ビッグバンドジャズ!

 

 

昨日、行ってきましたよー 『 芸術鑑賞 ビッグバンドジャズ 』at カナモトホール。

快晴、気持ちのいい秋の青空、全学年高校生( 学校ジャージ組と制服組が入り交じり、

ジャージは学年によって色が違う )と先生方がわんさか集合中のホールの前庭、活気

と賑やかさが立ち上っていたのでした。

とてもとても久しぶりのコンサートホール、

ダウンライトとか、座席から天井までの大きな音響空間、どさどさがやがやと入場して

はシートを埋めていく高校生達の動きとか生態が面白すぎる!若くて幼くて個性があっ

て、その観察だけでも行く価値大いにありました。

 

18人編成のビッグバンド・Serendipity18 は、全国の高校の芸術鑑賞会に出張してい

るそうで、内容も、ジャズを初めて聴く高校生が入りやすく楽しめるようにとても

工夫されたこなれたもので、私も実に実に楽しめました!!

金管楽器の音のシャワーを約1時間半たっぷりと浴びて、盛大に手拍子拍手をし続け

て、手のひらがじーんとしてきてしまったくらいです。

ピアニスト、ベーシスト、ドラマー、サイドの方達がみなさん勿論素晴らしかった

ですし、サックス、トロンボーン、トランペットが一斉に煌めくそのゴージャス感!

最後の曲 「 王様になるまで待てない ーライオンキングより ー 」 のトランペット

( 細くて華奢な2児のママ・若い ) とテナーサックスのソロ合戦が見事で熱くて、

聴き応え満点だったのでした。

治りかけの風邪症状が洗い流された芸術鑑賞会のビッグバンドジャズコンサート、

また来年やってくれないかなあ・・・

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

今週末までは雨予報ですね。

秋の雨はちょっと冷えます、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいね。

明日もこんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

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食べる、語らう。

 

昨年の、

秋も深まり終盤にさしかかる11月半ば過ぎに、

おふみさんに導かれて、JR学園都市線に乗って、当別町へとガタンゴトンと

小さな電車旅をしてきたのでした。

夕方4時に開店するそのお店の、開店時刻と同時に入店したいね、ということで

昼下がり、西日の頃に出発。

当別町までの約40分間、おしゃべりしつついたのですが、当別町に近づくにつれ、

車窓からのどんどん変化していく風景にこころ奪われ、

「 いいなあ・・いい眺めだなあ・・・」

などのうっとり言葉の連続になりました。

古い煉瓦造りの倉庫が並び、殺風景な空き地が広がり、クラシカルなオフィス

ビル役所のビルが点在しています。

その倉庫やビルの周り、通り沿いの多くには、ポプラが植えられていて、背の高い

黒い幹と枝に、紅葉した黄色の葉っぱが風に揺れながら残っていました。

煉瓦、コンクリート、鉄、窓枠とサッシの建造物と樹木の黒と黄色が見事にマッチ

していて・・・なんとも美しく、

その風景全体に風情がある、なんとなく懐かしいような眺めだったのです。

当別地域の独自の眺めなのでしょうか。

そして、広々と広がる大地と、夕焼けが始まった大空には、うっとり言葉も

やがて消えて、無言で感動しておりました。

 

やがて着いた当別町駅。

降り立つと、南口と北口があって、目指すお店は北側出口から歩いて3分ほど。

全てご家族で作り上げているお店です。

古い一軒家を改装し、内装を仕上げ、オリジナルメニュウを作り組み立て、

2022年の夏にオープンされた 『 こいねこ日和 』。

今思い出しても、「 ああ、また行きたい・・・ 」 って思います。

 

こざっぱりしていて、温かな店内空間。

目利きの店主が厳選なさった古い道具が、うんとさり気なくセンス良く置かれ

いて、目もこころも和ませてくれる。

古道具を店内に飾るのは、実は結構難しいと思います。ついやり過ぎてしまいがち

だし、手をかけていない状態のまま並べているだけ、も多々あり。

このお店の古道具は、分量の抑制加減、きちんと手をかけて磨かれている清潔感

などに、店主のフィルターの確かさを感じます。

そして、

実に実においしい!!

アッツアツ! どーんとたっぷり! じんわりと旨み! サックサク!

そんなひと皿、またひと皿が、おかみさんと娘さんによって丁寧に運ばれて

くるので、こちらも勢いよく、でも自然と丁寧に味わうから、身体中に栄養分

とおいしいエネルギーが行き渡ってくるのがわかるのでした。

唐揚げとか冷や奴、麺とかサラダ、ピザ、ごはん、デザートの甘い物・・・

メニウはどれも庶民的な、みんなが大好き!っていう品揃えなのですが、味や歯ごたえ

のハーモニーに工夫が施されていて、ソースやたれやドレッシングがこれまた

とってもおいしいのです!

家と、いわゆる居酒屋/食堂と、の程よい中間にあるような、絶妙なお店。

とても親しみやすいけれど、家の煩雑さはまるでなく、

いつも家でも食べている、作ってもいる定番料理なのだけれど、なにかがしっかり

プロの出来、プロの味。

食べ、語らい、まるで家でのように心ゆくまでリラックスできてしまうけれど、

そこには上等な心配りのサービスがあって、上々のお客さん気分を味わえている。

それが、『 こいねこ日和 』なのでした。

ありそうで、なかなかないお店だなあと思います、ホントに。

お店の前に着いたと時の「 いい感じ・・ 」の通りのお店でした。

ああ、このお店が近所にあったなら、通うな。

 

当別町までの道すがらを楽しみながら、

今年も行こうね、おふみさん!

