閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

霜・大根

2015-01-13 21:42:17 | 日々

霜の朝。
車の窓に霜の花。










溶けてくるとジグソーパズルみたいだ。

 

 

葉っぱも霜霜です。

 

このごろ晴れた日がつづくので、大根を干している。
4~5日かけて、カラカラと鳴るくらいに乾燥させると、
独特の日なたくさい匂いがして、これが嫌いという人もいるけれど、
わたしは大好き。なんとなく幸せな気持ちになる。
煮物でも良いけれど、酢醤油に漬けてポリポリ食べるのが一番好き。

切り干し大根の酢醤油漬けの作り方は→こちら

毎年、大根干しにも梅干しにも使っていた平たい大きなざるが、
老朽化で昨年ついに壊れてしまったので、かわりに干物ネットを買った。
軒からぶら下げられる四角い箱状の網で、ファスナーで開閉し、
中は網が3段になっている。
省スペースで、虫もつかないし、室内にも取り込みやすくて便利・・
と思ったのが間違いで、これは魚など干すにはいいかもしれないが、
梅や大根のように、たびたびひっくり返す必要のあるものには、
両手が入れられないから、非常に使いにくいのであった。
だいたい、梅なんか3段も入れたら重くて持ち上げるのが大変だ。
使いにくいだけでなく、このネットの青い色が目によくない。
(ブルーシートなどもそうだけれど、この色をしばらく見たあとは、
そこらじゅうにぼわぼわとピンクの雲みたいなのが見えて
とっても気持ちがわるいのです)

大根干しに、干物ネットは駄目だ、と悟ったので、ざるを買いに行く。
前と同じのは売っていなくて、いちおう植物素材ではあるけれど、
竹なのか竹じゃないのかよくわからない。ラベルにベトナム製とある。
耐久性はあまり期待できなさそうだが、他に選択肢がない。

1回目は銀杏切りにして干したので、2回目は千切りにしてみた。
切ってすぐは水気を含んでいるので、ざる一面に並べると重い。
干しているうちにどんどん軽くなっていく。
(大根というのは、なんと95パーセントが水分だそうで、
完全に干せばわずか5パーセントしか残らないわけですね)
ところが、あともう少しというところで、突風にあおられ、
ざるごとベランダの端まですっ飛ばされて、裏返しになってしまった。
当然、中身はほとんど地面に散乱し、回収不能である。

これはかなり悔しかった。
悔しいので、そのまま畑に直行し、もう1本抜いてきた。
葉を落として、ごしごし洗い、どんとまな板にのせて、端から刻む。
大根はさくさく切れるから、大量に切る手間はあまり苦にならない。
ふたたびざるに並べて、ベランダに出し、今度はしっかり重石をした。

2日干して、ややしんなりしてきたころ。
ベランダで「がたん、ごとん」と物音がする。
何だろうとのぞいたら、大きめの鳥がぱっと手すりに飛び上った。
あ、イソヒヨドリ。灰褐色のメスだ。
くちばしに何か白い紐状のものをくわえている。
あ、切り干し大根!
と思った瞬間、飛んで行ってしまった。

イソヒヨドリ(ヒヨドリの仲間ではないし、けっこう内陸にもいる)は
基本的に動物食の鳥なので、大根を食べるとは知らなかった。
それとも、何かと間違えたのだろうか。
しばらくカメラ持って待っていたけれど、もう来なかった。

いちおう、とられると困るので、ざるをひきずってきて、
猫がごろごろ寝ている窓の真ん前に置くことにした。
きなちゃん、しっかり見張ってちょうだい。

 

こら、寝てる場合ではないぞっ。

 

 

本日の大物。

ヘリコプタさんたち通りまぁす。

 

 

なんだろう、これ。自衛隊のOH-1?
(写真撮ったりしちゃいけないモノ・・ってことはないよね?) 

 


本日の「いいね!」

SAMURAI-K (動画)

テニスはさっぱりわからないし、カップヌードルも食べないけど、
日清チキンラーメンは食べる閑猫なので、ガンバレ錦織くん。

 

 

コメント
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