毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
お茶
今日は 「 暖かい 」 をちょっと通り越して 「 少し暑い 」 ですね。
今週末に運動会を控えているのですが、運動会が今日だったらよかったのにねえ・・・
と思っている人多いのでは? 明後日辺りから崩れる予報のこの晴天、
晴れずとも、せめて曇り空で何とかもってほしいところ!
今日はいただきもののウーロン茶を飲んでいます。
ウーロン茶は普段はほとんど飲むことはないお茶です。
でも、いただいたことをきっかけにこうして淹れて飲んでみると、
うーむ、美味しいっ!
あっさりしている、そして、後味に甘味と渋みがじわりときますね。
特に渋み、いい感じだわぁ。
このお茶は、夫が長年通う歯科医院の、担当してくださっている中国人の先生の
お土産のウーロン茶なのです。たっぷり入ったパックだったので、お福分けした
おやつ党党首おふみ氏も 「 おいしいウーロン茶だった 」 と言っていた。
お茶の葉自体がおいしい葉っぱだったこともあるでしょうけれど、ウーロン茶って
好みかも・・・と新しい発見でもありました。
一杯のお茶が美味しい、たったそれだけで、気持ちを切り替えることができたり、
ちょっと下がり気味だった気分が気付いたら楽になっていたり。
お茶っていうのもいいものですね!すばらしいものですね!!スゴイものですね!!!
( ただし、” 美味しい ” が肝心なのですが。 )
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Tea for ・・・・
小学5年生になると、家庭科の授業がはじまり、
調理実習が組み込まれています ( あ~懐かしい! )。
第一回目は、「 お茶を入れよう 」 でした。
一生使える素敵な技術、それはおいしいお茶を淹れられること。
この年になってもなかなかムズカシイぞ、お茶淹れ。
授業では、ほうじ茶を淹れてみるそうで、
小5がほうじ茶を淹れて、ずずーっとおいしそうにすする姿を思い浮かべて
ニマニマしてしまいました。
小5男子とほうじ茶かあ・・・いいねえ。
なぜ、最初にお茶を淹れることから始めるのかというと、
ガスコンロにまずは慣れてゆくため、だそうです。
実習を終えて、その夜
「 まーちゃん、オレ ( オを強く・レを弱く ) お茶いれるか? 」 と
いう申し出が。
そこで、その日の調理実習 ” お茶の巻 ” の話をあれこれと聞いて、
濃く淹れすぎてお湯を足した班があった 「 ゆうまの班は濃くなりすぎて、これは
お茶の葉っぱを多くしすぎたから、後からお湯足した。 」
とか、その逆で薄すぎて葉っぱを足したもモチロンあり 「 ゆうたのとこは
薄かった。 」 「 ゆうきち達は一人ヤケドしそうになった。 」
で、キミの班は? 「 オレの班は、バッチリうまく入れられた
お茶うまかった! オレ淹れる!! 」
「 じゃあ、明日の朝、とーしゃんとまーちゃんと、ちから、3人分お願い! 」
ということで、その夜は寝ていただきました。
翌朝、習ったように人数分 + 蒸発分 ( ! ) を計量した水を湧かし、
我が家のコンロは、鋳物鉄の、昔ながらのマッチを擦って着火するコンロなので、
私と一緒におっかなびっくりボッと火を着け、
ガラスのサーバーに玄米茶の葉っぱを習ったように3人分入れ、
待つこと数分、お湯が沸いて、私と一緒におっかなびっくり煮えたお湯をダッと注ぎ入れ、
待つこと30秒。色を見ながらサーバーを軽く揺すって、いざ、カップへ。
すっきりとした緑色!
おおーーっ、上手にお茶淹れられたねー!! オレさん満面のドヤ顔~!
いそいそとテーブルまで運ぶ姿がこれまたドヤ~
朝の至福のおめざ、一杯の玄米茶を親子三人でズズーッといただきました。
それっきり、ですけどねー ( 笑 )。
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海は燃えている / FUOCOAMMARE
2017-05-24 / 映画
3月の下旬に、須貝ディノス札幌劇場にて。
不思議な・・・そう、本当に不思議な作品。
観終わった時の感覚をうまく言葉に出来ないです。
あまりに淡々としていて静かで、そして美しくて。
『 海は燃えている 』 は、難民をテーマとしたドキュメンタリー作品なのです。
21世紀の大きな変動のひとつである ” 難民 ” の実際の現場とは?
