閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

図書館

2007-09-01 09:03:15 | 日々

先日、町でちょっと「待ち時間」があったので、
ひさしぶりに図書館に寄りました。

あまり図書館を利用しない理由はふたつあります。
ひとつは車が停めにくいこと。
なにしろ玄関前に駐車スペースが2台分しかなくて、
ときどきそこにナナメに停めてる人がいたり、
バイクや自転車が置いてあったりするので、
駐車の下手なわたしは行きたくないなーと思うのです。

近ごろ、すぐ近くのスーパーが改築されて、
無料の広い駐車場ができたため、
その問題はようやく解決したのですが…

もうひとつは、すごく小規模な図書館だということ。
人口が少ないから予算も少ないのは当然で、
いっしょうけんめい運営されてる方々には
まことに申し訳ないんですけども、
これまで何か調べにきて役に立ったためしがない。
自分じゃ買いにくいような高価な写真集とか、
マイナーな言語の辞書とか、
マニアックな分野の専門書とかは
ここにはぜんぜん置いてないわけで。
(いや、そういうのを期待するほうが間違ってるよね)

図書館に寄ってみたのは、ここなら涼しいかも、
という単純な思いつきだったのに、
省エネが徹底していて、まったく涼しくなかった!
夏休みの最後の週だというのに
宿題しに来ているらしい子もふたりしかいなかった。

写真の美しい建築学の本を眺めていたら
あっというまに1時間たちました。
ガウディは市電にはねられて死んだとか、
フランク・ロイド・ライトの自宅は2度も焼失したとか、
そういうこともいろいろ書いてあって面白かったです。
1時間すわってても背中が痛くない椅子ならもっといいのに。
(それも期待するのは間違ってるって…)


Richard Brautiganの小説
「The Abortion: An Historical Romance 1966」
の主人公は図書館に住んでいる。
そこは人々が自分の書いた本を置きにくる場所。
7つの男の子から80歳のおばあさんまで、
いろんな人が世界に1冊しかない自分の本を持ってくる。
そういう図書館ならわたしも住みたい。

コメント
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