今年 の 秋の風景



毎日 毎日 見るたびに深くなる 木々の 葉っぱ の 色

赤 黄色 オレンジ 茶色 

今 まさに 2006年の秋が やってきて そして 過ぎ去っていこうとしています。


年賀状でもなく、暑中お見舞いでもなく、 なんでもない日常に届く1通のはがき

特に何かあったわけじゃない時に 送ってくれたお便りって

特別にうれしいですよね。

秋、 だから。  

さあ なにげないお便り、送りましょう。

ポストを開けたら、 広告やら DMやら 請求書やらにまじって

きれいな 秋のポストカードが。

きっと 受けとった方は その日1日、もしかしたら もっと長く、嬉しい気持ち!

お友達、離れて暮らす家族、お世話になっている方、 もう、親戚のおばさまにも!



お元気ですか?

わたしは 元気にやってます。



今年も パスキューアイランドの 秋のポストカードが たくさんできました。

札幌の秋の風景は 短いけれど、さわやかで 心落ち着きますね。

全18柄。

15cm X 10cm の 小さな 秋 を 選びに 

ぜひ ショップに いらしてください。 









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朝 の 楽しみ


朝、といっても 普通のひとよりも 2時間くらいは 遅いのですが、

店に向かう途中で コーヒーを買い、その 暖かいペーパーカップを手に出勤、

というのが ささやかなのですが、楽しみです。



地下鉄大通り駅周辺には たくさんのコーヒーショップがあるので

そのいずれかにて購入するわけですが、たまに 甘―いペストリーも一緒に買うときは

袋に入れてくれて、ドトールコーヒーの紙袋のデザイン、結構好き。



朝ご飯は しっかりたべてくるのだけれど 

この ペーパーカップの 1杯の コーヒー ( カフェラテ ですね、今は ) と

たまに、の 甘いの ( ドーナツや マフィン、 ペストリー )って

店到着後の わーってやってしまわなければならない作業の 良いガソリン役みたい。



その 作業後には 改めて お茶をいれるわけですが、

出勤時のコーヒー、それも  ” ペーパーカップ入り を手に 歩く、 ”  が、

ノリの悪い朝、自分にはっぱかける術 になっているのかも ・・・・・ 。



 
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ごほうび



子供の頃、たとえば 熱をだして 病院に行って

注射を打たれた その帰り、などに プリン や フルーツ牛乳 を 買ってもらって

なんとなく 自分では 注射を頑張って耐えたごほうび、をもらった気持ちで、

みょうにうれしかった、という記憶が残っているせいか、

いまだに ちょっとした ごほうび を 自分で自分に与える癖があります。


絵本

エッセンシャルオイル

パフェ


この3つが ごほうび3大アイテム。

無意識に そうなってました。


写真の絵本、これは 妊娠を知った その頃に買ったものです。

随分前に 本屋さんで手にした時は ふーん、てな感じで終わっていたのですが、

今回は 迷わずレジに。

実は 私は 涙もろいのですが、

この絵本、 今回は ページが進むにつれて 涙が溢れてきてしまいました。

ひとが この世に生まれてくるって、本当に 奇跡のようなこと、なのだと

感動するのです。

マリー・ホール・エッツの絵は ほとんど写真のように 精緻、かつ やわらかく、

子供にむけて描かれているせいでしょうか、とてもわかりやすく 優しいのです。

( 彼女の作品で 『 わたしとあそんで 』 も 大好きな1冊です。 )

ちいさな けしつぶの様だった受精卵から、 誕生して おにいちゃんとおねえちゃん

に 笑ったお顔を見せるまで、の おはなし。




ひと月 ひと月、その都度 この絵本を開き、ふむふむ今このくらいかあ .....

と おなかをなでてる私 です。







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CAPOTE




昨日 観てまいりました、『 カポーティ 』 。

スガイ8階 札幌劇場 にて。

★★★★ です! 

おもしろかった!

とても よかった!

この秋に待っていた1本、 でしたが、 期待に応えてくれて十分な 約2時間、

大満足して 帰ってきました。



役者が みんな いいんです。

主役の F・シーモア・ホフマンが なんといっても うまい!

( 『 M・I・Ⅲ 』 の 変態的超悪役 が 今回は カポーティ。 )

脇をかためる面々が みんな 渋くて この作品の 深み と 奥行きを 

作り上げている。 うまい!


映像が とても美しい!

50年代の N・Y、そして ホワイトアメリカンの ファッション、

カポーティの部屋の 雰囲気、執筆の様子、食事の お酒の感じ、など

細かい描写が よい!