目を覆う恐ろしいシーンが次々とあって、やりきれない気持ちに打ち負かされてしまう、
または、辿り着いた人々と現地の住民との諍いが生々しく・・・・
そんな先入観が少し、でも確かにありました。
イタリアの最南端にあるランペドゥーサ島は、アフリカや中東からの避難民が地中海を
命懸けで渡って辿り着こうとする小さな島。
ここは、大変美しい海で有名な観光地としての一面と、年間5万人を越える難民・移民を
迎え入れる ” ヨーロッパの玄関口 ” としての一面を併せ持っているのです。
しかし、このドキュメンタリー作品の中で、島民と難民が接する場面はなく、
島民の静かな生活世界と、この島に辿り着いた難民の世界、二つの世界を撮り分け、
ふたつの世界が交互に紹介されるのです。
接触する場面は一度も、ひとつも現れない。
たった一人だけ、両方の世界を行ったり来たりする人物を具体的に撮影しています。
それは、島にたった一人のお医者様。
彼は、難民船の着岸に立ち会い、生存者の健康チェックをし、死体の検査をするのです。
法外なお金を支払い、ようやく乗船したちっぽけなボートには、100人以上が詰め込まれ、
酸欠、ガソリン引火、水不足、転覆事故など、これ以上無いくらいの過酷さに耐え
きれなかった折り重なった死体とともに着岸を果たす、衰弱しきっていて話すことも
出来ない黒い肌の人々。
一方で、代々続いてきた漁業が生業の、島民の穏やかな暮らしぶり。
島の人口は約5000人ほど。
その中で画面に現れるのは、ラジオ局のDJ氏( 私的語りは無く仕事中の撮影のみ )、
お年寄り数名 ( 淡々としたつぶやき程度 )、そして、一人の少年、名前はサムエレ。
12歳のこサムエレ少年の生活を、監督は綴っていきます。
森に入り、友達と、選んだ 二股の枝をナイフで削り、幅広のゴムをつけてパチンコを
作り、鳥打ちごっこをします。
祖父とともに漁に出てみます。
祖母のいるテーブルで宿題をして、
祖母の作った湯気を立てている採れたてのイカのスパゲティを頬張る・・・・・。
料理するキッチン、繕い物をする窓辺、皺一つ無く整えられてゆく朝のベッド。
特別裕福ではないけれど、しっかりとした靴をはいて豊かな自然の中でのびのびと
遊べるサムエレと島民の生活は ” 平和 ” であり、ごく当たり前の人間の暮らしです。
ランペドゥサ島に命懸けで辿り着いた難民達は、ここに着くまでに数々の政治的
な虐待にあい、家族を奪われ、力尽きる寸前に追い込まれている ” 非常 ” な人生。
一つは 「 生 」 と 「 幸せ 」 であり、
一つは 「 死 」 と 「 困難 」 でしょうか。
正反対の二つの有様を、ジャンフランコ・ロージ監督は、どちらもありのままでありな
がら、なんと詩的に撮影しているのでしょうか。
船倉に過酷な船旅の犠牲者が折り重なるリアル、疲れ果て虚ろな眼差しで遠くを見ている
女性達の絶望、一時入国チェックを通過し、お国の民謡を謡いながらサッカーに興じる
夕暮れ時の黒い人の群れ・・・・
美しい映像でした。ランペドゥーサ島民の静かな暮らしはもちろん、難民の苦難極まる状況に
おいてさえ、余白を十分に考慮し、精妙に陰影をつける自然光を見事に捉え、
独特の静けさに満ちているのです。
さて。
この、光とスペースを熟考し、繊細なバランスで撮り上げられた映画に、監督からの
メッセージをどう読み取ったらよいのでしょうか?
結論はないし、また結論を提示しているものではないことは解っています。
では、「 あなたはどう受け取りますか? 」 と質問されたなら・・・・・
たぶん、私は・・・・・
日本に生まれている私・私達が、この難民の境遇に変転することは当分はあり得ないだろう。
遠い国での現実であり、私の現実ではないから、たまたまこのドキュメンタリーを観てし
まったけれど、積極的に知るべき、とも思わないですし、やはり現実感は希薄なのです。
私にできることは、今までと変わらず ” 平和 ” でいること。
「 不安 」 と 「 恐れ 」 を、近寄らせないこと。
あたりまえに幸福な人生と、極端に困難な人生、この正反対の世界の間に動いている
根源的な力、理論、集合エネルギー、そして人々の思想、過去の歴史土壌 e.t.c. e.t.c.
これらの事柄などに、いろいろな想像や思考を寄せたり遠ざけたりしながら、
自分らしく生きていくための選択を悩むときに思い出す指標的な作品。
そんな受け止め方をしたように思います。
とてもとても、難しい。
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ジャズライブ ありがとうございました
冷たく強い風の吹く昨日の月曜日でしたが、
ジャズライブにご参加いただき本当にありがとうございました。
はじめて来てくださった方、2回目、3回目~ の方、久しぶりの方、
そして毎回欠かさずの方、感謝の気持ちで一杯です。
手探りでじっくりゆっくり続けてきている当ジャズライブなのですが、
ご参加のみなさまの感想や、また聴きに来てくれたっ!! という
嬉しさはホント励みになります・感涙。
今回のライブはいかがでしたでしょうか?
