2012年8月26日 日曜日



今日もきっと気温は30度を越しているのでしょうね。

昨日も暑う御座いましたが、弟とゆみちゃんが、手作りソーセージをバーベキュー

でご馳走してくれました。冷えた罐ビールでカンパーイ!! うわーいっ、この夏も

思い残すところなしで終われそう、最高でしたよー!!



本日のお弁当

■ 冷蔵庫の残りご飯の焼き飯 ( 昨日のバーベキューのとうきび、しいたけ、ししと

  う、しょうが + 白梅酢・甘麹・醤油 )

■ 蒸しかぼちゃ

■ 牛蒡の醤油だし煮

■ サラダ ( レタス、みょうが、オレンジ色で細い人参、ししとう + 白梅酢・

  粒マスタード・オリーブオイルのドレッシング )


以上でした。おやつはワッフルクッキー、お茶はいつもの三年番茶。

よーく噛んで食べたせいか、夕方もそんなに腹ペコではありませぬ。



厳しい残暑のこの時期、もりもりたべて、ガンガン飲んで、うんと働き、うんと寝て、

思い残すことなく夏を過ごしきりましょうネ。


 

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COLTRANE / JOHN COLTRANE





ジョン・コルトレーンのアルバムの中で、なんだかとても好きな一枚です。

後期の、徐々に神の世界に魂を捧げるような作品と、前期の普通に( 笑 )聴ける作品

の、ちょうど端境期に位置するような、そんなアルバム。

何といっても、一曲目の 「 OUT OF THIS WORLD 」です。

汲めども汲めども溢れ出るテナーサックスの響きの洪水、他の追随を全く許さない圧倒的

なテナーの音。この時期のコルトレーンのスタジオ録音の音は本当に、凄いのです。

世にレコーディングを残せるほどのジャズ演奏家はみんなオリジナルの音を持っているわ

けですが、ふと耳に入ったワンフレーズの演奏で 「 コルトレーン・・・ 」 と判る、

そんな演奏家は、そういないのです。

本当に、圧倒的なボリュウムのソロ、14:04 の演奏を聴き終えると、じーんと頭が痺れ

ます。ああ、聴いた、という至福といいますか、満足といいますか、酔う感覚といいま

すか・・・・・ちなみに、エラ・フィッジェラルドの歌う同曲を聴くと、軽快なリズムの

片思いソングであることが判明するのですが、コルトレーンは、この切なく甘い小作品

を、コルトレーン的音楽宇宙とでもいいたくなるような ” 物凄く別なもの ” に変え

てしまう。これぞ、まさに ” JAZZ的な ” こと。コルトレーンの場合は、それが半端

ではないのです。常人の感覚を遥かに超え、哲学的な高みに導かれるが如し、しかも

最上級に美しく。

しなる鞭のように強靭で太く、限りなくメロウで情深く、信じられないくらい美しい。

このコルトレーンのテナーの音を輪切りにしたならこの音の魔術の秘密が解るだろうか? 

金管楽器の音として化学分析できたとしても、彼がこのサウンドを手に入れるまでに

どれほどの鍛錬が体験が背景が先祖の歴史とDNAが想いが彼の中に織り込まれ、熟成し、

時を待ち・・・・醸されたものか、なんてことは数値化できやしない。

彼のテナーの音。 



コルトレーンを聴く、それは、まことに ” JAZZ ” でありつつ、私達が遥かな高みの

サムシング・グレートの存在に気づき想いを繋げられ、そうな感覚に導いてくれる、

” 芸術 ” を体験する、ということでしょうか。

それくらい、その音と音楽は、特別。

享年40歳、信じられません。










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夢のような



のんびりと夜道を歩いて、しばらくすると、小さめの行灯がふわりと現れました。

ここ、ここ!!

