閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

たてよこ

2008-08-23 16:10:37 | 

駅のホームの長辺に沿って歩くのは、横断と縦断のどちらなのか…
という疑問を、時鳥さんが提示されていたので、
そういえば縦と横って何だろう?と思い、国語辞典をひきます。

ええっ、いちいち辞書をひくの?!
と人に笑われたことがありますが
(感心されたのではなく、あきれられたのです)
ひきますよう。ひきません?

「たて」をひくと、
「その人から見て『横』と垂直な方向」と書いてある。
それではと「よこ」をひくと、
「その人から見て左右の方向」と書いてある。
(三省堂の「新明解」第5版です)

あやうく思考が山羊さん郵便になりかけましたが…
ええと、つまり「縦横」は「左右」によって決まる、ということなのですね。
自分の左右が横で、そうじゃないほうが縦。
(いやあ、そうなのか。知らなかった!)
これでいくと、人の進行方向は常に「縦」になるわけだから、
ホームは「縦に長いホーム」ということになります。

しかし、ふと立ち止まり、線路のほうを向いた瞬間に、
ホームの方向は「その人から見て左右」に変わり、
今度は「横に長いホーム」と呼ばれることになる。

当然といえば当然。
でも、不思議といえば不思議。


お料理のレシピで、よく「縦に切る」「横に切る」といいますが、
その縦横も、わたしはいまひとつあやふやです。
長い方が縦?
それだと、かぼちゃやトマトなんか、違ってしまう。
すいかは、どっちが長いんだろう。
大根やねぎなど、まな板に合わせて左右方向に置くけれど、
その場合、左右が縦になる?
果菜なら、なり口(いわゆる「へた」)を上にして置いたとき、
葉物や根菜なら、根を下にして置いたとき、
つまり育つ状態での上下方向が縦…と考えればいいのかしらん?

一方、縞模様のある魚は、釣り上げてぶらさげた状態のとき、
縦になるほうを縦縞と呼ぶのだと聞きました。
でも、それ、泳いでるときは横縞になるのでは…
いや、泳いでる魚にすれば進行方向だから縦縞でいいのか…?

考えると、だんだんわからなくなる、縦と横。

コメント
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