” 事件 ” がおきた カンザスの田舎町の 暗く 寒気のするような さびしい

風景の画面が 観終わった後も しーんと 心に残ります。


ぜひ。

と オススメできる 作品 でした。

よかったーっ!

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秋 の 色




写真を撮りたくて スーパーマーケットにて 衝動買いしました。

秋には 果物、木の実、自然、などなど、 いい色が目白押し、ですが

この 洋梨の イエローは 中でも いいなあ と思うんです。


パスキューアイランドにて ポストカードとして 販売中、でもあります。

ぜひ 1枚 いかがですか? 

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かご



ちょっと前になりますが

同じビルの3階にある 「 ユラリカ 」 さんの 1周年のセールにて

大きな 籐製のかごを買いました。

しっかりしていて たっぷり入りそうだったので、

3種類のサイズのうち 1番大きいものをいただきました。



「 かご 」って、 はっきり " これを入れる " って決まっていないのに

たまに これぞ! という 良いかごにめぐりあうと

思い切って 買う  そういう感じ ないでしょうか?

今回の ユラリカかご も そうでした。

籐は 時間がたてば それにあわせて 色も アメ色になって美しいし、

その時々で 中に入れるものも 変わってゆきながら、  一生使える。



たくさんは いらないのですが、

暮らしを共に出来る 頼りがいのある かごが 家にあるのは 

なんだか とっても いい眺め、ですねえ。 

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ひととき、なんだけれど .....

年に せいぜい3回くらい。

彼女が 札幌に帰省したときに 会うのです。

学生時代のアルバイトで友達になった彼女は いまや 20数年来の仲。

先週の 雨が降りそうな夜 再会しました。 


いつものように 小さなレストランに予約をいれて、

待ち合わせして、 

ゆっくり並んで歩いて お店まで。

メニウを見ながら あれもいいねえ こっちもうまそう、うーん じゃあ2つともね。

オーダーをすませて 

いつものように お土産交換、

東京ならでは のお菓子 や 旅行したときの美術館のパンフレットや

私は キャンドル とか 自家製パン とか。



食事がはじまり 近況報告。

映画 の はなし。

最近よんだ 本の はなし。

気になっていること、怒っていること、ちょっと悩んでいること。

たわいもない おしゃべり とともに。



せいぜい 2時間 か 3時間 なんだけれど

あっ、という間 なんだけれど

何を話した というわけではないんだけれど

その次の日から 私は なんとなく 新しい気分になるのです。



お店の テーブルランプの 明かり

お料理が運ばれてくる瞬間 と サービスの感じ

カトラリーと白磁のお皿の触れ合う 音

料理を上手に取り分けてくれる 彼女の 手の動き、

さりげないけど おしゃれな装い 揺れる小さなピアス

2人の会話の 声のトーン

・・・・・ そんな ディーテイルの記憶が 私を 元気づけてくれるのです。



結婚して 札幌を離れた 彼女は 同い年。

20~30代は 2人して さんざん飲み歩いたわけですが

いまは こうして ゆっくり 静かに。 

( まあ 私が 一応 妊婦で、飲めない ということもありますが )

次に会うのは 来年の お正月明けくらい かな。

年齢を重ねるごとに 大切さが増していく 貴重な ともだち です。

 
 

 

