春がきた!

4月が 終わります。

そして、

寒い、寒い、といわれつつも 春サン、到来。



外を歩くと 家々のお庭は まずはクロッカス達! 真っ白、紫、濃い黄色。

やわらかな葉っぱと花びらが、冬眠から覚めたばかりの、手入れもなにもされていない

庭なのに楽しげにちっちゃくかたまっておしゃべりしています。

なんてかわいい!!

 

そして、チューリップ、水仙、と 続々と球根ファミリーの出番。 

待ってました、といわんばかりに うれしさ、晴れがましさを隠し切れない様子で

伸びてきて。 ふふふ、晴れの舞台、ですものねえ。

 

空き地には ふきのとう。 駐車場の脇とか かわべりとか、あんまり優しくない場所に

ふきのとう達は率先して春サンを案内しているみたい。

なんてけなげ!! しかも食べられる! なんていい子達なの!!



かたくかたく口を閉じて へのじぐちして 直立していた木々も 

ちょっとずつ暖かくなってきて、脇をくすぐられて、横っ腹もくすぐられて、

へのじぐちの端っこが むふむふ、なにやら崩れてきて、くくくっ、もうだめだあ

うへへ、なんだか楽しい、うくくくくっ、ぷちっ、ぷちっ、

ぷちぷちと出てきちゃったよう。

ああー、また出ちゃった、あの枝、この枝、ああその枝にも。 

ぷちぷちって、それ、蕾でしょうが。


通勤路の春サン劇場、開幕です。

知らずに私の顔もにかにか、なにやら がまんできずに楽し顔になってます。












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デザートのニューウェーブ

最近 豆が流行っています、うちで。

というのも あずきを甘く煮て 冷やしてみたのが もうおいしくて おいしくて。

そして 作り方の簡単なこと!



お鍋に あずきを入れて、水を張って、2晩おく。

3日目に火をいれる。 ひと煮立ち。

砂糖を好みの量投入。

出来上がり。


これを冷蔵庫で冷たくしてたべるんです。

あんこでもない、ぜんざいでもない、もっと豆っぽいおいしさ!


これはうまい! ってことで、次に 金時豆で 同じやりかたで作って冷やして。

これもうまい! ってことで、次に 黒豆で 同じやりかたで作って冷やして。


もう、1日に3回くらい 冷蔵庫からバットを取り出し、大さじ山盛り4杯くらい

いや、もうちょっと多いかな、器にとって わしわし食べている。

おいしい! あきないおいしさ。


さらに 最近は おやつがわりに ( おやつはおやつで食べているくせに )

納豆も必ず1パックは食べるのです。 ごはんなしで。

改めて、日本が誇る、最高の発酵食品であることを実感。



体にとっても、とってもいい! 

でも 何より とても簡単に作れて、そして とてもおいしい!

お豆って素晴らしい!!
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朝ごはん



朝食。

朝ごはん。

朝めし。

ブレックファースト。


その日1番目の食事は まっさらな 始まったばかりの1日の、

開幕前の腹ごしらえ、と同時に 1人1人のあたまの中でのミーティングタイム。

1人暮らしでも、2人暮らしでも、もっと多い家族暮らしでも、

朝の忙しさの中ではあっても ごはん食べながら、いろいろ考えている。

今日1日のスケジュールについて。

今日の自分の体の調子。

マダ アタマガ ネムッテイル・・・・。

今日のお天気について。

きのうの続きのことについて。

なにを着てゆこうかな。

山積の 処理しなくてはいけない仕事のこと。 ためいき。 朝から。

あーあ。 また 1日 始まってしまった。 ちょっと ためいき。

うまく いくかしら。 あのこと。 このこと。

あ、ぐずぐずしてはいられない。 

さっさと食べちゃわなきゃ。



勇気をだして 今日という1日に向かう為に 

せめて 家で食べる朝ごはんは おいしくありたい。

それが どんなに簡単なものであっても・・・・・

コーヒー1杯、バナナ1本、ビスケット3枚であっても。



いくつになっても、いえいえ 大人になればなるほど 1日の始めはびびるのです。

そんな 朝の気弱な気分を なんとか押して、始めるんですもの、1日を。

えらいなあ、自分。

朝ごはんは だから おいしいものを摂る。

自分で自分に。

彼、彼女に。

家族に。

今日1日、ガンバッテイッテミヨウ!!

