毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
4月18日 水曜日
本日のお弁当は、
■ 玄米ごはん + 自家製梅干・自家製なめたけ・いただきものの柴漬け
■ 醤油とだしで味付けした車麸に葛をまぶして焼いたの
■ ポテトサラダ
■ 蒸したブロッコリー 酢味噌のっけ
■ 蒸したカボチャ 塩味
■ 今朝こしらえた蕗の薹味噌
以上です。
ご飯、オカズ、二段式のドカベンなのです。
ああ、美味しいなあ、幸せだなあ。
今日も一日元気に頑張れる。
ゴハンよ、いつもアリガトウ!!!
「 なめたけ 」は、おうちで簡単に作れてしまうんですね。本当に無添加ですよ、
とっても美味しいです。この私が ” カンタン!! ” って言うのですから本当に
簡単なのです。レシピ、一応記しておきますね。
えのき、しめじ、しいたけ、舞茸、エリンギなど お好みのキノコ類 合計330g
( えのきは必ず入れる )
醤油 50cc
味醂 50cc
水 50cc
きのこ類をなめたけ的な大きさに切ってなるべく厚手の鍋に入れる
醤油→味醂→水 の順番に回しかける ( 最初にかけたものの味が一番効くので )
中火にかけて、沸騰したら弱火にして、時々様子を見ながら汁気がなくなるまで煮る。
蓋はしません。煮切ったなら、木べらで混ぜて出来上がり。
ちなみにこのレシピは、吉祥寺にあるマクロビオティックの 『 ベースカフェ 』 の
レシピです。 お気に入りのお醤油と味醂で作ってみてください。
お結びの具にしても美味しいのです。
あまりに簡単であまりに美味しいので、我が家でも切らさないように作っております。
さらに 今朝作った 「 蕗の薹味噌 」 の作り方も記させていただきます!
( 一体どうした!? やけにレシピづいているじゃありませんか! 春だから? )
空き地などで採取してきた蕗の薹 ( 蕾で柔らかいもの。もちろん買ったもの上等 )
を両手一杯くらい。
味噌 大さじ2杯強
砂糖 大さじ2杯強
酒 大さじ2杯強
ゴマ油
蕗の薹はよく洗ってさっとゆがく
刻む
フライパンにごま油をひいて、炒める
味噌と砂糖と酒を混ぜて ( → すり鉢ですり混ぜるとマイルドに ) 投入
蕗の薹と調味料をよく絡ませ、汁気を煮切ってもったりしてきたら出来上がり。
ほろ苦い、まさに春の味です。
これを舐めながら、お酒もすすみますね。
お弁当、お結びにも。
雪が解けて春めいてきたこの1週間ほど。
私は外に出るたびに、空き地や駐車場の端っこを見つけてはワクワクそわそわと心とき
めかせて、あの黄緑色の群生を探しました。
蕗の薹、蕗の薹、フキノトウっと ♪
雪の重みが効いていてすっかりペタンコの煤けた地面に、ぷくり、またぷくりんと、
明るい黄緑色の蕗まんぶく。北海道の春の入口の目印のよう。
人さまの敷地ではなく、入り込んでも目立たず怪しまれない所から採取しなくてはなり
ませんが、これがまた滅多矢鱈に楽しいのですねえ。
結局、今週は、去年もいただいたウチの向かいの駐車場の端っこからと、あてにしてい
た保育園のそばの国有地のおおきな空き地からは収穫なし ( 去年に比べて全然生えて
いなかったし、低くてやる気のない鉄パイプ柵をまたいで、わずかに芽吹いていた蕗の
薹に近づいてみると、もうすでにもぎり取られた後でした )、ウチの裏の総合大病院
の低くて枯れている垣根をまたいで入り込んだ小さな空きスペースの2箇所から、
可愛い蕗の薹を頂戴してまいりました。イエーイ!!
