美しい人

先週の日曜日、シアターキノにて 『 美しい人 』 を観てきました。

ロドリゴ・ガルシア監督の 待望の第2作目です。

1作目の 『 彼女を見ればわかること 』 が 驚くほど素晴らしく 

深く心の残ったので、2作目ができたと知り、静かに待機してました。

この 『 美しい人 』 のほうが 1作目よりも より どうしょうもない状況と

優しく 繊細な 女性ならではの悲しみと 愛情の せめぎあい を 描いていて

じーんときました。


原題の 『 9 lives 』 のとおり 9人の女性たちの 人生の ほんの一瞬 の

オムニバスです。 演じる 9人の女優達が やはり 素晴らしい。

1話が 15分くらい。 その短い時間のなかで 彼女達の ” 生きるための重さ ”

を伝えて余りある 圧倒的な 演技力。


9話が、 バルザックの小説の手法のごとく、  主人公だった彼女は、 他の1話では

脇役で登場したり、 また ある1話の主人公が  違う1話での 重要な光景として

ほんの一瞬に登場したり、 それぞれのお話が 本人は気づかないけれど 繋がって

いくのです。 劇中、何度か ” みんな 繋がっているんだよ ” という台詞が

あり、 とても 象徴的。


監督の ロドリゴ・ガルシアは、ノーベル文学賞作家ガルシア・マルケスの息子だそう

で ( 読んだことはないです ) 、 その影響かどうかは わからないけれど、

その作風は とても香りが高い とおもいます、文学的 .... というような。

男性なのに、 どうして こんなにも 女性の ふるえるような 気持ちの ” ひだ ”

が 表現できるのだろう ..... 今回もやはりそう感じざるを得ない上等の出来でした。


私は、 第9話の グレン・クローズの物語に、 その 最後の最後に 泣きました。

号泣 です。  

癒されることのない 悲しみ。

それは、それは、 美しい映像でした。


機会があれば、ぜひ。 2作品ともに お勧めいたします。

   
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夏の本 2冊

今年の夏も山場を過ぎて、

私は 2冊の本を 一気に読みました。

絶対に 夏が終わらないうちに 読みたかった2冊でした。

『 たんぽぽのお酒 』

『 すももの夏 』

この2冊です。

 

『 たんぽぽのお酒 』 は 中学生のころ 熱心に読んでいた、レイ・ブラッドベリ作。

本当に 久しぶりの ブラッドベリ、12歳の ダグラス・スポールディングの

1928年、 イリノイ州 グリーンタウンでの 珠玉の夏をえがいた 

詩のような作品です。

 

『 すももの夏 』 は、センスの良い友達が 少し前におしえてくれた本

でして、これは 読まねば、と、インターネットでとりよせて 読みました。

こちらは ルーマー・ゴッテン作、13歳のセシルと きょうだい4人の 

あわせて5人の すんごい一夏の経験、の物語。今度は イギリス人です。

上から、ジョス ( 長女 16歳 ) セシル ( 次女 13歳 ) へスター ( 三女

10歳 ) ウイル ( 長男 7歳 ) ヴィッキー ( 四女 4歳 )。

この5人きょうだいのキャラクターが とってもうまく描けていて、私は 特に 

ウイル ... ちいさくてよく動くので ” ウイルマウス ” と呼ばれている ... が

お気に入りだったな。 5人の 生意気で個性的なきょうだいが お母さんの

突然の病気により バカンス先のフランスのホテルにて 自分達だけですごさなくてはな

らなくなってしまい 物語は 始まります。

ホテルの 大人たちを観察する セシルの語りが 13歳、という 大人と子供の

中間の女の子を 繊細に伝えて 心が なぜか せつなく あたたかくなるのでした。

ロマンと サスペンス、の いままで呼んだことのないタイプの小説で 大変良かった!



うんと 大人になって、もう 自分が 大人だなんていう自覚すらないほど 大人に

慣れてしまっている私は この2冊で 心のずっと奥に押しやられていた、でも 

確かにもっていた感覚を 呼び戻しました。

ダグラスも セシルも やがて 本当の大人になり ..... 大人になっちゃうんだなあ。



数十年たって読む このような、 ローティーンをえがいた 優れた小説は、 

なによりも 上手に、今の自分を 強烈に自覚させてくれました。


夏は やっぱり 大人のものではないですね。

改めて、そう思いましたよ。 

 
   



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2006年 の 夏

2006年の夏も もうすぐ 終わりですね。

残暑お見舞い 申し上げます。

今年の夏、みなさまは いかがでしたか?