 

※あ、定休日は月曜日になったそうですよ。

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

今週は、いよいよ本気出してきた冬将軍の圧倒的なパワーに、いっそ感動と諦念

という感じです。みなさま、お元気ですか?

雪がキュッキュと軋むほどの凍れですが、明日はどうかなあ・・・

ご来店の際は、どうぞ足元、そして寒さにもお気を付けていらしてください。

 

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、みなさまのお越しを

お待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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しらくも村に行ってきました!

                                                                                                                 ©shimmy books

 

わたしは 「 しらくも村 」 に移住する予定です。将来は。

昨日、改めて 「 しらくも村 」 と周辺の森や湾の地図を眺め、

いろいろと確認してきました。

どの辺に住みたいか ( きっと受け入れてもらえると思うのだけれど・・ )、

そうして、何をやろうか、あるいはやらないでおこうか、これからじっくりと

夢想しながら過ごすつもりです。

 

「 しらくも村 」 は・・・やはりわたしの理想郷でした ( 解っていたけどね )。

それがどんなに素敵なところか、

興味がわいた人は、どうぞ南区石山のぽすとかんで、「 しらくも村 」 の土地柄

と人々の魅力的で個性的でマイペースな暮らしぶりを紹介しています、是非!

 

ひとやすみのニシクルカフェ、手作りジンジャーエール、ニシクルブレンドコーヒー、

バターチキンカレー、美味しいのです!!是非!

 

 

 

 

 

 

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favori というのは、お気に入り っていう意味なんですって!



江別市の 『 favori ( ファヴォリ ) 』 の移動販売会が今日まで

15丁目のシャトールレーヴで。店主の岡 友子さんに会いに行ってきまして、

それはきれいなライムグリーンのシャツと、胸元に小さなフリルをたくさん

あしらっている白のシャツに出会い、「 くださいな! 」 もしてまいりました。

ファッションのお店で服を買うのは本当に久しぶり!!

もちろんユニクロもファッションの店なんだけど、あまりに巨大ファッション過ぎて、

もはや  ” 洋服を選んで購入した ” というよりは、” 洗剤が切れそうだから

早めに買っておいた ”  的な感覚になってしまっているのは私だけ ( 笑 ) ?

今日の favori でのお買い物、とてもときめいたのでした。

接客もしていただき、「 ステキ~ 」 って( 試着時 ) ホメてもらえて、

しみじみオシャレさんが集まるこじんまりとした専門店の雰囲気を私なりに感じて

浸って、嬉しいひとときでありました。

素材や縫製がよくて、シンプルな、でも計算されて作られている服ばかりなのです。

「 お気に入りをギュッと詰め込んだ小さなショップ 」 とDMにありましたが、

素晴らしいクオリティでしたよ。

ろうけつ染めの大判スカーフや、特別な樹脂製の手作りブローチ類、模様入りソックス

などの雑貨類もとてもいいものがたくさん並んでいて・・・次回の移動販売会も

またうかがいたいなぁ、と思いました。

岡さん、ありがとう!!
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秋の思い出



『 ゴッホ展 』 の帰り道。

開店10分前だったにもかかわらず、気持ちよくドアを開けて

くれたソフトクリーム屋さん。

美術館の帰りには必ず寄ります ( 息子は美術鑑賞よりここのソフトクリーム

だけが楽しみ、ゼッタイ )。ペローリペロペロ、ミルキーだけどさっぱりと

した本当に美味しいソフトクリームなのです。

ああ、私達、アイスクリームLOVE な親子だよねぇ、うん!
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ゴッホ展観てきました。



9月16日、

北海道立近代美術館で開催中 ( 2017年8月26日 ~ 10月15日 )

の 『 ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 』 を観てきました。

苦闘の人生を耐え抜いて、37歳で逝ったフィンセント・ファン・ゴッホ。

生前に売れた作品は1点のみ。

美術史の近代絵画のページに燦然とその名を記されるこの巨人の生涯を知り始めている

私は、展示会場の入り口に立ち、大勢の来館者がひしめき合う光景を目にして

「 さぁ、フィンセント、いよいよ来たよ。 」 と心の中でガッツポーズしました。

その深い思考、愛、そして周りの誰一人、自身でさえもが夢にも気付かなかった

魂の奥に眠っていた色彩の魔術師が、苦闘の果てに目を覚ましてからの爆発的なパワー。

自分自身に嘘をつかずに生きるとは、自分の使命とは、天職とは、

一体何をすることなのか。

その答え・彼自身の決勝点である ” 描いて世に示すこと ” への確信が生み出した

作品群は、単に傑作であることを超えて、未だに色褪せることのない彼の手紙と同じく、

観る者に語ってくるのです。


「 ぼくの苦悶はただ一つ、― どうしたら自分が何か善いことのできる人間になれるか、

何らかの目的に貢献する人に、何かの役に立つ人になれないものだろうか、

どうしたら一定の問題をもっと長い間、深くきわめることができるようになるか、

― このことなのだよ、絶えずぼくを苦しめているのは。 」

( 1880年7月のテオへの手紙 #133 より )



