毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
ジャズライブ、ありがとうございました。
なんとか雨をまぬがれて、それほど寒くなく、
ありがたい曇り空のきのう月曜日。
ジャズライブの夜は楽しく更けてゆきました。
ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
昨夜の演目は、
・If I were bell
・I'm didn't know what time it was
・I'm begining to see the light
・Stormy weather
・Blue train
・Because of you ( encore )
以上、アンコール曲も含めて6曲。
学校時代、毎日毎日聞いていたあの時限の区切りを知らせるベルのメロディ♪ で始まる
軽快な 「 イフ アイ ワー ベル 」 からスタートでした。
毎回、開場してからの30分間は、
「 今回のご参加数はいかがなものか・・・ 」 とドキドキし、
そして、いざ開演、テナー大関の挨拶口上 ~ 1曲目の第1音が決まるまで
期待も含んだそのドキドキが続くのでした。
今回も、さて?・・ドキドキでしたが・・・・鳴りの良いテナーサックスの低音が
響き、オッケー!大丈夫!! と、
ようやく安堵と落ち着きの心境にいたりました。 ほっ。
小心者の裏方主催者は、気持ちよさげに演奏している二人を後方で眺めながら、
こんな感じで聴いているのでした。
2曲目、邦題は 「 時さえ忘れて 」。
この切なさに溢れる曲を初めて聴いたのは、オペラ歌手 キリ・テ・カナワによるもの
でした ( 極上。私のこの曲のヴォーカルでの決定版、なのです )。
二十歳の頃だったと思いますが、以来、ずーっと大好きな曲なのでした。
今回、この曲を演奏してくれて、本当に嬉しかったです。
ヴォーカル版とは全然違い、” 昔の自分と、恋の思い出を懐かしむ ” という歌詞の世界
に浸る聴き方ではなく、メロディをどんな風に調理してくれるのかな? という
フレーズやリズム、音色、ソロなどの総合的な組み合わせを楽しむ、というような
聴き方で、大変楽しめました。
3曲目は、デューク・エリントン。
このような渋い名曲が聴けるのも、ウチのライブの素晴らしいところなのです。
大関曰く、「 エリントンの曲は、ベースが光る。 」 と。
その通り、小林さんのベースソロが光ってました。聴き応えがある、まさにそれでした。
間近であんな凄いベースソロが聴けてしまうって、実は本当に特別なのです。
緩急心得たテクニック + ジャズへの愛と尊敬。小林ファン大満足の素晴らしい演奏でした。
4曲目は、「 ストーミー ウェザー 」、ビリー・ホリデーの歌唱が思い出される、これも
古い渋いスタンダードです。
今回は、ソプラノサックスでの演奏、大関さんならではの、ピーーッと強く通る確かな音で、
そのソロに熱い拍手をいただいてました。
今回のシメの曲は、何と! 「 ブルートレーン 」 。
ジョン・コルトレーンがブルーノートレーベルに残した唯一のアルバム 『 BLUE TRANE 』
のタイトル曲です。
ゆっくりとした前奏的なスタートから、いざ本編スタート!といわんばかりの
気合いの入ったテーマのフレーズへの切り替え部分のかっこよさ!!
スロートレーンからブルートレーンへ、という感じでしょうか、その、お腹に響く低音に、
ちらりとコルトレーンの顔がよぎりました~。
本家版は、テナーサックス、トロンボーン、トランペットという3管の迫力なのですが、
ベース & テナーのデュオ二人は、それを忘れてしまうくらい響きのいい音でした。
ベース小林さんの弦の鳴り、その技術!テナー大関さんが繰り出すスピード感に満ちたソロ!
うーん、今回の白眉。 よくぞやってくれました!!
アンコール曲は、「 ビコーズ オブ ユー 」。
これは、大関さんのお気に入り、トニ-・ベネットとK.D.ラングのデュオでの歌唱に捧げて?
の選曲だったようです。渋くかすれたようなテナーの低音、静かな、歌うがごとき演奏で、
今回のライブを締めくくりました。
店の入り口には、ジャズライブの約一ヶ月前頃から告知のハガキを貼り付けておいているの
ですが、来店時にそのハガキを目にして、初参加してみました、というお客様もいらっしゃる
のでした。今回も、うら若き乙女お二人が来てくださいましたよ。
次回お買い物にいらっしゃった時にでも、ご感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。
目の前で生み出されるフレッシュな音とフレーズ、懐かしいようなメロディ、初めて聴いて
すぅっと浸みた一曲、演奏者の息づかい、楽器のうねりときしみ・・・・そんな生演奏の
現場を、ぜひご一緒に。
約、小一時間ですけれど、それはかなり濃密なひとときでしょう。
2ヶ月に一度の、小さな ” 非日常 ”、次回は吐く息がたぶん白くなってきている頃。
ご参加心よりお待ちしております。
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いよいよ明日。
いよいよ明日は、ジャズライブ!
