5月27日( 金 )、明日はパンの日ですよ~

 

 

毎週金曜日が近づくと、

 

「 今週はどうかな? 」 

「 金曜日の天気はどう? 」

 

など、私達は毎度思い、毎度話すのです。

早々と売り切れる週もあれば、暗くなってきてもまだカゴにはパン山が 

ありドキドキしてくる週もある。

今週はどうかな?

繰り返し買いに来てくださるお得意様もとても増えました。

初めての出会いのお客様も。

毎週金曜日は、いつもの営業日とはちょっと違って新鮮です。

 

明日も、こんがりと焼けた丸いパンを山盛りにして、

ドキドキしつつ、皆様のご来店をお待ちしております!!

 

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

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じみべん

 

 

地味なお弁当が何ともうれしく、満足度も高い・・・・という日はないですか?

一人で店番の日曜日は、自分のお弁当だけなので、ほぼ火を使わずに、あるもの

を持ってきます。

まず、前夜炊いたごはんがあるときはそれをお弁当箱に詰めるでしょ、

そして、そのごはんには、三島食品の 「 ゆかり 」ふりかけを振って、この前の

日曜は塩茹で小豆 ( 夫がいつも何かしらの豆を茹でたり圧かけたりしている ) が

あったので、ゆかりの上に撒き、焼いた塩鮭もあったので半身を添えて。

二日前に2袋40gで炊いておいた切り干し大根 ( 人参・生姜・油揚げ・ごま )

も小型容器にたっぷり詰める、すでに小型容器にたっぷりと詰めてあった茹でた

小松菜とカブの葉に削り節をちょっとかけ。

小型容器に入れておいた昨日の残りの木綿豆腐の三分の一も水を切って、蓋。

ごはんが少し少なくて ( 充分なだけ残っていなかったので ) 足りないかも、、、

と、店の近くの HottoMotto にて 「 ライスの小盛り( お箸いりません )プリーズ」

の買い足しをして。お醤油は店の冷蔵庫に常備なので、あ~焼き海苔も持ってくれば

良かったかもねえ。

店に到着、

お花の水を取り替えて、いろいろチェックして、床を掃いて、さえこさんがくれた

烏龍茶を淹れて・・・さあ!食べましょう!「 いただきまーす! 」

う~む美味しい!!うっまぁーいわぁ~!

 

春から始まった高校男子 ( バスケ部 )のカッツリ肉弁当、大人用も同じ内容で

詰めますよね、毎日肉弁、いや実際の味付け具合とか組み合わせとか、調理担当と

しましては、同じものを食べて確認もしたかったからいいんだけれど。

本日のじみべんは、なんだかしみじみと、うまかった。

基本、粗食派です。

 

 

 

 

 

 

 

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しらくも村に行ってきました!

                                                                                                                 ©shimmy books

 

わたしは 「 しらくも村 」 に移住する予定です。将来は。

昨日、改めて 「 しらくも村 」 と周辺の森や湾の地図を眺め、

いろいろと確認してきました。

どの辺に住みたいか ( きっと受け入れてもらえると思うのだけれど・・ )、

そうして、何をやろうか、あるいはやらないでおこうか、これからじっくりと

夢想しながら過ごすつもりです。

 

「 しらくも村 」 は・・・やはりわたしの理想郷でした ( 解っていたけどね )。

それがどんなに素敵なところか、

興味がわいた人は、どうぞ南区石山のぽすとかんで、「 しらくも村 」 の土地柄

と人々の魅力的で個性的でマイペースな暮らしぶりを紹介しています、是非!

 

ひとやすみのニシクルカフェ、手作りジンジャーエール、ニシクルブレンドコーヒー、

バターチキンカレー、美味しいのです!!是非!

 

 

 

 

 

 

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パンッ!!

 

今朝のこと。

自転車に乗って地下鉄駅に向かう途中 、家から2ブロックほど走った

ところで、突然後ろで 「 パンッ!! 」 という鋭い破裂音がしました。

はっ?! と振り返った瞬間、自転車の乗り心地がヒュ~~ンと下がり、

すぐに後ろのタイヤの異変と知りました。

リサイクル自転車のお店で一目惚れして格安購入したこの自慢の愛車は、私の

ところにきてからだってかれこれ7年程経っているし、かつての持ち主さん

がどのくらいの年数を走っていたかはわかりませんが、タイヤはその間ずーっと

アスファルトの上ですり減り続けていたのですよねえ。

購入したリサイクル自転車のお店・ホープで、この4月にタイヤの空気を満タン

してもらった時、タイヤを触りながらお店の人がに

「 あ~、コレ見て。表面がポロポロをうろこみたいに剥がれてきてるでしょ?

