牛や鹿は、草を食べたり休息したりしているとき、
たいてい北か南を向いている…
という研究報告が新聞に載っていました。
なにか地磁気と関係があるのではないか、とのこと。
あれ?
わたしは「風上を向いている」のだと思っていました。
敵の匂いや気配が少しでも早くわかるようにって。
だから、ライオンは、気づかれないよう
風下から忍び寄るっていうじゃありませんか。
海辺にとまっているカモメなんかも、
みごとにそろって風上を向いています。
鳥はそのほうが飛び立ちやすいし、第一、
反対を向くと羽がぼさぼさ逆立って気持ちが悪い。
(いや、わたしはカモメじゃないけど、
きっと気持ちが悪いだろうなあと…)
「北か南を向いている」ことが、どうしてわかったかというと、
世界の牧草地の牛を数えたんだそうです。
グーグルアースで。
そういう使いみちもあるのか、グーグルは。
その牛が「北か南」を向いているとき、
風はどっちから吹いていたのか、ということを、
わたしはすごく知りたいのですが。