今回、42点のフィンセント・ファン・ゴッホ作品を観ることができました。

展示会場に入って最初の絵は、1887年の 『 画家としての自画像 』。

赤毛の短く刈り込んだ髪、かさついた口元から顎にかけての豊かな髭。がっしりと頑丈な

体つき、ダークブルーの鋭い瞳。青い上着を着てパレットと筆を手に画布に向き合いつつ

じっと静かにこちらを見つめている・・・・・。

この絵の中のフィンセントと互角に見つめ合い続けるのには覚悟がいるのです。

彼が見つめているのは、彼自身、そしてそれは私自身なのですから。



美術館という場所には、” 本物 ” が展示されており、フィンセントが描いた実物が

130年を経て私の目の前にある、と、今更ながら気づき、鳥肌が立ちました。

画家となってからのゴッホの日本の浮世絵やその作者達への敬意と夢と、彼の死後、

日本の画家達のゴッホへの憧れと夢とがいかに交差したかを探った今回の企画展は、

初めてオランダのファン・ゴッホ美術館との共同プロジェクトだそうです。




次にフィンセントに会えるのは、いつなのでしょう。

そして、その時私は、どんな私を生きているのでしょう。

必ず、再会したいと思います。





 







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雪まつり 2014




ようやく春めいてきた今日この頃、「 雪まつり 」 のタイトルには非常に ”今更感 ”

がありますがお許し下さい。

今年も行ってきました。息子が行きたいと言い出したので、まあ、あとはこれといって

行くところもなかったので。

夫も私も、子供がいなかったなら一生行くことはなかったろう、と確信を持って言える

くらい無関心な札幌市の重要恒例行事 「 雪まつり 」、年々凄いことになっているのは

わかっておりましたが、いやはや今年ももうワヤでしたー ( 北海道弁で是非 )。

息子、せっかくの雪像なぞ見ておりませんって。

何しに行ったか? 立ち並ぶ屋台でなにか買ってもらって食べたい!飲みたい!

これですよ・・・。 そんなことも行く前からとっくに分かっておりましたとも。

寒さのピークの2月の上旬、雪と人ごみの大通公園にわざわざ行ってひと時を過ごすのは

冬休み中あとは行くところが思いつかないから・・・アウトドアスポーツ、子供イベント

は勿論、レジャー施設やテーマパークなどに全く不熱心といいますか不得手な両親のもと

に生まれた息子のために、まあせめて地下鉄で行くくらいはねえ、連れて行ってやりまし

ょうか?ねえお父さん、ということなのでした。

おりしも激しく降り始めた雪、そして吹き付ける風の中、地下から上がって着きましたぜ

大通公園。所狭しと立ち並ぶは、雪像ならぬ飲食屋台。真っ白な雪の中に、ど派手な

看板、のぼり旗、まさに乱立です。

道産の素材を加工した各市町村の食べ物のお店が中心なのでしょうが、外国の食べ物の

屋台、お祭りの時には必ず出店の定番食品 ( アメリカンドッグだとかりんご飴だとか、

たこ焼きだとか・・・ ) も提供している特に特徴のない屋台、そして本州方面からの出

店屋台も多く、多彩なお店の看板と匂いをわらわらと眺めつつ嗅ぎつつ気を取られて迷子

にならないようにメンバー確認しながら人の流れに任せて歩を進めるうちに

「 あっ、そうだった、我々は自衛隊さんの技と誇りの大雪像や、市民の方々の素朴で

おとぼけで、さらにメッセージまでが込められた小雪像などを見せていただきに参ったの

ではなかったか? 」 と思い出し、流れから外れて本来の目的である像見物に入ろうと

するとそこはステージのような??プロの司会者のマイクから飛び出すかん高い美声と

盛り上げ係の後追いが、なんかゲーム? 撮影会? 滑り台? 静かな鑑賞はゼッタイに

許さないわよー! ってなんかやっておられます。

・・・・・

1分くらい拝見、「 どうもありがとうございました。 」 でした。

息子の 「 おなかすいたー 」 「 のどかわいたー 」 「 なんかたべたい 」「 なんか

のみたいー 」の要求が雪の降り具合と比例して段々と激しさを増し、夫も私も雪像見物

も早々に見切りをつけて、適当なお店にて、アメリカンドッグとホットココアを買い与え

北方領土返還の風船をもらって息子がしばしおとなしくなったタイミングを逃さずに

第65回・さっぽろ雪まつりの会場を後にしたのでした。


北海道は只今大変な経済状況にあり、関係者によると、「 これが民間企業だったなら

とっくに倒産しておる 」 っていうくらいなんだって。

キャーッ、北海道が破綻したら一体どうなっちゃう? ということでのこの雪まつり会場

の有り様なんですよね。

北海道 = 安心安全な農畜産業、そして漁業が根幹、” 食の北海道 ” をもっともっと

積極的に売り出しアピールしての経済活性化しかないっ!!! 

というのもわかる。

わかるけど、わかるから、そして破綻はイヤですから我慢するけど、雪まつりの美的景観

は破滅ですね。

今回が過去最高の入場者数だったらしいので、これから益々こういう業態がエスカレート

するんだろうな。

来年も、アメリカンドッグ食べに来るのかな。




「 まだおなかすいてるー 」ってアメリカンドッグおかわりした怪獣チカラ君と記念撮影




先日、親戚が送ってくれた絵葉書。

20年前のさっぽろ雪まつりの写真です・・・・・。




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藤陽祭



今年で50回目だそうです、藤女子大学の大学祭、『 藤陽祭 』。

友人に会いに3人で行くわけですが、私達の参加も今年でなんと5回目でした。

過去の写真を見てみると( 毎回、入口の立て看板 『 藤陽祭 』の前で息子と私は写真を

撮ってもらう ) 初めての年は、息子がまだベビーカーに乗ってました!