これはそろそろだねえ・・・走るときは段差に気を付けてネー 」 って言われて

たのでした。やっぱそうだよね。来たわけね、タイヤの寿命が。

というわけで、道すがらにあるホープさんまで愛車を押していき、見ていただ

きましたところ、チューブのパンクではなく、表面のすり切れによる破裂です、と。

やっぱそうですよね、ハイ了解です。

 

本日5時の閉店時刻までに修理交換を完了させてくれるとのことで、

今日はこれから ( 少々早アガリ ) 新しいタイヤを装着された愛車を受け取りに

行って参ります ( 山の手のリサイクル自転車のお店・ホープさんは、対応も優しく

親切で、技術も高く、購入後のメンテナンスも本当に満足なのですよ )。

それにしても、突然の 「 パンッ!! 」 という結構大きな破裂音、生まれて初めて

聞いたタイプの音で、平穏な日常にあって、ちょっと目が覚めた。

ホープを過ぎてからでなくて、本当に幸運でした~~!

では、行ってきます!

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

朝、焼きたてのプチパンを入れたマルシェかごを自転車のハンドルに下げて、

横を歩く夫とともにゆっくりと走ります。明日は新しいタイヤでご機嫌でしょう。

明日も焼きたての香ばしい丸いパンを山盛りにして、

みなさまのお越しをお待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

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2022年5月のジャズライブありがとうございました!

 

 

爽やかに晴れた5月って、こんなにも気持ちを ( 特別な理由はナシで )

上向きにしてくれるのだ・・・と感心しきりの昨日の月曜日。

日中の会場設営作業もサクサクと進み、そしてすっかり暮れて暗くなると

準備が整った店内に徐々にご参加の皆様が集い始め、

心地の良いざわめきの中、8:00pmぴったりにライブがスタートしました。

お集まりのみなさま、ありがとうございました。

 

さっそく昨夜の演奏曲をご紹介いたします。

 

・BAGS GROOVES

・BUT NOT FOR ME

・DON'T GET MUCH AROUND ANYMORE

・SKY LARK

・BLUE BOSSA

・THE NEARNESS OF YOU ( ENCORE )

 

オープニング曲は 「 バグス グルーヴ 」。

1957年プレステッジからリリースされたマイルス・デイビスの 『 BAGS

GROOVES 』 はモダンジャズの永遠不滅の超名盤とされております、緑と黄色

と白のタイトル文字のデザインのジャケットに見覚えのある人も多いかも。

” バグズ ” ことヴァイブラフォーン奏者のミルト・ジャクソンの作曲です。

ベースのボンボンボンという小気味のよい弾むような低音に、これからの音楽

展開への期待で胸が高まりました。掠れたテナーのテーマ演奏もイイ感じ、

破裂音快調です。底を支えるベース。

シンプルながら、音そのものを聴き味わう当デュオの各ソロも素晴らし!

 

2曲目 「 バット ナット フォー ミー 」

1930年にミュージカル 『 Girl Crazy 』のためにジョージ・ガーシュウィン

が作曲。でも彼はもうわたしのための人じゃない・・・・という歌詞はアイラ

・ガーシュウィン ( ジョージのお兄さん )、明るい曲調にヤケクソ気味の

失恋ソングなのでした。

やや速いテンポで、今回はメロディの良さ馴染みやすさを表現、カットするよ

うなベースの技巧がぴたりと決まっておりました。

この曲は、チェット・ベーカー 「 チェット・ベーカー シングス 」 もとても

オススメですよー!

