夏が終わって


ビル・エヴァンスの 『 PORTRAIT IN JAZZ 』 『 EXPLORATIONS 』 が聴きたくなった

ら、夏が終わったんだということにしています、毎年。

なので、先週の日曜日から私の中では、夏が終わって秋がスタートしましたよ。

店内でのB.G.M. を選ぶ時、ふとレコードの棚から、この2枚のレコードを取り出して

ターンテーブルへ。

ビル・エヴァンスの硬質で情緒溢れるピアノの音がこぼれ出してきます。

もう秋なので ビル・エヴァンスが聴きたい ・・・・・ ではないんです。

あ、なんだか ビル・エヴァンスが聴きたいなあ ・・・・・ ああ、そうか、

夏は終わったのねー 、という感じ、でしょうか。 ( 意味わかりますか?笑 )


冷んやりとして澄み切ったあの秋の空気、

煙たいような匂いのする夕暮れの空気、

どこか静かな場所で、漂う思いにぼんやりと過ごす時間、

カップの中の熱い飲み物を飲んで一息入れる短いけれど落ち着いた一人きりの時間、

メランコリックな感情が湧いてくるのを抑えたくない日、


『 PORTRAIT IN JAZZ 』 そして、2作目 『 EXPLORATION 』 には そんな秋の

エッセンスが詰まっているような気がします。

ビル・エヴァンスのピアノは全然明るくないです。

暗さ ・・・・・ というよりかは、メランコリックなのですね。



今年もこの2枚が楽しかった夏を終わらせてくれました。

秋の諸々に思いを馳せる新鮮さを運んできてくれました。

このあとどんなに残暑があっても、もう大丈夫、秋になっちゃったからね。

暑くても知れてるなあ、平気だなあ ( たぶん・・・ )。


『 PORTRAIT IN JAZZ 』 の中の ”BLUE IN GREEN ” という1曲は、数多くの

ジャズプレイヤーが演奏している名曲ですが、この曲を本当に演奏することができる

ピアニストは、やはりビル・エヴァンス唯一人、と思いますし、

『 EXPLORATIONS 』 の中の ” NARDIS ”、 ”ISLAEL ” などは、ビル・エヴァン

ス音楽の真髄だなあ、と聴くたびに感じ、心震えます。









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梅干2011




我が家の記念すべき初・梅干作り。

経過をご覧ください。



赤しそが八百屋さんに並び始めたのを合図に、下漬け期間終了、

いよいよしそを混ぜ込み作業。

まずは、しその葉っぱをこそげとり、




こんなにたっぷりなのですが、




洗うと小さくなり、泡がぶくぶく・・・・






梅に対して、こんなにちょっぴり・・・少なかったかなあ ・・・・・

まあ、しょうがない。

やっとちょっと皺がよりはじめた梅達に混ぜます。

写真がないのですが、白梅酢をしそにかけた瞬間に、あのきれいな梅干の赤い色に!

赤梅酢!!です。感動です。





ほいっ、ほいっ、ぱらぱらと。梅、しそ、梅、しそと交互に樽に戻しまして、

またしばらくぎゅーっと重しをして冷暗所にて漬け続けます。





8月に入り、先日のかんかん照りの3日間、干しましたよー。





10キロの梅としその葉っぱも、なんだ、こんな量? っていう感じですね。

いただいた梅干ざると、小さめサイズのすだれで間に合いました。





やややっ、きみ誰?





おいしくなあれ。
ひっくり返して、また干して。





お手伝いするはずが、いたずらばかり・・・・・

チカラザウルスの攻撃もなんとかかわし、土用干しを無事終えて、

今は静かに樽の中にて熟成中。

冷暗所にて、来年の、いつころかなあ、なんとか食べられるくらいになるのは・・・

まあ、春過ぎまで、ゆっくりと寝ていてくださいな。



以上、

梅干2011のレポートでしたー。
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残暑お見舞い申し上げます



今年は、きのう8日が立秋だったそうですね。

暦の上ではもう秋が始まったわけですが、微塵も気配は感じられず。

今日も暑いです。

うかうかしているうちに、” 暑中お見舞い ” の期間は終わってしまいましたが、

うちの姪っ子ちゃんはちゃーんとタイミングばっちりでハガキを送ってくれたので、

その明快な図柄と、ハガキからはみだす勢いの元気なごあいさつ文をここに。


8月後半の皆様の活力増進と、すばらしい思い出がたっくさんの夏休みを過ごされますよ

う、心よりお祈り申し上げまーす!!