朝10時のスタートと同時くらいに行って、まずは古本市へ直行。

専門書、かなり古い雑誌類、実用書、文庫本に単行本、少し洋書と児童書と盛りだくさん

の教室を、うろうろとしばし物色。

友人に会って、しばし談笑。

それから、シスターのお店へ。

藤女子、といえばグレーの法衣のシスターズ。

シスターの皆様が手作りされたジャムやお菓子、化粧水、小物類のバザー、という内容の

お店で、俗世の流れとの微かな隔たりを感じるような、感じないような・・・・・

レジを担当されているのも、やや若手?の品の良いシスター様。 かわいいお店です。

そちらで、焼き菓子は必ず買って、小物類を物色。

お次。

雑誌 『 ビッグイッシュー( ホームレスの人達の自立応援雑誌 )』 のバックナンバー

のお店兼模擬店にて、花の女子大生のオネエチャンたちに迎えられて、たこ焼きとか

焼ドーナツとかを買って、その場のテーブルにて3人で食べる。

ついでに先のお店のシスター特製のお菓子も食べる。

オネエチャンが息子にサービスでくれたキャンデーも食べる。

以上なんです。

これでおしまい、11時少し過ぎには、地下鉄北18条駅へ。

夫は店へ。 私と息子はじいじの家へ。


5年間続く、秋のお楽しみ、『 藤陽祭 』。今時の女子大生の風俗も伝わり、いいもので

すよ。格式ある藤女子大のキャンパスも、魅力です。

また来年も行きます、もちろん!


今年は、古本市にて、長田弘さんの 『 深呼吸の必要 』 を30円で、シスターのお店では

シスターの手作りクリスマスカード 250円にて手に入れ、大満足でした。






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Kakitsubata Bakerly



9月16日の祝日の月曜日、

学校もお休みの月曜日なので、朝からの雨にもめげず、家族揃ってのプチトラベル(笑)

を決行しました。

旅先は、ずっと行きたかった南区川沿のパン屋さん、『 カキツバタ ベーカリー 』。

3年程前、当店のオリジナルエプロンを買ってくださったお客様が、「 とっても良い

エプロンで気に入ってます! 」 という嬉しいメールを送ってくださって、それが 『 カ

キツバタ ベーカリー 』 の倉さんでした。

ご主人さまと二人でのパン屋さん、焼くのはご主人で、お店はお花屋さんの中にある・・

むむむ、行ってみたい! と思ったのですが、南区川沿のご住所に、怯んでおりました。

だって、怪獣チカラが当時はまーだまだ 「 抱っこーっ!!! 」 でしたからねえ。

そして、倉さんは、そのあと、やっぱりウチのエプロンを、今度はヒマワリみたいな黄色

を買ってくださって、「 とっても気に入ってます、黄色! 」 っていうメールをまた

送ってくださって、そんなことなかなかないので、私達はもの凄く感動してしまったの

でした。

月日は流れ、怪獣チカラも一年生、なんとか自分で歩くようになったので( 苦笑 )、

三回目の倉さんエプロンお買い上げで、今回の鮮やかな青の帆布製エプロンをされた

その勇姿に会いに、そしてパスキューの長年のお客様でもある湊谷さんが設計されたとい

うベーカリー店舗を拝見するのも楽しみに、そして何より、 ” かなり美味しい ” と

巷で噂の、ご主人さまの焼かれるパンを買いに、ようやっと伺うことに相成ったのです。

地下鉄とバスを乗り継いで、雨に濡れて鮮やかな真駒内公園の広大な緑に驚きながら

やってきました 『 カキツバタ ベーカリー 』。

” ブーランジェリー ” なんていうややこしい呼び方もすっかり定着しつつあるパン屋

さん激戦の今日このごろです。

素材製法いろいろとこだわり抜いたお店、ご本人の暮らし方もひっくるめての提供の仕方

に力点を置くお店、欧風のお洒落なお店、移動販売イベント販売のみのお店など様々に。

パン無しの日常なんて、もう考えられないですよね。

いろいろなやり方、いろいろな思いで賑わう、とても身近な業界ではないでしょうか。

『 カキツバタ ベーカリー 』 は、そんな中、珍しいパン屋さんでした。

伺った時にはもうすでに売り切れたり残り僅かのパンも多くあったのですが、それでも

嬉しく迷える十分な種類が揃っています。

怪獣クンと一緒に選ばせてもらいましたヨー、チョコの入ったサクサクのパン、ベリーが

たっぷりのパン、あんぱん、ソーセージ入りのハードな胡麻パン、玄米食パン・・・。

雨降りだったので、お店の横に用意されているテーブルと椅子は使えなかったので、帰り

の地下鉄真駒内駅の広い構内のベンチにてガブリンチョッでした。

とてもおいしい!!

どうおいしいか、というと、真っ当な材料が、コスト的にはこれ位でOKより少し多めに、

つまり豊かに使われていると感じる、核心にスコーンと届くような、そんなおいしさ。

有名デパ地下の有名パン屋さんの、内容は薄っぺらいのに価格は高級、の正反対。

これを書いている今も蘇るおいしさなのです。

パリのブーランジェリー風でも、ルヴァンにこだわっての石窯炭火焼きでも、ガラスのシ

ョウケースなんかに整然と並べた、でもない、普通の町のパン屋さん。

程よくこじんまりしていて、店主の趣味嗜好を飾り立てたりせず、派手な商品説明書きを

くっつけるでもなく、妙に凝った包装も無し。

明るくスッキリしていて清潔な佇まいで、標準よりかなり美味しい、” みんな ” が好

きなパンを普通に、そしてたくさん焼いておられる店は案外少数派ではなかろうか。

今は、「 ウチはこうです、ココにこだわってます、こうして食べてください、扱ってく

ださい 」 云々、しゃべりすぎの店や人や会社がホント多いなあ、と思います。

大人なのですから、普通に黙って任務を遂行するだけで十分ではないかしら?