なんとか なるよ。 きっと うまくいく。 だいじょうぶ。 って。



お気に入りの朝ごはん、食べてますか ?

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春になったら 苺を ・・・



苺の季節がやってきます。

先々週、実家にて 姪っ子と2人で 大粒の立派な苺を1パック食べたのが

2007年の初苺でした。

先週 家で食べたのは ちょっと不揃いの 小粒の苺。

どっちも それは甘くておいしかったけれど、

小さな粒のほうが より好き、かな。

子供の頃は 八百屋さんで 量り売りしてましたよねえ、苺って。

ホーローの大きな長方形のバットに山盛りにして売っていて

スコップですくって新聞紙の袋に入れてくれて、大きなはかりで計って

ちょっとおまけしてくれて・・・・・。

家に帰って 母が洗い桶に水をはって 買ってきた苺をざーっとその中に。

傷んでいるのは捨てて ( 結構つぶれ苺、あったなあ )

へたをとってガラスのボールに盛り付けて。

あんまり甘くないときは 牛乳とお砂糖をかけて つぶして食べた。

いつの頃から、量り売り苺、なくなっちゃったんだろう。

ショッピングセンターができてから、かなあ。

苺は 苺の季節しか売っていなかった あの頃 ・・・・・。

そんな風景を幼な心にしっかりと刻んでいるせいか、

苺は 小粒で少し不揃いなほうが 苺らしくていいと思っています。



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にぐるまひいて



19世紀はじめのアメリカ。

とうさんとかあさん むすめとむすこ。

この家族の1年の暮らしを しずかにのどかに描いた絵本です。


自分達の暮らしに必要なものを すべて、本当にすべて自分達で作るんです。

そういう時代だ、といってしまえばそうなのですが、

驚き、そして 感動します。

人の 手、その凄い能力に。

今 よく目にする ” 手仕事 ” という言葉、この言葉は 

” 手仕事 ” が とても貴重になってきた 現代に生きる言葉。

この絵本に描かれている時代には 全部あたりまえに ” 手仕事 ” だったから

とうさんもかあさんも むすめもむすこも しずかに淡々としごとしています。

バーバラ・クーニーの絵が やっぱり 素晴らしい。

アメリカの田舎の四季の移り変わりを 見事な時代考証で描ききっています。



大変な時代だったのでしょうが、

人の暮らしというものの 原型、のような 

確かな・・・・そう、 確かで豊かな ” ほんもの ” が ここにはあります。

今はもう、たぶん絶滅してしまった・・・・・。
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ダレル その後



ロレンス・ダレルの 『 アレキサンドリアカルテット 』 の残りの2作を

とうとう読み終えました。

4部作、完結です。

ふーっ。

満足、かなり満足。

『 バルタザール 』、そして 『 クレア 』 。

『 バルタザール 』 は産院にいた1週間のうちに読み終えたのですが

『 クレア 』 は そのあと続けてすぐに読み始めたのに、

読み終えたのが きのう、3月31日。

生活が激変すると 読書ってなかなか進まないのですねえ。

最近 1日のリズムができて とても楽になりました。

と同時にもりもりと読書欲がでてきています。



入手困難だったこの2冊は 友達が貸してくれました。 ありがたや。

河出海外小説選 というシリーズの 1、2、3、4、で

装丁は 平野甲賀、表紙画は 加納光於 となっています。

とても美しい本です。

4冊揃いで 我が物にしたい。

読みおえた本ですが、いつでもこの中に帰れるように。



豊穣な、美しい言葉の重なりはまるで詩のよう。

アレキサンドリアという都会の圧倒的なイメージの描写。

アラブの優雅さと残忍さ。

登場人物達の複雑な人間性。

ロマンと陰謀、愛と芸術、時間と記憶。

かなり酩酊させてくれます。



こういう小説を読み終えると、自分の中のイメージの引き出しが増えるよう。

疲れてくると、引出しを選んで、開けます。

引き出しの中から イメージの魔法をとり出して自分に振り掛けます。

即、効き目があらわれて、くたびれた私を自由にしてくれます。

 
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