ぜひお聞かせください!
それでは、昨夜の演目です。
・ I could have dance all night
・ That old feeling
・ She's funny that way
・ It might as well be spring
・ Speak low
・ Carry me back to old Virginny ( encore )
映画 『 マイ フェア レディ 』 でオードリー・ヘップバーンが歌って踊る有名な曲
「 一晩中踊りあかそう 」で始まった今回のライブ、
ベースとテナーサックスのデュオならではの、この2つの楽器での ” 対話 ” を
感じさせる余白のある曲が特に素晴らしかったように思います。
4曲目の 「 春のごとし 」 そして、5曲目 「 スピーク ロウ 」 でしょうか。
速いテンポで軽快なノリで・・・も聴きたいし、低音がグングン響く豪快なブルースも
最高なのですが、トリオでもカルテットでも、クインテットでもなく、
ウッドベース and テナーサックス というミニマムなデュオ演奏ならでは、となると
中くらい ~ ゆっくりめの、余白のある構成でありメロディラインである曲調が
曲の本質の深いところまで私達を誘ってくれるなあ、と。
両者ともに、感情を入れて、でも情緒に流されることなく、音と音の間に何かを
伝え合う、ソロとソロを交差して二人で曲を表現してみせる、つまり ” 対話 ” です。
4曲目と5曲目に、改めてそんなことを感じながら、聴き入っておりました。
「 It might as well be spring 」 は、リチャード・ロジャース作曲、オスカー
・ハマースタインJr. 作詞 という、ブロードウェイの伝説的名コンビの1945年の
作品。そして、「 Speak low 」 は、ドイツ人作曲家クルト・ワイルの作。
愛を語るときは、小声で囁いて ・・・・・ というロマンティックなラブソング。
どちらも、演奏者の自由な解釈を受け入れる、器の大きな曲、今回のライブでの
テナーとベースの演奏は、いかがでしたでしょうか。
さあ、次回は本格的な夏の到来を感じる頃。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
ありがとうございました。
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初夏の先がけ ジャズライブのお知らせ
ゴールデンウィーク後半は、最高の天候に恵まれましたね。
一斉に咲き始めた桜に惹きつけられるように、なんとはなしに外に出たくなった
方も多かったことでしょう。
当店にいらっしゃったお客様の中にも、今日は歩いてきました!と、
汗を拭くニコニコお顔が数名いらっしゃいました。
お聞きすると、決して短くない距離だと思うんだけど、
歩けちゃう、歩いていこう、と迷わず判断させるくらいの好天候だったということでしょう。
半袖T シャツ姿も多かったですし。
湿気なし、24度の快晴日和は、札幌の春から初夏にかけての自慢ですもの、
満喫したいものですよね。
さて、当店の珠玉は、四季折々のジャズライブ。
今回は、やはり一年で一番気持ちの良い時期の、特にオススメのライブです。
宵の、穏やかで気持ちの良い風に吹かれつつ、
活きのよいジャズを聴きにいらっしゃいませんか?
ジャズライブのご案内
日時 2017年5月15日 ( 月 )
開場 : 7:30pm
開演 : 8:00pm
参加費 1000円
( ワイン・リンゴジュース または 温かいお茶 付き )
演奏 テナーサックス 大関 智也
ベース 小林 浩樹
場所 パスキューアイランド ( 当店です )
札幌市中央区南1条西6丁目第2三谷ビル1階仲通り
TEL/011-221-8998 ( 12:00 ~ 19:00 )
定休日の店をライブ会場に変身させて行うのです。
何度かご来店された方でしたら、その ” 変身ぶり ” も楽しいかもしれません・笑!
といっても、特別な音響機材を運び込んでいるわけでもないですし、揃いの椅子がずらり
並んでいるわけでも決してござりません。
小さな店面積ならでは、そして本来の生演奏の魅力に則ってのアコースティックぶりで、
楽器は大きなウッドベースと、渋く内光りしている年代物のテナーサックスのみ、
椅子はバラバラの古びた折りたたみ式を並べているだけ、なのです。
この2つの楽器から、極近い距離で繰り出される音・音・音、に浸りきる約40~50分間。
聴く人、一人ずつ感想も解釈も違うはずです。
複数で同時に聴いていながら、連帯感というより、心地良い孤独になって演奏を味わう。
ジャズという音楽の魅力と特徴がそこにあると思います。
「 大人のための 」、敢えてそう詠いたい理由でもあるのです。
ささやかな非日常、少しの間の孤独を、ジャズライブで得てください。
忙しくも悩ましい大人の日常に、きっと効きますよ。
気軽なライブです、予約チケットも無し。
直接いらしてください、わたくし大関まさよが、いつもの営業時と同じく、みなさまを
温かくいつもどおりの笑顔でお迎え・笑、もぎり業務をさせていただきますので、
1ミリの不安もありませぬ。
ご参加、心よりお待ちしております!
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