『 カキツバタ ベーカリー 』 は、だから珍しいくらい普通のお店でした。

主に接客ご担当の倉さんは、ママさんエプロンに三角頭巾スタイルのパン屋のおかみさん

ではなくて、ご主人と同じく真っ白なコック服の上着をパリリと着て、腰には青の厚地の

ギャルソンエプロン ( 小麦粉付き ) をキリリと巻いて、つやつやに焼けたあんぱんみ

たいな笑顔満面で次々と訪れるお客さんのお会計をこなしていらっしゃいました。

『 カキツバタ ベーカリー 』 の心意気はそれでちゃんと伝わります。


敷地つながりの花屋さん 『 田中光花園 』 の魅力的な在り方も感動的でした。

50年続く花と苗木のご商売、ビニールポットで成長中の色とりどりのお花の苗が、ズッ

ラーーーッと並ぶ大きな温室店舗に伺うと、温和ないいお顔の年配のご主人が 「 いらっ

しゃいませ 」と迎えて下さり、倉さんの案内で広い花園を見せていただきました。

そこはまさに、「 花の園 」!!! 絶句です!

一体どのくらいの種類の花たちが植えられているのでしょうか?

足元にこんもり、もあれば、大人の背よりも高くワサワサと絡まり揺れているものもあり

今や盛りの満開もあれば、渋い枯れ姿の一群もそのままに。

見たことのないステキなお花ばかりで、もう溜息ものなんです。そして、切花と比べ、

なんだか逞しく、強さを感じました。

言わば商品の花たちのショウルームなのかもしれませんが、あまりのたくさんの品種が

まるで自生して繁っていったかのような、ラスティックな魅力に満ちているんです。

「 手入れしてないから恥ずかしくって、この夏は蜂がいてキケン!なんていう張り紙

をして囲いでもって近寄れないようにしちゃってたのヨオーー 」 と、先ほどのご主人と

お昼交代でお店番にいらしたご内儀、まるでご近所さん同士のおしゃべりみたいな気さく

さで初めての私に秘密 ( 笑 )をバラしてくださいました。

ですが、植物の生きる姿、生きる力をおおらかに放任して、花たちの個性そのままの美し

さに敢えて人為の手を加えないでおけるのは、やはり創業50年の底力なのだと、感動して

しまいました。

そこに生きる全ての花の花びらと葉っぱが雨だれに揺れる眺め、そのかすかな振動音と

花園を取り囲む町の生活の風景、そして音・・・・。

倉さんのご両親の花園、納得なのでした。


次回は雨降りではない日に是非伺いたいです。

「 パンとお花 」、暮らしの必須ではないですか。













 















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三岸好太郎美術館




雨交じりの6月の朝、久しぶりに三岸好太郎美術館に行ってきました。

香川からの友達と一緒に。

あの小さな美術館の佇まいが好きです。

好太郎の絵は幾度も観ていますが、やはり、その死は早すぎて、未完成のじれったさを

今回もより強く感じました。もっともっと描いて欲しかった、と。

人生の味わい、喜び、苦渋、転換、その流れが画業にいかに投影されていったかを、

観たかったですね。 

三岸好太郎の世界は、ロマンティック。

私の世界と繋がっている。

なので、時々逃げ込んで、あの静かな空間で、黄色い服の女の子とお話してみようかな。


久しぶりに行ってみて、そんなことを思ってました。



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大原美術館展




久しぶりに美術館へ。

『 大原美術館展 』 です。

モジリアーニが来る、というので楽しみでしたが、モジリアーニは前半の展示、後半は

ルノワールに入れ替わってました。告知情報をよく見て調べてから行きましょう!! 

残念。

最終日の前日とあって、場内なかなかの人の波でしたよ。

私が気に入った絵は、といいますと、







ポール・セリュジェ 『 2人のブルターニュ人と青い鳥 』 1919年 油彩



そして、





岸田劉生  『 静物 赤りんご三個、茶碗、ブリキ罐、匙 』 1920年 油彩



そして、絵はがきになってなくて画像を載せられないのですが、

エドゥアール・ヴュイヤール  『 薯をむくヴュイヤール夫人 』 1893年 油彩


この三作品でした。

『 2人のブルターニュ人と青い鳥 』 は、メーテルリンクの童話を思い起こさせますよ

ね。1919年作でしたら、それほど古い作品ではありませんが、クラシックな装飾性に

満ちた美しさと神秘性が感じられたのでした。


岸田劉生の 『 静物 赤りんご三個、茶碗、ブリキ罐、匙 』 は、まず壁のグレーがか

った青に強く惹かれました。そして、茶碗の質感の描き方の見事さはどうでしょう!! 