店内の準備はできました、なう。
日中も風が涼しくなりました。
最高気温は、明日も22度の予報、お天気は晴れのち曇り。
いい感じで秋が増してきていますね。
ちょっとひんやりの初秋の夜風は、生演奏の後の熱気を
気持ちよく冷ましてくれそう・・・・( なんちゃって・笑 )。
4メートル半の天井高で、コンクリートブロック壁。
案外とライブに向いている好環境の当店、ライブハウスでもクラブでもない
そんな雑貨屋での ” ジャズライブ ”、
きっとなかなかないと思います。
「 この空間で聴くジャズ、っていうのがいいのよね 」 とおっしゃる
ご参加の方は少なくないのです。
ご都合が合えば、ぜひ!
明日、ここでお待ちしております。
ジャズライブのご案内
日時 9月11日 ( 月 )
開場 7:30pm
開演 8:00pm
( 約 45~50分の演奏時間です )
参加費 1000円
( ワイン、リンゴジュース または 温かいお茶 付き )
テナーサックス 大関 智也
ベース 小林 浩樹
場所 パスキューアイランド ( 当店です )
札幌市中央区南1条西6丁目第2三谷ビル1階
tel/011-221-8998
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夏のある日
2017-09-06 / 日々
昨年末に、倉庫だった1階を工事して住居にしました。
壁面の大きめの窓は、ドアがついていて、開けるとお隣との境目。
細い細い我が家の敷地の地面があり、そこに物干し台くらいは出せるので、
洗濯物の外干しが出来るようになったのが嬉しいですね。
この夏は、洗濯物と、この人が、ドアを開けて日光と風を楽しんでおりました。
ブロック塀に座ってかき氷やアイスキャンデーを食べてみたり、お風呂上がりに
涼んでみたり、何となく外に出たくて外に出ていたり・・・。
彼のお気に入りの場所。
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秋の初めのジャズライブ の ご案内
店には今、「 吾亦紅 」 の暗赤色の丸い花が細い細い枝先で
揺れております。差し入れでいただいた秋一番の花なのです。
花屋さんの店先でワレモコウを目にすると、「 あ、秋かぁ 」 と感じます。
息子の一番のお気に入りの公園の周囲には、それはそれは沢山のコスモスが満開です。
その公園の近隣の有志の方達が、町内会をあげての公園清掃と雪解け時期の
ごみ回収、そして公園のぐるりの囲いを修理したり、秋に咲きそろうように
コスモスをたくさん植えてくださっているのです。
全て、その公園で歴代遊び繋いで成長する子供たちのために。
ベビーカーの赤ちゃん達と親御さん達、
保育園の園児達と先生達、
小学校全学年の児童達、
どれだけの子供達がそこで遊んで卒業していったことでしょう。
子供パワーと遊びに夢中の歓声が、今時期は背高のっぽのコスモスの垣根の向こうから
溢れていますよ。
5月1日からスタートし、10月月31日まで続く朝のラジオ体操会も、残すところ
あと2ヶ月を切ってしまいました。
まだ吐く息が白い、新芽の時期から始まり、
新緑の明るい緑に深呼吸し、
花盛りの桜・桃・梅・れんぎょうを眺めて感嘆のため息を吐き、
ぐんぐん濃くなる緑の層と、その木陰の静けさに沈黙し、そして
薄く黄色みを帯び始めた柳や真弓の葉と、ぐんと高くなってきた空に、
早朝のほんの20分程度ながら、一日毎に変化してゆく自然の活動のピークを見届け
つつある感慨があります。
残りの2ヶ月間で、木々は紅葉が加速し、朝の空気はうんとひんやりしてきて、
公園までの自転車運転には手袋が必要なくらいになっていくのです。
ハロウィンのその日、「 お疲れ様でした。また来年の春に。お元気で。 」 と
声かけあって解散です。
秋になりました。
放出から内包へと、自然も動物も、もちろん人間もシフトしてゆくわけです。
四季のある国に生まれて、ほんとうに嬉しく思います。
さあ、新しい季節の始まりのこの時期、来るべき手強い冬に備えるべくワクワクする
準備活動も始めてゆくといたしましょう。
ありがとう、2017年の夏。
こんにちは、2017年の真新しい秋。
秋の初めのジャズライブ の ご案内
日時 9月11日 ( 月 )
開場 : 7:30pm
開演 : 8:00pm
( 約45~50分の演奏時間です )
参加費 1000円 ( ワイン・リンゴジュース または 温かいお茶 付き )
テナーサックス 大関 智也
ベース 小林 浩樹
場所 パスキューアイランド ( 当店です )
札幌市中央区南1条西6丁目第2三谷ビル1階仲通り
TEL/011-221-8998( 12:00 ~ 19:00 )
e-mail/pasq@mb.snowman.ne.jp
とっぷりと暮れた夜の黒と、ブラス楽器テナーサックスの金色、ウッドベースの艶のある
豊かな茶色、そして店内の落とした明かりのほのかな橙色が、秋の気分を深めます。
ご都合が合えば、是非。
どうぞ、くれぐれも、お気軽にいらしてください。
心よりお待ちしております。
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