私は ..... 、まあ 毎年同様、大きな夏のイベントもなく 海に行かず 

お盆のお里帰りもなく ( お里は 札幌、地下鉄1本 )、無事 終えるところ です。

ですが、今年は 日々の小さな ” 夏限定の楽しみ ” が 充実してました。

あまりに ささやかすぎて あきれるほどです、自分でも。



たとえば、 お風呂。

お湯の量を うんと少なく 腰くらいにして、温度は ぬるうーく。

髪やら 体やら さっさと洗い清めて さて。

エッセンシャルオイルを バスタブに 1・2・3滴 落とします。

かきまぜて 一気に匂い立つ ラヴェンダーの香り。( 時々 香りは 変わる )。

バスルームのドアのすぐ外に 用意しておいた 火の灯ったキャンドルを そっと

中にいれて、バスルームのライトを消します。

その瞬間が もう すばらしいのです。

暗いバスルームの湯気のなかに ほわっと キャンドルライト!

それはそれは 幻想的。 魔法の瞬間。

ゆっくりと、 といっても せいぜい 10分程度ですが アロマバスにて 寛ぎます。

疲れ、とれます。 優雅な気持ちで 眠りにつけました。



あと、朝。

わりと 早起きな方なのですが、起きたら まだ静かで 涼しいひとときに 読書。

その前に アイスキャンディーを 1本食べるのです。( 2本の日もある )。

ぼんやりしていた脳が 甘味と冷たさで しゃっきり!

ドールの 4種類のフルーツ味 16本入り っていうのを 食べてました。

朝に 甘いおやつ、 カルピス、アイスカフェオレ なんぞを よくやります。

朝の甘味 とても おいしいし、血糖値も上がり、頭冴えますぞ。



そうめんも、 野菜も、 フルーツも、たくさん食べ、 花火もしました。

ソフトクリームも ストロベリーパフェも食べた。 そうそう、スイカも。



残りわずかな 今年の夏。

なによりも、 とても暑くて暑くて、ぐったりだったからこそ ささやかな 

” 夏ならでは ” が、よりいっそう楽しく うれしく感じられたと思います。

ほんとに あと ほんのちょっぴりになってしまった、 2006年の 夏。

なごりをおしみつつ 1日 1日 十分に過ごしたいです。
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Good Night and Good Luck

8月の 蠍座のプログラム中、私の本命は この

『 グッドナイト アンド グッドラック 』 でした。

そして 観てきました。

12日の土曜の PM8時から。

渋くて 硬派、そして 意義ある1本でした。

華やかさも 派手さも 恋愛も 大きな笑いも なにも無し。

そして 映画は 白黒で。

1950年代に 全米を 恐怖におとしいれた、とされる 「 マッカーシー旋風 」。

軍部、政府はもちろん、特に 映画の聖地ハリウッドでの この

「 赤 ( 共産党員 )狩り 」のすさまじさは 、他の映画 ( たとえば 

ジム・キャリー主演の 「 マジェスティック 」 )でも 表現されていましたが、

現在に至ってもなお 消えない爪跡 のようです。

そして、この 『 グッドナイト アンド グッドラック 』 で 

「 赤狩り 」に対して 正義を問うた 実在のニュースキャスターと

彼の仲間達の戦い振りを 史実に 忠実に

あえて エンターテイメント性をおさえて まるで ドキュメンタリー映画のような

地味な演出で撮りきったのが、 

ハリウッドの トップスター、ジョージ・クルーニーだ ということに

最大の意味がある、と思うのです。

登場すると パーッと画面が 華やかになる、そんな俳優が ぞろぞろいる

ハリウッドでも トップに数えられる1人の、 その 彼の、 環境や お金や

その他いろいろな ハリウッド的なパワーの中にあっても フォーカスが全くずれること

のない 絞りの効いた この1本。

ジョージ・クルーニー って いいなあ と あらためて 感じ入った次第です。

とてもハリウッド的な 大娯楽作には 甘いマスクで かっこよく2枚目。

でも それだけじゃないのでは ..... って気づき始めたのは コーエン兄弟作の

『 オー! ブラザー 』 から。 へんてこりんな ツワモノ役者たちの中で

彼1人だけ キラーっと 揃った 真っ白い歯並びをみせて 笑うんです。

すごく 場違い でも それが とても印象的でした。

そうして、今年観た 『 シリアナ 』 の ジョージ・クルーニーは 

私の中で 彼を 決定的に 別格にしました。

彼は 中年太りで 髪も薄く、お払い箱になりかかっている C.I.A. の工作員役。

うらぶれていて かっこいい見せ場は なんにもない役。 

それが 上手いんだー。 いい役者だなあ と。

ファンになりました。 はっきりと。

『 グッドナイト アンド グッドラック 』 の 監督で さらに 納得です。

「 赤狩り 」 について、  当時の 米ソの 政治的な関係について、 など 

下準備のお勉強がないと ちょっと理解しづらい内容の作品でしょうが、

( 私も あんまりよくはわからない )