磁器肌の白さと独特のツヤ、縁の薄さ、この時代の焼き物の危うさや色気が画布上に油絵

具で描かれ切っています。完璧に。

それは、今風の言い表し方の ” リアル ”というのとはなんだか全然違うんですよね。

もっと精神性が高い、といいますか、宇宙がある、といいますか。

『 麗子像 』 しか知らなかった私ですが、岸田劉生の作品をもっと観たいです。


『 薯をむくヴュイヤール夫人 』 は、画家が夕食の支度をする自分の母親を描いた

作品だそうです。台所の入口近くの作業台のところで下を向いて片手にナイフ、片手に

じゃがいもをもって皮を剥いている母。当時は電気の暮らしではなかったので、暗いの

ですが、きっと夕暮れ時、夜が直ぐ側まできていて、ごはんをこしらえている匂いもして

静かな温かさに満ちている小品だったのです。

全体に、黄味がかったグレー系、ブラウン系、の色彩の絵で、題材もいいし、優しさ、

生活感もとってもよかった。もう一度観たい絵です。心に残ってます。



ところで、ウチの怪獣ちゃんはどうしてたか??? といいますと、絵なんかちっとも

観たくなかったようで、人の波を無視して私を振り回し困らせ始めたので、わざとつない

でいた手を放してやったなら、あらあら、すいーっと会場内で離れ離れになっちゃって、

その後、息子のことを気にしつつも絵画鑑賞に夢中の母親は、良かった絵のコーナーを

2、3度巡っては感心しきり。泣き声も呼び声もしてこないし、会場から出て先に外にい

るであろう夫のもとに行ったか? とちょっと迷子さがしすると・・・・・

なななんと、現代アートのコーナーのデジタルビデオの映像の前に設置された椅子に

腰掛けて、足をぶーらぶらさせながら熱心に鑑賞中ではあーりませんか??!!

それは、海底に沈めたたくさんのヴェトナムの人力車シクロを漕ぐヴェトナムの少年達の

映像で、『 メモリアル・プロジェクト ナ・トラン、ヴェトナム-複雑さへ-勇気ある

者、好奇心をもつ者、そして臆病者のために 』 という題の作品。

でも、まあ彼にとっては、不思議なTV番組か映画を観ているのと同じこと。

どうりで静かだと思った!

「 どうして水の中にいるの? どうして沢山いるの? どうして自転車こいでるの?

