雪まつり 2014




ようやく春めいてきた今日この頃、「 雪まつり 」 のタイトルには非常に ”今更感 ”

がありますがお許し下さい。

今年も行ってきました。息子が行きたいと言い出したので、まあ、あとはこれといって

行くところもなかったので。

夫も私も、子供がいなかったなら一生行くことはなかったろう、と確信を持って言える

くらい無関心な札幌市の重要恒例行事 「 雪まつり 」、年々凄いことになっているのは

わかっておりましたが、いやはや今年ももうワヤでしたー ( 北海道弁で是非 )。

息子、せっかくの雪像なぞ見ておりませんって。

何しに行ったか? 立ち並ぶ屋台でなにか買ってもらって食べたい!飲みたい!

これですよ・・・。 そんなことも行く前からとっくに分かっておりましたとも。

寒さのピークの2月の上旬、雪と人ごみの大通公園にわざわざ行ってひと時を過ごすのは

冬休み中あとは行くところが思いつかないから・・・アウトドアスポーツ、子供イベント

は勿論、レジャー施設やテーマパークなどに全く不熱心といいますか不得手な両親のもと

に生まれた息子のために、まあせめて地下鉄で行くくらいはねえ、連れて行ってやりまし

ょうか?ねえお父さん、ということなのでした。

おりしも激しく降り始めた雪、そして吹き付ける風の中、地下から上がって着きましたぜ

大通公園。所狭しと立ち並ぶは、雪像ならぬ飲食屋台。真っ白な雪の中に、ど派手な

看板、のぼり旗、まさに乱立です。

道産の素材を加工した各市町村の食べ物のお店が中心なのでしょうが、外国の食べ物の

屋台、お祭りの時には必ず出店の定番食品 ( アメリカンドッグだとかりんご飴だとか、

たこ焼きだとか・・・ ) も提供している特に特徴のない屋台、そして本州方面からの出

店屋台も多く、多彩なお店の看板と匂いをわらわらと眺めつつ嗅ぎつつ気を取られて迷子

にならないようにメンバー確認しながら人の流れに任せて歩を進めるうちに

「 あっ、そうだった、我々は自衛隊さんの技と誇りの大雪像や、市民の方々の素朴で

おとぼけで、さらにメッセージまでが込められた小雪像などを見せていただきに参ったの

ではなかったか? 」 と思い出し、流れから外れて本来の目的である像見物に入ろうと

するとそこはステージのような??プロの司会者のマイクから飛び出すかん高い美声と

盛り上げ係の後追いが、なんかゲーム? 撮影会? 滑り台? 静かな鑑賞はゼッタイに

許さないわよー! ってなんかやっておられます。

・・・・・

1分くらい拝見、「 どうもありがとうございました。 」 でした。

息子の 「 おなかすいたー 」 「 のどかわいたー 」 「 なんかたべたい 」「 なんか

のみたいー 」の要求が雪の降り具合と比例して段々と激しさを増し、夫も私も雪像見物

も早々に見切りをつけて、適当なお店にて、アメリカンドッグとホットココアを買い与え

北方領土返還の風船をもらって息子がしばしおとなしくなったタイミングを逃さずに

第65回・さっぽろ雪まつりの会場を後にしたのでした。


北海道は只今大変な経済状況にあり、関係者によると、「 これが民間企業だったなら

とっくに倒産しておる 」 っていうくらいなんだって。

キャーッ、北海道が破綻したら一体どうなっちゃう? ということでのこの雪まつり会場

の有り様なんですよね。

北海道 = 安心安全な農畜産業、そして漁業が根幹、” 食の北海道 ” をもっともっと

積極的に売り出しアピールしての経済活性化しかないっ!!! 

というのもわかる。

わかるけど、わかるから、そして破綻はイヤですから我慢するけど、雪まつりの美的景観

は破滅ですね。

今回が過去最高の入場者数だったらしいので、これから益々こういう業態がエスカレート

するんだろうな。

来年も、アメリカンドッグ食べに来るのかな。




「 まだおなかすいてるー 」ってアメリカンドッグおかわりした怪獣チカラ君と記念撮影




先日、親戚が送ってくれた絵葉書。

20年前のさっぽろ雪まつりの写真です・・・・・。




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