芽吹きのフレッシュなエネルギー、蕗の薹さんにお礼を唱えつついただきましょう
か。ささやかですが、季節と暮らしを繋ぐのって嬉しくホントに楽しいことですね。
お弁当の記録のつもりが、結構脱線してしまいました。
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アリスンの百日草
2012-04-04 / 本
ときめきの出会いです。
アニタ・ローベル 『 アリスンの百日草 』。
花と、少女と、アルファベットが、優しく 「 ・・・のために ( 〜 for ) 」で
繋がっていく、という、にっこりせずにはいられない内容の絵本なのです。
作者は『 がまくん と かえるくん 』 のシリーズの 故・アーノルド・ローベル氏の
夫人、アニタ・ローベルです。
彼女の描く絵に、最近とっても心惹かれておりました。
いきいきしているのです。力強いのです。そして、愛に満ち溢れていて、優しい。
この、『 アリスンの百日草 』 は、アニタの、「 私の愛する花たち!! 」 という思
いが、じわーっと伝わり、私の気分を上げてくれます。
花・花・花。
アルファベット順の名前の頭文字を持つ少女達が、次にくる頭文字の少女のために、
花仕事をするのです。そして、次々と、リレーのように、繋がっていき、
最後の ” Z ” の少女は、最初の ” A ” の少女のために・・・。
ページの三分の二くらいに描かれた大きな花の絵、その下に英文、その下に頭文字と
少女の絵、そして、最後に日本語訳文が一行、です。
細やかに書き込まれた花達は、花びら一枚一枚、葉っぱや茎、雌しべや雄しべに至る
まで、その花の個性を描ききり、常に次のページ・・・つまり右向きの視線をしながら
花仕事にいそしむ少女達の、ちょっと愉快な表情と仕草、着ている洋服や
部屋、庭などの背景や小物などの書き込まれた愉しさ!
アニタ・ローベルの世界です。
どんな風か、といいますと ・・・・
ドーンは エミリーのために らっぱすいせんを掘りました。
マリッサは ナンシーのために もくれんに きりをふきました。
ヘザーは アイリーンのために ヒヤシンスに 水をやりました。
ジーナは 百日草を しらべました。 アリスンのために ・・・・・・
ここ札幌で、これから咲く、もうすぐ咲く花たちと、最後の ” Z ” の百日草を選ん
でみましたが、このようなページ構成で、アルファベットの順番にしたがって、
” A ” のアリスンは、” B ” のベロルのために、” B ” のベロルは、
” C ”のクリスタルのために、・・・・・・ と、少女が花を繋げていくのです!
なんて素敵なアイディア!
アニタは、友だちを訪ねたフロリダからニューヨークへ帰る飛行機内で一気に書き上げ
てしまったそう( 花たちの絵は、1年以上かかったそうですが )。
23 X 31cm の大判の絵本です。
一冊の、豪華な花の画集のようでもあり、子供のための ABCブックでもあり、
英文レッスン集にもなるでしょう。
それにしても、花・花・花!!!
『 アリスンの百日草 』 は、 花とはなあに? というシンプルな問いを、初めて
私に投げかけてくれた本でした。
花って、一体 なにかしら?
なにゆえ、花は咲くのだろう?
考えたこと、ありますか? 私、一遍もありませんでした、今まで。
結構深い問いだと思うと同時に、その答えは、言葉になる前に一瞬のうちに閃くもの、
解っている人は、ただ、解っている・・・・とも思います。
アニタと少女たちは、ただただ、解っているのです。言葉になんかはしないけれど。
花は、考えるものではありませんね。でも、じゃあ何?という、それから先が自分の中
でまとまらない。 まとめなくってもいいのでしょうけれど・・・。
『 アリスンの百日草 』 は、ときめきの理由の中に、そのようなテーマを導いて、
自分にとっての 「 花 」 を思うきっかけをくれました。
わたしにとって、そういう本です。
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