ねんねの前に



つい3ヶ月ほど前から、「 チカラねー、 」 から 「 ボクねー、 」 へと自分突如変わ

った息子、アラ、一体どうしたの?

その朝はチカラだったけど、保育園から帰ってきたらボクって言ってたんです。

最初はびっくりしましたが、考えてみれば当たり前の話で、いつまでも自分のことを

自分の名前で言い表し続けるわけにはいかないですものねえ。

保育園も年長さんになって、お兄さんらしさをちゃんと身につけられるように、と、

先生方のご指導も、卒園、そして入学に向かって具体的になってきたこともあると思いま

すし、仲間同士で 「 ボク 」、「 オレ 」を耳にして影響も十分でしょうしねえ。


お兄さん風を吹かす一方、家庭内外テロ行為を繰り返す幼児パワーも併せ持つ不思議で

微妙な5歳児は、まだまだ一人で 「 おやすみなさい。」 とはなりませぬ。

ねんねの前には一緒に布団に入って必ず絵本読んでやって、( 二人して ) 瞼がくっつ

きそうになったなら、パチンと電気スタンドのスイッチを消して、手をつないで、

抱きしめ合ってトントンして 「 チカラは今日もいい子だったー 」 と囁いてやって、

そうしてようやっと安心してすーすーと眠るのです。

なんというチャムチャムミッチャムな私達!

この為、私の静かな大人の時間はあっさりと消滅し、夜中に一体何回転してんの??!!

っていうくらいもの凄い息子の寝相、顔にキックをくらってハアッと明け方目を覚まし、

ヨロヨロと私の陣地のベッドに戻って二度寝の毎日・・・・・。

でも、こんな毎日も、きっとね、人生において夢のような、黄金のような、一瞬の、

なんですよね。

わかってます、わかってますとも。



今日の写真、

お風呂から上がってくる私を待ちながら、その晩の絵本 『 タンタンの冒険旅行 』 の

何巻目かな? をじっくりと眺める息子のシルエット、とーしゃんがこっそり撮りまし

た。


そして、朝にも撮りました。↓

夏はずーっとこうでした。枕に頭がのっているのはかなり珍しい。










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かぶ



かぶの美味しさに目覚めました。

野菜の蕪 です。

きめの細かいそのお肌、しっとりと白い。

まあるい平和なその容姿、大和美人という風情です。

すっきりと伸びた茎と、わしわしと繁る葉が健康そのもの、薄い緑から濃い緑へ。

なんて美しい・・・・・。

色の組み合わせからいくと大根と同じなのだけれど、大根に蕪の可愛らしさのようなもの

はありませぬ。あっさりとしていながら、噛むとぴりりっとした辛味を隠し持っている。

柔らかいようでいて案外しっかりとした歯ごたえが、生、または蒸し茹でかぶら。

しんなりと塩をその身に馴染ませながらもハリハリ感も併せ持ち続ける、漬けかぶら。

口に入れるとたおやかに身を崩す、煮かぶら。

蒸して良し。茹でて良し。漬けて良し。おろして良し。煮て良し。

ああ、堪らぬ。


このところ、蕪の摺りおろし味噌汁が断然気に入ってます。エノキダケの味噌汁を作り、

最後に摺りおろした蕪と刻んだ葉っぱを入れて1分から2分ほど弱火で煮て出来上がり

なのですが、いや本当に体がしみじみと喜び癒されてくるのが実感できます。

最高に美味しいのです。

茹でて酢味噌添え、塩麹または梅酢の浅漬け、蒸した葉っぱも最高ですね。

おろした蕪の汁を少し煮詰めて飲むと、体に溜まっている悪い脂分などを排出してくれる

力もあるそうです。感動。

本物のレディーは、ピストルの扱い方に精通しているもの・・・なーんてことを読んだ

ことあります。蕪って、かなり上等の淑女ではないかしら。
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漢聲巷



台湾のお土産でいただいた魅力的な紙の小箱には、4種類のお茶のティーバッグが

はいっておりました。



凍頂烏龍 Dongding Oolong tea

白耄烏龍 Oriental Beauty Tea

老佛手 Old Buddha Hand Tea

桂花烏龍 Osmanthus Oolong Tea


くださったatticさんのお話によりますと、パッケージの魅力の素である切り絵細工は

全て台湾のおばあさんの手に依るものなのだそうです。なんとも言えず可愛い絵柄、

オリジナルでピュアでおおらかなアート。これをパッケージに・・・という企画センス

が素晴らしいではありませんか。商品としてのパワーもいや増すということです。

4種類のお茶を、今日はどれにしようかな・・・・と、4日間すごく楽しめました。

久しぶりの烏龍茶、夏に美味しかったです。

さり気ないこんなお土産、お茶好きにはホント 嬉しいものでした。

ありがとう!!!