どうして○○なの? どうして▲▲なの? どうして? どうして??? 」

そのような質問にスパッとこたえられたならワタシも一端の現代アート鑑賞者なんだが、

うーむ・・・それはね、そんな ”どうして?? ” をじっくりと考える為の作品なんだ

よねー。ふむ、5歳児に説明するのはかなり難しいです。なので、「 ホントだねえ、

不思議だったねえ、どうしてだろうねえ。 」 と、一緒に頷きながら、手をとって出口へ

と誘い、無事とーしゃんと再会。ふうー、やれやれ。

玄関を出て、息子には冷たいみかんの缶ジュースを与えると、それはそれはご機嫌で

みるみる元気を盛り返して前庭の芝生を駆け回り、大人二人は、持参のパンをひと切れ

齧り、それぞれつかの間リフレッシュして、久しぶりの美術館を後にいたしました。


美術館に行く。

やっぱりいいものです。たった一作品かもしれません、でも心震える美術に出会うため

の機会を逃してはいけないなあ。次はいつかな。次もチケットを買って、予定をたてて

美術館へいかなくちゃね。


















  -->
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ことり と ふくろう の珈琲



夫と二人で コーヒー屋さんでコーヒーを飲むなんて

一体どのくらいぶりでしょう。

たぶん、一年半か二年ぶりくらい、です。

お店のテーブルにて、さし向かいで、ゆっくりとねえ。

午前十一時少し前。

ガラスの重いドアを押して入ると ・・・・ ゆったりと広々とした店内です。

他にお客さんはいませんでした。

天井が高い。 簡素で落ち着いた木のテーブルと椅子。道路に面したガラスの窓際は

たっぷりとしたカウンター席ですね。

大きな花器に投げ込まれた枝ものには蕾がびっちりとついていて、瑞々しい気が漂い、 

目が留まるいくつかの場所に、鳥とか動物の小さくて素朴な置物が静かに置かれ、

ひととき、来客の目と気持ちを休ませてくれているみたい。

いいお店でした。

『 坂東珈琲 』 自家焙煎のコーヒー屋さんです。

コーヒーがとてもおいしい。 何といっても、コーヒー専門店ですからこれは必須。

そして、その丁寧に淹れられたオリジナル焙煎コーヒーを味わうために提供される

時と空間が、温かく、気持ちよく、軽やかで、しかも落ち着いている。

これは、かなり珍しいケースだと思います。

そう、かなり珍しい・・・・・類のないくらい絶妙な在り方 ・・・・・だと思います。

オーナーの趣味が表現されすぎているお店は、個性的で面白くはあるのですが、いかんせ

んやりすぎていることがほとんどで、波長が合わなかったらとても疲れてしまいます。

大手のチェーン店は、安くて便利ですが、温かさや面白みには欠けています。

きちっと選び込んだものを、ほんの少しだけ置いている感じ。

きちっと選び込んでいるものは、自己主張の為ではなく、訪れたお客にウェルカムを

伝え、くつろいでくださいのメッセージを伝える為のもの。

こういう在り方のお店は稀なんですねえ。

『 坂東珈琲 』 は、森とか林を感じます。居て気持ちがいいんです。

ほっとして、安らげて、リフレッシュできます。

使われているコーヒーの器やテーブルに置かれている砂糖壺は陶器で、私は初めて

コーヒー店で ” 土ものの温もり ” がしっくりと合っていると感じました ( コーヒ

ーの器はやっぱり磁器だよね〜って思ってましたから )。この点でもこのお店の、優し

い気配りと好みと全体のバランスが一貫している、と感心。

オフィスビルが建ち並ぶ忙しい街中に、目立たず静かに存在する森のような店。

オーナー夫妻の人柄とその世界は、私たちの知らずに寄ってしまった眉間のシワを、

これまた知らないうちに伸ばして消してくれるようです。

雑踏にくたびれて立ち往生してしまった日には、『 坂東珈琲 』 でおいしいコーヒーを

いただきながら、森林浴、なんてね。いいですよ、かなり。 


夫は、まろやかな酸味の 「 ことりブレンド 」を、私は軽い苦味の 「 ふくろうブレン

ド 」をいただきました。

深く濃い苦味の 「 おおわしブレンド 」、おすすめのストレートコーヒーもそのうち

に・・・楽しみ!です。




『 坂東珈琲 』

札幌市中央区大通西11丁目11ー4ー190橋本ビル1F ( 西向き )
TEL 011ー251-3355
10:00 〜 20:00
不定休
完全禁煙

























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お茶の時間にしましょうか



情熱のひと・あきこさんが開いたお菓子の工房は、

住宅地の真ん中の、ご自宅の一角。

お店が一坪、奥の作業場が確か三坪か四坪でしたっけ、ダークブラウンのレンガと

木でできた落ち着いた、そして温かさと親しみに満ちた工房でした。

女性が結婚し、出産し、子育てし、ご主人のお仕事で転地されたりしながらも、

その時期の環境にきちんと溶け込み、楽しく暮らしを盛り立てていくのは、いやはや

想像以上に大変な力業なのかも・・・と気が回るようになったのはやはり自分が結婚し

子育てすることになってからでした。

幸せな家庭を築くこと = 世の中の平和の最大の礎、 そう思うに至ったのも。

さて、その大事業を生業と自覚をもって取り組み、立派に盛業させながらも、

さらに一人の大人として、自分の好きなやり方で社会と繋がろうと一歩を踏み出していく

女性たちがいます。

彼女たちは、例えば子育てが一区切りして時間ができたから何か始めてみようかな

あ・・・など、ふわりとした思いつきで始めるわけではありません。

乙女のころから好きで好きでたまらない何かがあって、ずーっと諦めずに止めずに

その時期の状況環境に応じて形を変えながら強弱をコントロールしながらであっても

けっして手放さずやり続けてきたその何かを、自分にしか察知できないタイミングで、

いよいよカタチにするのです。 

どうしても、どうしても、どうしても、やってみたくて。

自分の大好きな得意なコトを、世の為人の為に貢献したくて。

自分自身の表現を世に問うことで、自分の人生をより陰影のあるものにしていきたくて。

逆にいうと、彼女たちには、そうすることが一番自然だったのかも。

そうせざるを得なかったのかも、です。つまり、天職、のような・・・・。

いずれにしても、アッパレなことです。 ブラボー!!! です。

誰もができることじゃあない、そう、だからこそ、女性族としてエールをおくるのです。

桜の頃にオープン、お伺いした 『 KUSHU KUSHU 』 のちかこさんがそうでした。

そして、『 菓子工房 fika. 』 のあきこさん。

彼女の焼くお菓子を、私は15〜16年前から知っています。

そして今に至るまでに、どれほどお勉強されて、どれほど焼いてきたことか。

この方の焼き菓子は、本当にクラシカルで、きちっと欧風の伝統レシピの基礎があるのが

いただくとわかります。軽くなく重くなく、そのお菓子ごとの個性がしっかりと。

優しく親しみやすさが看板の、 「 ウチはオヤツ屋さんなの 」 とおっしゃいますが、

子供のために毎日買い与えても負担にならない価格と、それにしてはのハイクオリティ、

これぞ、腕に覚えのある人だけが実現できる真似の出来ない技、これぞあきこさんが

どうしても世に問いたかった、彼女の長年の夢のカタチ、なのだと思います。


真っ白のふわふわクリームやカラフルな生のフルーツをのせたケーキは fika. では

買えませんが、欧米の古典的な童話や絵本には必ず登場する、子供の頃から憧れだった

クッキーやケーキやパイと、「 ああ、これこれ、あの本に出てきたお菓子! 」 という

嬉しさとともに再会できますよ。そして、季節のお豆や金柑などのほんのり和風のアレン

ジも fika.流、かしら、美味しいです。


「 さあ、お茶の時間にしましょうか。 」 

大人同士も、子供を交えて、も、お茶の時間のうれしさは人生をどれほど豊かにしてくれ

ることでしょう。 「 fika. ( ふぃーか )」 はスウェーデン語で、お茶の時間、と

いう意味なのですって。

どんなに穏やかにみえる人だって、きっとそれなりの道のりを歩んできているはず。

どんなに大変になってゆくことか、この世の中は。でも歩き続けなくてはね。

だからこそ、の fika. なのですよね、あきこさん!

営業日中毎日更新のブログ 「 fika.通信 」 で定番選手や日替わりメンバーのお顔が

紹介されています、うーん、美味しそうーっ!!

静かな住宅地に、門の入口の小さな 「 菓子工房 fika. 」 の看板を探しに、

是非迷い込んでください。 探し当てる価値充分。

クラフト紙の袋にざっくりと入れてくれる、それはそれは上等の ” おやつ ” を

抱いて、おうちに着いてのお茶の時間を楽しみに復路を急ぐことになるのは間違い

ありません。

 






















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陽のあたる場所




久しぶりに青空の5月9日 月曜日、ずっと行きたかったお店にやっと

お伺いできました。

『 クシュクシュ 』 です。

頂いていたお店のカード、店名の下に ” 文具とカフェのちいさなお店 ” と印字

されていて、そうなのかあ、と思っていましたが、そうでした!