骨太で、簡潔な、男性的な印象のファサード。黒っぽいざっくりとした ” 荒削りの材

木 ” の風合いの木で出来ている様子。

その荒削りの材木に導かれて、奥まった入口へと進みます。

ドアを押して中に入ると、ざわめいているのに、なぜだか静かな感じです。

暗いです。その中で立ち働く方たちが身に纏っている色も黒。

そしてそれが訪れた客人のテーブルを、落ちる照明の温かさ、提供される料理の特別感を

とても自然に際立たせているのです。 席について、少し落ち着くと、なるほど、と

そうわかりました。



招き入れられて饗される悦びが確実であることが入店して瞬時にわかる、そして、それが

とても私の好きな感じで・・・久しぶりにそんなお店に当たった嬉しさ!!。

そのお店とは、去年の五月に開店のお知らせをいただいて以来、ずーと伺いたかったお店

でした。店主の高橋さんがそりゃあ素敵な方だからです。

長く仕事されてきた飲食業界で、「 いよいよ独立です!」 お便りにはそう書かれてい

ました。長年温めてこられたであろう高橋さんのお店・・・・・胸膨らみましたねえ。

一年に一度、せいぜい二度会えるかな・・・という三十年来の親友と、

二十歳の頃からずーっと他愛もないおしゃべりをしつづけているこの友人と、

彼女の今回の帰省時に合わせて、ようやく思いが叶いました。

季節ならではの旬のものを、取り合わせや手法をいろいろに組み合わせての一皿は、

とびっきりの鮮度とお味。

お品書きのデザインのシンプルさと見やすさににっこりしつつ、追加注文をあれこれ迷う

愉しさ!

注文が決まったらしいお客のところに御用聞きに来てくれる店の人達の気配りの確実さは

まさに、黒子のように、です。 静かに、無駄な物音無しで、お客を緊張させずに。

ゆっくりと、でもテンポ狂わず料理が提供され、一口ごとに感動しながら磨き上げられた

グラスでお酒をいただく・・・・・。

その夜、友人と、映画のこと、音楽のこと、夢のこと、親のこと、e.t.c. e.t.c.・・・

じっくりと話をし、ゆっくりと美味しく食べて、少しお酒を飲んで、なんて楽しかった

ことでしょう!!

家庭の普段とは違うテーブルで。

お店屋さんの、穏やかなスペシャルな明かりの下で、気楽だけれどやっぱりプロのお味の

お料理で・・・・・。


『 maruyama 檀 』。

ここは、敷居が高い、高級店とは全く違うのですが、店主高橋さんと、一緒に立ち働く

お店の人達の志の高さが、一時を過ごす客人の私達の、その大事な時間を、とても質の

高い、豊かで満足のいくものにしてくれます。

夢のような、そう、まさに 夢のようなひととき、でした。

大人になるって、悪くない。

いや、全くもって、なかなか いいもんだ・・・・

こんな風に感じさせてくれる、ありそうで、なかなか出会えない、そんな一軒。

大切な誰かと、是非お二人で。






maruyama 檀 ( まるやま だん )

〒064-0805
札幌市中央区南5条西24丁目3-17
第17藤栄ビル1階
TEL 011-206-1152
日曜または月曜定休









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梅しごと




今年も梅を漬けました。

梅シロップをガラスの大きな保存瓶にふたつ、そして、梅干しを杉樽にひとつ。

梅干しの方は、入手が遅れて、ただ今紫蘇を混ぜ込んだところ。赤い梅酢の中です。

本来ならば ” 土用干し ” といって7月20日頃のお天気が安定して続く3日間天日

に当てる、という作業を終えているはずが、まだなんですー!!

なんだか少々暑さが引いた気もする今日このごろ、お盆ころにはかんかん照りの3日間を

確保できるのでしょうか??? 神様、どうぞよろしくネッ。

梅しごと2年生、まだまだひよっこなのですが、季節の保存食作り、おもしろい。

漬けて待つ。寝かせて待つ。美味しくなれと待つ。

時間やら菌やらが、いい仕事してくれてるんですよね。

そういう作業は、私に、今までにはなかった質の充実感のようなものを与えてくれるよう

な気がします。良いことです。結構なことです・・・・。

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