 
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Henri Cartier-Bresson

そして、『 アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶 』 。

シアターキノ にて。



生前は インタヴューを拒否し続けていたことが有名なブレッソンが 

己の死が そう遠くはないことを自覚してか なんなのか 全編 しゃべりまくり、

の ドキュメンタリー映画 です。


チラシによると、

「 20世紀最大の天才写真家が ―

人生の最期に ” 愛すべき記憶 ” と 
 
 ” 決定的瞬間 ” の謎を初めて語った、

  奇跡のドキュメンタリー。 」

なのだそう、です。


現代写真界で このひとを知らない写真家はいないし、

20世紀の芸術史に 輝かしくその名を刻む、しかもトップレベルで、の1人だし、

まあ 死ぬ前に いろいろ お話しているところを 映像として残したくなったのかな。

・・・・そのわりには 当り障りのない話、ばかりです。


かの有名な この1枚は いかにして撮ったか。

私は 少々ひねくれているかも ...... 成功ばなしは つまらない。

” ああ そうですかあ、 ” ってなかんじ。

上手くいえないけれど、もっと 奥のあるはなしが聞けたらなあ と じれったかった。

たとえば 写真を撮り始めたころのこと とか 写真人生で 1番難しかった時期 とか

愛用のレンズや カメラの機種や なぜそれを使ったか、とか ( 聴いてもあんまり

理解できないかもしんないケド ..... 。) 些細な事柄。

「 人生を愛した写真の神様 」 の 愛すべきその人生 が 伝わってこない。


そして アーサー・ミラー、エリオット・アーウイット、イザベル・ユペール、

ジョセフ・クーデルカ、などの人々が いかに 彼が偉大か と語る ...... 。


観て 損した、 とまでは言わぬが、 おもしろくもなんともない 1本 でした。

なんの ” 秘密 も、なかったのでした。



でも 帰ってから 久しぶりに ブレッソンの写真集を 見たくなり

ゆっくり 眺め、ちょっといい時間、ではありました。 

 



 
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Match Point

ウッディー・アレンが 初めて マンハッタン以外を舞台にした作品、

これが 次に観た映画、 『 マッチ ポイント』。 

スガイ 札幌劇場 にて 観ました。


ダメ男 の 情けな振りを ” 運命 ” を切り口に 華麗に みせてくれます。



が、しかし、

なーんか イマイチ感が結構残ってしまうのは、やはり そこが 

ロンドンだから でしょうか。



ウッディー・アレンお得意の 苦い笑い が ない。

皮肉 と、 悪ふざけ?っていうくらいの テンポ が ない。

主人公の男役の俳優 ( ブライアン・コックス ) が、魅力的でない。私的に ですが。

音楽が 今度は 全編 オペラ。 で うるさい。 私的に ですが。

ドストエフスキーの「 罪 と 罰 」 の擬えが 安易で安っぽい。 私的に ですよ。



もう ” 最低 の 最低! の 男の物語 ” レベルでしか 訴えてこないので、

ウッディー・アレンの 新境地は 見出せず ..... 。 私的に です、モチロン。



イギリスの上流階級の生活ぶりや スカーレット・ヨハンセンの頑張りや

全編に流れる オペラの有名曲や えっ!!そうなっちゃうの?! っていうラスト、

楽しめる要素 たくさんの 上等な1本 ではあります。



ウッディー・アレン世界の 趣味のよさ、それを味わいたい夜って ありますよね。

感想も 分かれる 異色作、 そんな秋の夜長に VIDEO、もしくは DVDで

いかがでしょう。  










 

 

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HOTEL RWANDA

9月に観た映画を まとめて ご報告。


まず、『 ホテル ルワンダ 』。

友達が、 「 これは 人として 観るべき映画! 」 とまで言っていた1本、

封切りの版は ちょうど その前の週に終わっちゃっていたのですが、

しばらくして 蠍座にて観ることが出来ました。
 

アフリカ というところは 本当に 先進といわれる諸外国に いいだけ食い物に

されて今に至っているのですね .....。

この映画を観ても なんだか 気持ちが悪くなってしまいました。

人間の底知れない邪悪さ、残酷さ、 ここまでのことを 平気で 出来てしまうものか、

もう もう 酷い。


主人公は とても運がよかった、とも思います。

一般の住民は 鉈で ( ナタ!で、ですよ! 銃を買うお金ないから )殺され、

連れ去られ、集団惨殺。 10日間で10万人 という 大虐殺、が 1994年

ほんの12年前に 起きているのですって。

4つ星ホテルの支配人の ポール と その家族、そして そのホテルに逃げ込めた

1200人は ポールの いろいろな ” コネ ” のおかげで なんとか 4星ホテル

の施設内で 脱出までの期間を、( もちろん悲惨さは十分なのだけれど ) 怯えながら

でも過ごせたのですから。


ポールの、虐殺者たちに対する 話術、演技、機転、は この映画の白眉。

一流ホテルマンの何たるか、を ハラハラ、ドキドキ、の緊迫感の中で見せてくれます。

最後の もうギリギリの崖っぷちでの 交渉術。 その 勇気。

ポール役の ドン・チードルは 私の中では、いつも眉を八の字に下げて、困った顔を

している 細い人、なのでしたが、この 『 ホテル ルワンダ 』 の ポールで

大変 株を上げました。( 先述 の この映画を薦めてくれた友達の 今 最も気に

なる俳優、なんだそうです。 )


それにしましても、やっぱり 日本って 平和。

なんだかんだいっても、平和、です。

民族間闘争はないし、宗教戦争も ないし  ....... 。 

日本に生まれて よかった、と 思わなきゃ。

アフリカじゃなくて よかった、と。


” ひと として 観るべき ” を 観ることができて ほっ。

  



 



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