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今年の収穫



家の玄関横の空きスペースは、毎年春から晩夏まで、それは見事な雑草の競演。

雑草抜きをしないから、いやはや年々新たな種が根付いてみりみりと伸びていて、

いろんな意味で呆れつつも、自然の力の凄さ素晴らしさに妙に感動したりします。

雑草が嫌いではないです。 いや、結構好きかな。

おもしろい形の葉っぱ、雑草のくせに意外にも繊細で優しげな花を咲かせている種類も

あったりして、毎朝しばし眺めて飽きません。

「 やや、こんなところにこんな草が・・・ちょっと前、去年には生えていなかった

ぞ。 」 なんていうことがしょっちゅう。周りのおうちで玄関回りに雑草を生やらかし

ている家なんぞ一軒たりともありゃあしませんが、でもいいんだもん!

それでも、今年の雪解けのころから、息子がしつこく言いだしたのです。

「 畑 ( 雑草畑?? ) に何か植えたいー!!! 」 と。

うーむ、一緒に土いじりの体験 & 思い出 & 収穫の喜び & 自分で植えた野菜なら少し

は食べてくれるかも・・・ などという健やかで良い子育てっぽいイメージがパッと浮か

び、よーし今年は少しがむばって雑草も抜き、息子と二人で種を植えてみっか! と、

まあ経緯はこのようなものなのでしたが、いざ蓋を開けてみますると、春にもりもりと

咲きまくるタンポポ抜きがまずあって、慣れないしゃがみ作業に腰をなだめつつスコップ

で 「 どこまで伸びてんだあー?! 」 っていうタンポポの根っこ掘りをしたのは

私一人で、息子はその周りで無駄な泥んこ遊び。ただの野次馬。

ようやくなんとか砂利やら石、鉄くず、そしてタンポポを取り除いて、種を蒔けるスペ

ースを作り、数年前に景品でもらってあった シソ・三つ葉・ラディッシュ・パセリの

種を一列ずつ蒔いて、水をやりました( 息子、ちょっとだけ手伝う。泥遊び続行 )。

その日以降、毎日の水遣り&観察が私の ( 私一人の ) 日課になったわけですが、

あんなにしつこく畑作りを熱望していたはずの当の息子は、調子よく顔を出しては

「 まーちゃん、芽 でたあー? 」 「 ちゃんとお水撒いてるー? 」ですよ。

「 ヘイヘイ、まだでござんすよっ 」

毎朝、息子を保育園に連れて行ってから家に戻り、笑っちゃうような自称 ”畑 ” を

眺め、「 あ、ちっちゃい芽? 」 「 芽、出たあ? 」 「 まーだまだあ 」 と、一人で

観察、なにせ種を植えた小さなスペースを取り囲む強力雑草軍団が、暖かくなるにつれ、

その勢力をいや増す限り、どれが植えた種の新芽かどれが飛んできた新種の雑草の新芽

か、見極める能力は、今年の私、生まれて初めての野菜の種蒔き、自家菜園超若葉マー

ク、ど素人の私にはゼロ、でした。

それでも毎日水を遣り、夏を迎える時期に、なななんと!!! ラディッシュが!!

可愛い赤い頭がうちの過酷すぎる自称 ” 畑 ” のこんなところに植えましたっけ?

という予想外の場所に育っておりました。全部で5個。シーズン中の収穫数ですよ。

うーむ、当初のイメージとしましては、夏の間ずっと、シソとパセリと三つ葉とラディッ

シュには不自由しない、自家製オーガニック薬味を堪能・・・・・ のはずだったんです

が、無謀な野望すぎ。あったり前田の焼き蛤。

でも、5個。日当たりも悪く、土の状態も出来ていないあんな自称 ” 畑 ” にて大きく

なってくれた5個のラディッシュ。アリガトウ!!

この貴重な ” 奇跡のラディッシュ ” 、息子は 「 辛いーっ 」 と、食べませんでし

た。ふん、まあ、そんなもんだろ、キミはね。わかっていましたよ、ええ、結構ですよ。

キラキラ輝くルビーのごときラディッシュちゃん、虫食い葉っぱもみーんな、ちょいと

塩をふって、いただきました ( 夫にも1個わけてあげた )。

2012年の夏は過ぎ行く。









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