閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

名言について

2010-12-24 09:45:25 | Q&A

◆浮草さんから。

>サンゴロウはいろいろ名言を言いますが、
>(「どんなぎりぎりのときだって、道はかならずふたつは残ってる。
>やるか、やらないかだ」とか大好きです)
>作者のお気に入りの名言は何ですか?


いろいろって、そんなに、ありましたっけ?
「安全装置のレベルはもっとあげといたほうがいいぜ」・・
みたいなのも、名言って、いうのかな?

特定のせりふではありませんが、
サンゴロウが、妥協せず、自己のスタイルを貫き通しながら、
同時に他者の存在も認めている、という基本姿勢が好きなので、
そういうところを書けた(と思う)部分は気に入っています。

価値観の異なる者を、否定したり、批判したりしない。
一歩離れて、面白いな、という目で見ている。
これは、見守る、というようなニュアンスではなくて、
おそらく、何でも自分で見て判断して動く、という習性からくるもの。
その上で、自分のやり方とは違うとか、好みじゃないなとか、
思ったとしても、それは表に出す必要がないから出さないし、
相手が困っていればためらいなく手を貸す。
そういうところ。
オトナだなあ。

個人的には、たとえばシーナに対して少々甘いんじゃないか、
などと思ったりもしますが、それも
「否定しない」うちのひとつ(単なる?)なんだろうなあ。(そう?)

サンゴロウがナギヒコにあてた手紙の中で、
自分が何かするのは、誰かのためじゃなく、すべて自分のためだ、
という意味のことを言っていますが、
その言葉が、すべてを代表している、ともいえますね。


もうひとつ、サンゴロウではないけれど、
『霧の灯台』のカイのせりふ。

「おもうんじゃないよ。ただ、わかるんだ」

この「おもう」が「suppose」だとすれば、
「わかる」は「know」だ。
ということが「わかった」のは最近のこと。

 

 
 
 

 

<追記>

20周年記念にリニューアルした別館が「サンゴロウ名言録」っぽくなりましたので、よかったらごらんくださいませ。

海岸通り6番地

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コメント
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