小さいんだけど、狭くはなく、4人くらい掛けられるテーブル2つと、

4~5人程のカウンター、そして、入り口から左右に商品コーナー。

商品がびっちりと並んでいるわけじゃないし、カフェメニウが凄いってわけでもない。

でも、カウンターの後ろの棚にポツリポツリと置いてあるモノたち ( 飾り用だと思

う ) とか、カフェ用の食器とか、グラスに掛けてあるクロス ( ← パスキューの

ハンカチでしょっ!!! ウシシ ) とか、ティーポットのお茶帽子とか、

カウンターのコーナーに何気なくあった剥げているホーローピッチャーにいけられた

ブルーのほわほわの花・・・・何ていう名前だったっけ??・・・・とか、

店主にいださんの着ていらした青のギンガムチェックのシャツだとか、

なんかねえ、ニッコリいいんだなあ。

主張があるけどそんなにこだわり過ぎず、嘘がなく。

好きなものをあんまりまじめならずに ( ココ、大事。これって結構むずかしい。 )

配置してあるみたいなのですが、なんかねえ、休まるのですよ、気持ちが。

健康的で正直な人、なんだろうなあ、にいださんって。

おひさまのあたる、誰もが気負いの外套を脱いでしまうような場所。



私と夫、そして怪獣チカラ( 4歳児・おとこ ) の3人で押しかけたわけですが、

ちび怪獣人生初のカフェで、ドンドコドンドコとカウンターの腰板をキックして破壊

しそうな勢いを、とーしゃんが 「 どうどう、壊すにはまだ早い 、まだオープンしたて

だ 」 と、訳のわからんなだめ方をしつつ、大人は暖かいお茶、息子にはメニウにはない

冷たいココアを作っていただき ( 忙しい時間帯だったのにスススミマセン )、

手作りチョコチップクッキーを頬張りつつ、

カウンターにて3人並んで ひと時なごんでまいりました。

あ、あと、月光荘のレターセット2つと、いつもの小型スケッチブック ( 今回は

表紙は草色に ) 、そしてシール ( 猫が丸くなっている )を選んで満足。

場所はねえ・・・・、ざっくりと言い表すと、さっぽろドームのそば、です。

地下鉄東豊線の福住駅で下車、徒歩20分。

お店の前の駐車スペースに車びっちりだったなら、見過ごすかもです。

ドームの敷地横ずっとの大通り ( 何ていう通りだったか忘れましたが、ドームに行った

ことがある人だったらすぐわかるはず ) を歩いていくと、川が2本流れていて、

川沿いに咲く桜が枝をのばして咲き誇り満開。

背の低めの4~50年くらいは経っている鉄筋ビルやアパートが立ち並ぶ風景が

妙に懐かしくも好きな感じで、

ああ、月寒なんだなあ、新興ではないんだなあ、と、心落ち着くうれしい道中でした。

でも、遠かった。やっと着いたーーっ! あったーーっ!! というところでした。


『 クシュクシュ 』 さん、

また3人でお伺いしますねー。

なごみのひと時を、ありがとうございました。





KUSHU KUSHU


札幌市豊平区月寒東1条19丁目2-27

伸光ビル1F

tel / 090-6870-1649

日曜日・水曜日・第1・3土曜日 休み ( 要チェック )

営業時間 / 11:00 ~ 15:00

http://www.h7.dion.ne.jp/-kushu2/








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知事公館に行ってきました 2010

行って参りました、知事公館へ。

先週の月曜日です。

肌寒い日でした。

冷たい雨も時折ぱらぱらと、降ったりやんだり・・・ という日でした。

でも、元気溢れる私達三人、「 紅葉しているであろう知事公館へ、いざ! 」

入り口の門から一歩踏み入れた途端、


「 うっわあっ!!! 」


いやはや、もう、言葉を失うくらいの素晴らしいその眺め。

全ての紅葉すべき樹木は、それは見事に紅葉し、まさにそのピークを迎えていて、

その色鮮やかなこと、例えようもなく。

大木の枝枝の下には、赤や黄色の繊細な落ち葉の絨毯が敷かれ、

なだらかな傾斜面の美しい芝生の緑には、風に吹き寄せられ、また吹き散らされたそれらの

葉っぱのコントラストが一面に、ため息のでるような見事な秋模様を創っていて・・・・。

そして、その日なによりの贈り物、それは、その静けさ。

広い広い敷地には、我ら三人のみ、貸切、です。

これ以上の贅沢なシェアってあるかしらん ( 時間制限がかなり厳しいが・・・ )?

聞こえるのは、風が枝や枯葉を吹き抜け揺らす音、そして、我が息子のはしゃいだ大声。



「 とーーーしゃーーーんっ、どおーーこおーーにいーるうーー?? 」


「 まああーーちゃあーーん、こっちきてえーー!! 」


「 ほうせきどろぼうごっこしようよおおーい 」


「 オーーなあーーかあーーすいたあああ!! 」



 ・・・・・・・




あずまやにてお弁当のおむすびをぱくつき、かぼちゃのほくほく焼きをぱくつき、

熱いお茶を飲み、また散策。



夏にきた時に、息子がパンツ一丁で遊んだ小川の水も氷のよう。

大きな落ち葉や折れた枝を片手に、小山を昇ったり駆け下りたり。



写真も撮って、さて、そろそろ出ましょうか、という頃に、雨が再びぽつぽつと・・。

くぐもっていて、けっして良いお天気ではなかったけれど、

そのお陰で、いつもの何十倍も素敵な思い出ができた、心の洗濯ができた、

雨の月曜日でした。







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