きっと ハリウッドの映画史に残る 1本 だと思います。

ジョージ・クルーニーの 情熱を 知的で 熱いかたちにした 1本 だと思います。



 





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ラジオ体操 その後

以前、ラジオ体操 の ピアノ伴奏の楽譜が ほしいなあ ... なんて

つぶやいたら なんと!! 「 深夜図書館 」 の エムさんから

いただいちゃった!

エムさんも ちょっと気になったそうで、NHKに お問い合わせをして とりよせて

くださったのです! びっくり アンド うれしーっ!

さっそく 実家に帰ったとき いそいそと ピアノの蓋をあげて いざ。

初見ですらすら とはいきませんでしたが、 まさに あのとき聴いた、旋律です。

ゆっくり ゆっくり 楽譜を見ながら たどたどしいことこのうえなし。

体操の伴奏をつとめるには 私は そうとう練習しなければなりません。

ラジオ体操第1は 服部 正、 第2は 團 伊玖磨 の作曲なんですねえ。

エムさん、ありがとうございました。

練習をつんで、 優雅なピアノ曲に 仕上げます!







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ヒストリー オブ バイオレンス

今回も 蠍座です、 『 ヒストリー オブ バイオレンス 』 。

そして、またしても 銃。 アメリカ。

男は 静かで 穏やかで 平凡な暮らしを 田舎町でいとなんでいた。

ところがっ!!

男が経営する 食堂に 強盗がやってきて あわや皆殺しかっ! と思いきや、

男は 慌てもせず 顔色も変えず 一瞬のすきに 凄いはやわざで 強盗2人を

バンッ! バンッ!! 射殺です。

この事件が 発端となり、男とその家族の いままでの幸せな暮らしが どんどん

崩れていってしまう。

「 どうして 彼は あんなに人を殺すのが うまいのか? 」

夫の過去に 疑いと不安  妻もつらい.....。

映画全体に漂う 緊張感、不穏なムード、

監督 デビット・クローネンバーグ の この作品での ” 暴力 ” の現し方は、

一見とても直接的で わかりやすいように思うのですが、( タイトルも そうですし )

かなり ハイレベル 。 無言で ぐっと提示し続けられる。

直接訴えたりしないのだけれど、主人公の男の あきれるほどの まるでおとぎばなしの

なかの無敵の怪力のような ” 強さ ” が 象徴的に ただ 映し出されます。

超暴力の世界 ( 男が元いた世界 )  と 平凡で穏やかな世界 ( 男が今居る世界 )

の 対比、そして その2つの世界を繋げてしまう当の男。銃。

暴力から 愛する者を 自分を 守るには 暴力で戦うしかないのか?

過去を隠していた 超暴力の側にいた夫を 全て許して、妻は 再び彼を 愛せるのか?

” 暴力 ” を中心に いくつものテーマが 同時にからみあって 進行します。

それが エンターテイメントの映画として とてもうまく まとまっていて、

なかなか の見ごたえでしたよ。

ウイリアム・ハート って 好きな俳優さんですが この映画では あんまり

パッとしなかったように感じましたが ....( 男の兄さん役で 超暴力のひと )。

全体をとおしては ★は 2つと半分、だな。 






  











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夏の楽しみ

夏は 水仕事が 苦にならない 素晴らしい季節ですね。

苦にならない、どころか 楽しい うれしい。

お茶碗洗い お風呂洗い 洗濯。

冷たーい水に 手と腕をひたして 気持ちのいいこと このうえなし。

子供の頃は 日が傾くころ 庭に ホースで水撒き というのもありましたねえ。

ゴムホースの先を 指でつぶして 水を 噴水のように 遠くまで撒き散らすのでした。

最後に 自分の足にかけて 終了。

( でも その後って 足がほてっちゃったりするんですよね。 )

今は 庭は ないので 朝の お風呂掃除にて シャワーで おんなじようなこと

して 喜んでいます。

夏は いいなあ。

 
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真夏のギター

ギターメインのJAZZは あまり ” 好き ” って言うわけではなかったのです。

3日くらい前に たまたまかけたレコードでした。これは。

グラント・グリーンのギター と ソニー・クラークのピアノ、

そこに あと ベースと ドラム、 サックスなどが メンバーが変わりつつ加わる、

ブルーノートでの 全レコーディングのセットです。

それが まあ すっごーくイイ! のです。

この真夏に グラント・グリーンの パキっとした エレキギターの音が

室温を4~5度下げてくれたかのような 涼しさです。

いやーっ、意外でした。

営業時間中にかけているので、もちろん店内で、ですが、 

家で 暗い 静かな部屋で、この真夏の夜更けに聴くと もっといいだろう。


曲も ポピュラーな曲が多く、なごみますが、

中で、アート・ブレイキー ( ドラム ) が加わる 「 It Ain't Necessarily So 」

この演奏は 別格です。 

グラント・グリーンのソロが 凄い! もう、のりにのって、終わらない!!

