引き出しの一番下の一番奥につっこんである袋を、
なんだっけ?とあけてみたら、古い紙片が詰まっていました。
創作メモ。
いちばん古いのは高校生のころ。
授業中に、ちっちゃい字でこそこそ書いていた。
それを見たら英語の先生の顔も一緒に思い出した。
書いてあるのはほとんど単語か、ごく短いフレーズ。
あと、人の名前。読んだ本の登場人物とか俳優さんとか。
当時の「お気に入り」のイメージがよくわかる。
今でもあんまり変わっていないことも、わかる。
あ、これは使ったな、とか、これはまだ使えるかな、とか、
ざっとながめて、またしまいこみました。
この次は捨てよう。
いまは、創作のためのメモというのは、
紙の上にも、パソコン上にも、ほとんどしません。
100ページ以上のものを書くときでも、てのひらサイズの
メモ用紙1枚か2枚で足りてしまいます。
書きとめておかないと忘れちゃうようなことは、
所詮その程度のものだから忘れてもいいんだって、
ポール・マッカートニーか誰かも言ってたような気がする。
いや、ただ横着になっただけかもしれませんが。
かわりに必要なのは、冷蔵庫に貼ってある買い物メモ。
うっかり持って行くのを忘れると大変。
何を買わなきゃいけないか、その場で思い出そうとしても、
頭は真っ白で何ひとつ浮かばない。
これは、かなり、なさけないですねえ。
Kは携帯をメモ帳がわりに使っているそうです。
いつも持ってて、どこでも書けて、なくさないから便利だって。
真似してみようかと思ったけど、うーん、これはだめだ。
文字入力に時間がか・か・り・す・ぎ・て…。