 

3曲目は 「  ドント ゲット マッチ アラウンド エニモア 」

1940年 デューク・エリントンの曲です。君がいないなら行く気になれない、

もう遊び回るのはやめにするよ、という歌詞内容は後から作られたそうです。

テナーの演奏に、ブンッブンッというベースの合いの手のような太い低音の

やり取りがとても楽しく、弦をギュイーーンと弾く音に耳も楽しかったな。

 

4曲目 「 スカイラーク 」。

スカイラークとはヒバリのこと。突き抜けるような青空高く、歌いながら飛ぶ

ヒバリを想像し、まさに5月のライブにピッタリ!などと思ってましたが、

歌詞内容には春とか5月などというような季節の語句は全くなくて、

1941年ホーギー・カーマイケル作曲、作詞はジョニー・マーサーに任せた

ところ、当時秘密の恋の最中だったジュディ・ガーランドへの熱烈な想い

( マーサーは妻帯者、ガーランドは国民的大スター ) を練り込んだ辛い恋の

曲なのでした。

ソプラノサックスに持ち替えて、メロディを素朴に歌い上げました。

ベースは微かで極控えめ、ソプラノサックスの高音の伸びやかさを引き立たせ、

その為、ベースの一音一音が効いていて、意味のある音に引き込まれました。

 

5曲目は 「 ブルーボッサ 」。

1963年にトランペッターのケニー・ドーハムが作曲し、同年テナーサックス

奏者のジョー・ヘンダーソンが アルバム「 ページワン 」 にて初リリース。

来たキタキタッ!! と、テンポの良いボサノヴァのリズム&メロディに合わせて

体が動き始めてしまうような、カッコイイ曲です。

たたみ掛けるような自在なベース、ジェットコースターのごときテナーの、高みか

の下降、そしてまた急上昇!複雑に交差するリズムと音がどんどん加熱します。

速いテンポで進む二人の熱い演奏の中にすっぽりと持っていかれ、聴覚が研ぎ澄ま

されるラストでした。あぁ、良かった!

 

6曲目は、アンコール演奏 ( ありがとうございます! ) 「 ニアネス オブ ユー 」。

あなたがそばにいる、それだけでいい・・・月夜に囁かれる優しい恋心の曲でした。

 

 

以上6曲、一曲一曲の組み合わせ、流れが工夫された、なんとも心地の良い

小一時間でしたね。満足でした。

ご参加の皆様、いかがでしたでしょうか?

初めて聴きに来てくださった男子三人組 ( 20代の男性三人組って、とても珍しい

のです・・ ) どうだったかしら?楽しんでくださったならとっても嬉しいです。

 

次回は、そろそろ冷房も? の7月18日 ( 月・祝 海の日 ) です。

小さな非日常、ジャズの生演奏、いかがでしょうか?

みなさまのご参加、一同心よりお待ちしております!!

 

 

 

 

 

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『 しらくも村のおはなし 』 新作によせて

” こども ” と呼ぶのがふさわしいのは、一体何歳までなのか、はっきりとした

区切りはないように思いますが、それでも、息子の成長の流れを見ている限りで、

個人的には、おしめがとれ始める3歳くらいから、9歳いっぱいくらいかな、と。

10歳以降は、ティーネージャーとして歩み始める ” 少年 ” になり、

ティーネージャーであっても、16歳を過ぎると、もう立派な ( いっぱしの )

” 若者 ” としての雰囲気が勝ってくるし、なんと18歳になると、日本ではもう

” おとな ” になってしまうのでした。

 

さて、

『 しらくも村のおはなし 』 は、

札幌・シミー書房  ( 新明 史子・岡部 亮 のお二人 )が2012年から創作して

いる物語のシリーズです。

現在5巻まで発表されていて、この度待望の6巻目である新作が上梓されました。

 

『 パン屋の弟子 』

『 ふぶきの日 』

『 風車小屋コンサート 』

 

このなんとも魅力的な三つのタイトルが函に入っています。

シミー書房さんからご恵投いただき、繰り返し拝読いたしました。

 

小さなこどもが、パン屋に住み込みで弟子入りするおはなしの 『 パン屋の弟子 』。

その小さなこどもとは、既刊  『 ウロホテル 』 『  ズク沼の橋 』 にひょっこりと

でも印象的に登場する 「 パンを抱えた若者 」 ( ウロホテル・17p. )であり、

「 大きなカゴを背負ったパン屋の少年 」( ズク沼の橋・17p. )なのでした。

彼の名前がトラだということが初めてわかります。

村のフィクサー ( !? ) 的存在のミミズクロウの計らいで、一人でカービー

ベーカリーに出向いてきた、いもうと・おとうと沢山の長男トラは、店主に

その幼さに驚かれるのでした。

ミミズクロウの策略に渋い顔の店主は、弟子をとるつもりはなく、別の仕事先を

と、彼の弟の小麦農家へとトラを向かわせるのですが・・・・・。

 