グイーンッ、グイーンッ っと聴いている方も 体が 一緒になって 引っ張られて

うねってしまうのです。 これは ドラムの アート・ブレイキーが のせているんです

ねえ。 後ろから たたきながら ” もっといけーっ! もっと! もっと! ” って

あおっている声も レコーディングされてるの!


この 「 It Ain't Necessarily So 」 という曲は G.Gershwin の

「 PORGY AND BESS 」 というミュージカルの中の1曲で、JAZZでは

かの マイルス・デイビスが 「 PORGY AND BESS 」 のアルバムタイトルで残してます

そして この 「 It Ain't Necessarily So 」 を聴き比べると、

同じ曲とは思えないほど 表現が違う。 マイルス版も いい!

でも グラント・グリーン版の カッコよさ、ノリの凄さ! が より わかります。



今日も 暑いぞ! 最高気温33度だって。

さあ じゃあ 今日も また聴いちゃおう。

ちょっと 音量アップして ..... 前奏がほじまった! ワクワク!!

く~ーーーーーーーーーーーっ! 

かっこいい!

JAZZは かっこいい 音楽 なんです。   



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クラッシュ

このところ 毎週 蠍座に行ってます。

先先週は、 『 ALWAYS ・3丁目の夕日 』、

先週は、 この 『 クラッシュ 』 。

2本とも 混んでましたよー。( ヨカッタネ、蠍座・次郎サン! )

『 3丁目 』 の方は、客層の平均年齢 63歳、..っていうかんじで、

懐かしさ おかしさ 人情 の3点セットで 上映中 何度も 鼻をすする音が

一斉に。 ( 映画の舞台は 昭和33年の東京 下町 ) 。

オモシロカッタデス。

そして 『 クラッシュ 』 。

”人種偏見”が この作品の柱なのですが、アメリカの抱える この病気は

人間が 地球にいる限り 治す事の出来ない 人間病、不治の病なのでは? って

思ってしまう。

登場人物たちは それぞれに ひどく病んでいて、不安定で、なんとか生きています。

社会のなかで 必死に。

舞台は L.A. 、ある自動車事故 ( クラッシュ ) が 物語の発端で、 

そこから それぞれに 複雑な問題を抱えるゆえに 主人公たちが 出会い

ぶつかり ( クラッシュ )、見事に 物語として 繋がっていくのです。

それにしても アメリカの ”銃”の存在、

これは 本物を 見たことも 触ったこともない私には 現実感なんてないのですが、 

銃を向けられただけでショック死!ですな。 確実に!!

いやあ 怖い 怖い。

みんな 今の状態に至るまでには ひとつひとつ 理由があって、

傷ついて 傷ついて こんなんなっちゃった! ..... ってことなんだが、

この監督、全員に ではないんだけれど、人間の悪い面のサンプルみたいな

彼ら彼女らに ぶつかり合ったからこそ、の トンネルの先の ちいさな希望の光を

与えて、観ている私達にも 優しい何かを 予感させて 映画を 締めくくってます。

だから 観終わったとき ちょっと 暖かな気持ちになれました。

この作品は インディーズから発表され、なんと アカデミー作品賞、脚本賞、編集賞

の 主要3部門を制覇したそうです。 それで、当初 お金がない中での制作だった為

出演者にも 配給後の売上にあわせて ギャラを支払うことになっていたのに、

いざ、蓋を開けたら、こーんなに大ヒットしたにもかかわらず、いまだに ギャランティ

が支払われておらず、本国アメリカで 訴訟問題になっちゃっているそうです。

いかがなものでしょうねえ。



    

 
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お墓参り

8月。

お墓参りのシーズンですね。

6月半ばに お墓の草むしりにいってきました。

きれいに雑草を取って、掃いて、墓石を 洗って。

さっぱりした お墓をまえに ちょっと手を合わせて。

そして おはぎを 食べます。

なぜか おはぎ なのですが これが楽しみなのです。

そして 霊園の敷地内なのかなあ、白樺の林があるのですが、

そこも とても 気持ちがいい!

