(夕方)
なんだかまっすぐこっちへ向かってきますよ。
さっき小枝が飛んできたので、
これ以上大きなものが飛んでこないうちにと
早々に2階の雨戸を閉めてしまいました。
(その2時間半後)
ごおごおごお…
というジェット機通過中みたいな音がしていますが、
何がどうなっているのかわかりません。
外まっくら。
(そして翌朝)
庭のまんなかのモクレンがぽっきり折れている。
目につく被害はそれくらいで、よかった。
山桜の小枝、青い実のついた山栗の小枝が散乱している。
畑の倒れてしまったナスの実だけもいでくる。
お隣の別荘では大きなシイの木が根こそぎひっくりかえり、
斜面の下の木を何本もなぎたおし、その下の電線が
完全に切れてしまっているらしい。
「あの馬鹿」とMがおこっている。
そのへんの木を伐採した人が、どういうつもりか、
シイの木を1本だけ、見るからに不安定な形で残しておいた。
それが強風を受けていっぺんに倒れてしまったのです。
自然の状態なら倒れなかったのに。
電力会社は忙しそうだし、場所が場所なので、
復旧は簡単ではなさそう。
別荘の持ち主に電話したら
「どうしよう、冷蔵庫にいっぱい入ってるの!」という。
ああそれは大変…。
(午後、そのつづき)
よく聞いてみたら冷蔵庫だけじゃなく、
「冷凍庫にお肉が40キロある」とのこと。
ひええ。
とりあえず冷凍庫ごとうちで預かることに。
「よかったら食べて!」と言われたけど、40キロって…。