トラはまだ幼い。

きっと、8~9歳くらいかな? ” こども ” の時期のおしまいくらいの。

住み込みで働くために、一人で、初めての職場にやってきたトラの肖像が左ページ

にホントにポツリとあるのですが、その立ち姿でトラがどんなこどもかを表現する

岡部さんの画の素晴らしさ。

こどもなのだもの、まだまだ自分のための上手な話などできないよね。

ある意味、トラは運命に翻弄されているわけなのですが、本人には不安や不満は

これっぽっちもなく、素直に大人のよかれに従って、一生懸命取り組むのでした。

 

幼いトラを包んでいるのは、香ばしい焼きたてのパンの香りであり、

しらくも村の大人達の、人生に向かう多幸感、安心感、そして楽天的な気抜け感。

20p. で大きなカゴを背負って橋を渡るトラの誇らしい表情に、

「 まあ、トラちゃん 、デビューおめでとう! 」 と、手を叩きたくなります。

こどもから少年へ、そして若者へと、毎朝香ばしい焼きたてパンを背負うトラ

の最初の物語に、少し泣けました。

 

 

 

 

『 しらくも村はこんなところ 』 展

新作を中心としたしらくも村のものがたり世界を展示されます!

今日 5月12日(木 ) スタート!!

絶対に行かなくては!

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

こちら 「 かんかんベーカリー 」 の配達員は、おじさんとおばさん。

二人で朝の焼きたての丸いプチパンをカゴに運んで参ります。

明日も、こんがりと焼けたパンを 山盛りにして、みなさまのご来店を

お待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

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2022年 風薫る5月のジャズライブのご案内

 

 

本日でゴールデンウィークは終了。

晴れた日、曇った日、半分半分くらいでしたが、通しては少々気温が

低かったように思います。軽やかな初夏のスタイルの方達もいれば、

薄手のダウンジャケット、ウールのコートの方達もいて ( 私は後者で、

薄手のウールセーターに自転車用にはウールのマフラーと手袋~ )、

でも今年はやはり移動の自由度がぐんと上がって、皆様とても楽しそうな

ご様子で、当店にもたくさんご来店くださいました。

ありがとうございました。

 

さて、奇数月といえば、パスキューアイランド・ジャズライブ開催の月なのです。

暖房も冷房もいらない、一年で最も過ごしやすい短いこの時期、

そして、夏至が近づきつつあるゆったりとした夕暮れ時のこの時期、

夜になっても気持ちの良い微風を楽しめるこの時期、

お散歩がてらにちょいと立ち寄って聴いてみようかなも充分アリのこの時期に、

ジャズ演奏の生の音を楽しんでみませんか?

チケット制ではありませんので、時間が合えばどなたでも気軽にご参加頂けます。

 

 

  2022年 風薫る5月のジャズライブのご案内

 

  日時   : 2022年 5月16日 ( 月 )

  開場   : 7:30pm ~

  開演   : 8:00pm ~

 

     テナーサックス  大関 智也

     ベース      小林 浩樹

     ( 約50分程の演奏時間です )

 

  参加費  : 1500円

         ( ワイン・リンゴジュース または お茶 付き )

  場所   : パスキューアイランド

         札幌市中央区大通西17丁目1-3太田ビル1F

         tel / 011-215-9331 ( 当店です )

 

 

「 ほぉ~ウッドベースってこんなにデカイのねー! 」 とか、

「 テナーサックスの生の音をこんなに近くで聴いたの始めて! 」 とか、

「 生の音って結構身体のビシバシと響くことに驚きました 」 とか、

「 ベースの渋い音最高でした!! 」 とか、

「 とっても楽しかった!! 」 とか、

ご参加のみなさまのご感想に加えて、ジャズのノリを感じて頂けたなら

主催者としては本望です。

 

皆様のご参加を、一同心よりお待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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パワー オブ ザ ドッグ / THE POWER OF THE DOG

 

 

シアターキノにて。

原作があるというではありませんか!