さーっと風がぬけていき、枝をゆすり 葉っぱが ざわざわ良い音を立てて .....。

今月 お盆にまた いってきます。 おはぎ を携えて。

無宗教の私ですが、家族の健康をおねがいして ご先祖様に手を合わせる

お盆、そして お墓参りが 自分のなかでは かかせない 大切な行事です。

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ホットケーキ

ホットケーキ を 食べました。

うんと久しぶり ..... 10年以上ぶり ....でしょうか。

小麦粉 ・ ミルク ・ 卵 ・ ベーキングパウダー ・ 砂糖 ・ 塩 。

これを混ぜ混ぜして 焼くだけ、なんですねえ。

朝ご飯に つくってみました。

バターと ハチミツを たっぷりと 、 甘ーい ミルクティと バナナ。

ほんとに おいしい!!

しあわせ!!

そして 少し 小さく焼いたのを お弁当にしました。

たっくさん ハチミツを 染み込ませて アルミホイルに包んで。

冷えたホットケーキも また おいしかった!

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M・I・3  

たまには このような 映画も好きです。

『 ミッション:インポッシブル 3 』。

1も 2も観てます。

3はどうかな、と思いまして、スガイへ 店の閉店後。

マックの チーズバーガー ( 大好物! ) を買って。

で、今回。

このたびの イーサン・ホークさん、婚約者がいて 引退していて、人間的で、

なんか いまいち......。

アクションシーン、 ストーリー( バカバカしさは やはり良かったが )

ハイテクな武器やら 道具やらの こなれ方、 どの要素も 

まんべんなく バランス良く構成されていて 、 

なんか いまいち ...... 。

個人的には、 『 M・I・2 』 が 1番すきですな。

監督は ジョン・ウー。 カッコよく、かつ 美しい アクションシーンの監督です。 

ツボを グイグイ押されて、そして あの テーマソング!!

あの曲が ガンガン流れるなか トム・クルゾーが バイクで爆走!

すっかり のせられ、なんと 2回も観ちゃった。

あれは 今はなき 1丁目の 日劇だったなあ。 

広ーい劇場に お客 5人。

思い返せば、 キャメロン・ディアス の 『 チャーリーズ・エンジェル 』 も

ガラーンとした 日劇で、だった。 あの映画も かなり イカレテタ。

映画館には 映画が始まる前に 入りましょう、遅れても 10分くらいまで、

ケータイの電源は おきりください オベントウは 予告編のあいだに済ませましょう

.......という ステキに 正しい 映画館は たいてい 完全入れ替え制で

前のシートの背もたれに 靴下の足をのせてる オッサンが 1日中 いびきかいてる、

なんて光景は 絶対に 見られないでしょうが、私は なぜか そんな映画館が

とーってもなつかしい。

気に入れば 何度でも 観たりして、館全体が テキトーな雰囲気で。 

はなしが かなり 横道にそれてしまった。

... というわけで、『 M・I・3 』 は バランス良過ぎで ★★ ってとこかなあ。

鼻の穴から 電動ドリルのガンみたいなので 脳に ぐぐんっ!!と入れられちゃう

時限爆弾、っていうのが 今回の見所。 アレは コワオモシロかった デス。



  
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夏の庭

通勤で 地下鉄駅まで 約20分 歩きます。

四季の移り変わりを見て感じて、の20分。

スポーツしない私にとって、行き帰りの 40分の歩きは とても大事です。

さて、季節は 真夏!

1年で 最も好きなシーズン 夏。

それは 木や 草や 花 が 特別な世界を つくるから。

通勤路は 住宅地を通っていくので 表通りではなく 仲通りで、

いくつかの お気に入りのコースがあり、それは 「 庭 」 が決め手。

今日は あの大きな栗の木のある庭の前を....

今日は もみの木に囲まれた 古い三角屋根のおうちの前を..... 

今日は 荒れていて、野生化した 花が 咲き乱れる あの ( 元 )庭の前を.....

どの庭も 夏は 木陰 草陰で ひんやりしていて、湿っていて、静かなんだけれど

” 気配 ” が あって、

その薄暗い草陰じっとりした黒土のあたりに ” 何か ” がいるのが感じられます。

私にとって、最高に素晴らしいもの の1つ、それは ” 何か ” が棲んでいる

あまり手入れされていないような 薄暗い 夏の庭。

そんないくつかの おなじみの庭の前を通るとき、 いろんな草の重なり合う

葉陰に ほんのちょっと足を止め、「 ああ、居るなあ 」と 二コリ。

子供の頃から知っている 彼らを 感じて また 歩き出します。

 

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