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Cars2



息子との初映画、それはディズニー/ ピクサーの 『 カーズ2 』 でしたー。

8月1日月曜日、シネマフロンティアにて。

キャラメルがけのポップコーンの甘~い匂いの館内、いますよ、いますよ、親子連れが。

我が家は、とーしゃん、息子 ( 4歳 ) ワタシ の並びで、その左サイドには、

お兄ちゃん ( 推定5~6歳 )と弟 ( 推定2歳台 ) とお母さん。

弟はお母さんのお膝の上、お兄ちゃんは持参の水筒の飲み物を飲みながら、ポップコーン

をしょりしょりいわせてつまみながら。 

右サイドは、女の子 ( 推定 4~5歳 ) とお母さんでしたね、たしか。


初回9時20分の上映のせいか、夏休みとはいえ、平日のせいか、満員ではありません

でしたが、大人と子供の比率が半々の映画館だなんてなにせ初めてなので、

私はその賑やかな妙に活気付いているというか騒がしいともいうか場内のムードに、

息子は生まれて始めての異空間と大画面に、二人してなんだかテンションアップ!!

( とーしゃんはいつものように冷静・・・ )

長い予告編から私たち母子は、手に手をとって抱き合う勢いで興奮し、

「 次はこれ観たいね~っ! 」 などとはしゃぎつつ 同時上映のミニ映画 『 トイス

トーリー3 の ” その後 ” の物語 』 というのを観て、

ワクワクさあ本編スタート!!


結論からいいますと、『 カーズ2 』 は、うちの4歳児には、ちょっと早かった。

ストーリーがかなり入り組んでいるのです。

『 ミッション イン ポッシブル 』 ですよ、見ごたえ的には。

オープニングから凄っい カーチェイスにバリバリの武器変装装備のスパイカーの

登場、そのスピードとカーアクションには大人も手に汗握るってくらいです。

舞台も日本 ( 強烈かつ笑えてかつなかなかのイメージですな )、フランス、

イタリア、イギリスと、めくるめく展開。登場キャラも濃いんです、みなさん。

「 ねええ~、トーキョウーってなに~?! ちきゅうってどこ~??? 」 という

段階ですもの、始まって15分かな、じっとして神妙に見入っていたのは。

あとは、騒いだり帰ろーとぐずったり大声を出したりこそはありませんでしたが、

座席を移ってきて私の膝に乗っかったり、シートの下に入ったり、あらゆるポーズを

して、それでも終わりまでは観ておりましたが。

本編が終わってエンドロールが回り始めた途端に、なーにを思ったのかすっくと席を立っ

て階段を降りてスタスタと場外へ。まるで映画館なんて来慣れているみたいだったが。

あわてて追いかけて、「 チカラ、おもしろかったかい? 」 と問うたところ、

「 おもしろかった。 」 そうでした。


そもそも、なぜ 『 カーズ2 』 だったかと申しますと、

保育園で同じお部屋の男の子 ( 5歳 ) のお母さんから、「 カーズ2が7月30日

から始まるよー!すごーくおもしろくて、去年観にいって親子ですっかりハマッてしまい

ました!オススメ!! 」 って言われたのと、トミカの カーズのキャラクターシリーズ

を4つもじいじに買ってもらっていたのと、セイカのカーズぬりえを持っていたので

予備知識と親しみは十分だったのと ・・・・・ このような理由で、なのでした。

内容的には、同時上映だったトイストーリーのほうがレベルがあってたな。


まあ、このような具合で、息子はその映画人生( ? ) の第一歩を踏み出したのです。

メデタシメデタシ。

私としましては、今後も映画を選びつつ、大画面と暗がりと座席に埋まる幸福感を

伝えるべく伝染させるべく、息子との映画鑑賞を繰り返したいと思っております。


そてにしても、『 カーズ 』、クルマたちしか出てこないんだねえ、うへ~っ!

あの奇妙な目の動きを注視していたら、なんだかくらくらしてきてしまったのでした。

大人気だそうで、まあ、子供と一緒だから楽しい、っていうものですねえ。
 
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