トーマス・サヴェージ著 『 パワー オブ ザ ドッグ 』。

NETFLIX 独占配信とのことで、上映期間が極端に短く、原作があることも知らず、

見逃さないようまずは急ぎ観てしまったわけなのですが、

様々な考察を促す実に深みのある映像作品であることは、原作の文学作品と同位

だと思われます。

 

撮影はニュージーランドとオーストラリアなのですが、1925年のアメリカ中西部

モンタナの大牧場が物語の舞台です。

牧場主である兄弟、フィル (  兄=ベネディクト・カンバーバッチ ) とジョージ

( 弟=ジェシー・フレモンズ ) の生活が映し出され、この初期段階ですでに ” ただ事

ではない緊張感 ” が満ちてゆきやがて・・・ という予感とともに物語が流れ出します。

広々とした空、乾燥した埃っぽい空気と風、山々が聳え、開拓された土地にぽつりと

建つ大きな木造の館、木々、草、藁、水、馬たち、そして牛たち。

兄は牧場での様々な仕事の実務面を取り仕切り、そこで働く男達を束ねる実力と、

強力なカリスマ性があります。

冒頭、背筋をピンと伸ばして大股で牧場を歩くフィルの引き締まった姿は、鑑賞者

の私達の意識に警報を鳴らすかのようです、俺に近づくな、と。

汚れたカウボーイハットと馴染みきったダンガリーシャツ、カウボーイレギングス

( これが独特なシルエットを形成しているの!バッファローの皮なのかな?

は特に!  )カウボーイブーツ、全てが自然環境と生活が合致した惚れ惚れする美しさ!

そして、事務的業務を担う弟のジョージは、黒の山高帽と黒のスーツ、真っ白な

糊のきいたカラーとシャツ黒のリボンタイ。汗とは無縁のこざっぱりした紳士式です。

ぽっちゃりと太っていて、おとなしく控えめで、兄とは対照的。

何もない田舎ののんびりとした牧畜生活を送るカウボーイの暮らしでありながら、

兄のフィルは東部の名門イェール大学を優秀な成績で卒業しているインテリジェンスで

あり、ラテン語を修め、またバンジョーの名手であり、兄弟のバンバーグ家もまた

なかなかの名家らしいことが判ってくるのですが、そのある種の文化度の高さが、映像

的な部分も含めたこの作品の感想を硬質なものにしているのでした。

 

ある時、大がかりな牛追いを終えてカウボーイ衆みなで立ち寄ったレストランで、

フィルとジョージは、店を切り盛りする未亡人・ローズ ( キルスティン・ダンスト )

と、母を手伝う一人息子・ピーター ( コディ・スミット・マクフィー )と出会います。

給仕をする繊細で色白、ひょろひょろと弱そうな息子ピーターは、マチズモに支配され

ている西部のカウボーイであるフィルの標的になります。

この出会いのシーンで不穏感マックス、ローズに惚れた弟ジョージが、兄に無断で結婚。

ローズはレストランを売り払い牧場に移り住むことになり、フィル、ジョージ、ローズ、

そしてピーター、いよいよ主役4人の不安要素しかない関係性の物語は第二段階へと

進むのですが・・・・・。

 

4人の中でも、フィルとピーター。

二人は、相反するタイプの男性として登場させられますが、とても深いところで共通

している。外見、行動、思想、全てにおいて白人男性優位主義の毒に汚染されきって

いるフィルは、実は本当の自分らしさを出すことが許されない時代と土地柄を生きて

いて、一見女性性が勝っているようなピーターには、近代医学の知識とその研究のた

に動物を殺すことに何のためらいも持たない冷酷さがある。

ある出来事が切っ掛けとなって、二人は牧場での時間を共有するようになり、そこから

前半からの、映像的な強調は敢えてされていない、鑑賞者に委ねられた数々の伏線が

不気味に効いてきます。

 

1925年のアメリカ中西部という舞台設定は、この作品の複雑なテーマ性を表現する

ための絶妙なものでしょう。これは、パワーの原理について、本当の自分を自由に解放

する生き方について、人間の内面の重層的な要素が現実を創る際にいかに働くかについ

ての、詩的で絵画的な映像と巧みな脚本で思索した、女性監督ジェーン・カンピオンの

メッセージ。現代の私達の問題とほぼ全てリンクする重要な作品と思います。

NETFLIX 配信ですから、ご自宅での鑑賞が可能です。

ぜひ、感想を語り合いたいです!

 

 

明日金曜日は、パスキューアイランド・パン販売の日。

今年のゴールデンウィークって、今日5日まで? 息子は明日は登校日で授業あり。

みなさまは、明日はお仕事日でしょうか?

明日を終えると、また週末、一日頑張りましょうか!

明日も、こんがりと焼けた丸いプチパンを山盛りにして、

みなさまのご来店をお待ちしております!!

 

グラハム粉の丸いプチパン

1個 150yen

 

 

 

 

 

 

 

 

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