枝に止まらないので、違うことがわかる。
このときは2羽でしきりと鳴きながら、木から木へ、行ったり来たりくるくると追いかけっこをしていた。
オス×オスの縄張り争いか、オス×メスの求愛行動かは不明。
「ヒリヒリ~」と鳴くから「山椒食い」というネーミングが素晴らしい。


あのあたりのどこかで、オオルリがさえずっています。
「ラ~リホ~ ヒーヒーホ~ ちょっと準備中」。
そして、キビタキは今年も
「キビちゃん! 警視庁!」なんて言ってる。



宅急便の営業所のツバメさん。
のぼり旗を立てる棒がお気に入りのようで、ずーっとここにとまっている。

 

奥さん(?)は非常灯の上で卵あたため中。
毎年きまってここに巣を作り、たいてい2回ひなをかえす。
人の出入りの多い環境が安心なのね。
セコムもあるし。



本日のにゃんこ。

 

はっけよ~い…

 

のこったッ!

 

本日の「いいね!」

Knitting, crocheting and jam-making improve mental health

編み物やジャム作りはメンタルヘルスに良いんですって。
リラックスしつつクリエイティブ。
クリエイティブな行動は、より良い明日につながる。
美味しくできたジャムを瓶に詰めて保存するということは、つまりそれを開けて食べる未来があるということ。

(この記事で、へえ~、と思ったのは、じつはそこではなく…棒針編みとかぎ針編みって、英語では違う単語だったのね?)

 

もうひとつ、こっちは「いいね」とは言わない。

COME ON ! 関門!

関門海峡のあっち側で生まれたので、いちおうシェアしときますが、う~ん。
こんなのでPRになるのかねえ。

コメント
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