DUKE JORDAN / FRIGHT TO DENMARK

今回のこの『 FRIGHT TO DENMARK 』のご紹介は、ジャケット写真からして

真冬にする予定でした。

でもその時 手元に見当たらなくて、探しても出てこなくて、、、、。

そして冬が過ぎ、なんと、こんな春真っ盛りになってしまいました。 

でも見つかってよかった!

そうそう、このジャケット写真がねえ、なかなか良いんだなあ。

雪国育ちの人なら誰でもすぐにイメージするにちがいない、吹雪のあと、

もしくは大雪どか雪のあとのあの静かな一面の銀世界の中に 

デューク・ジョーダンがぽつりと立っているんです。 いいでしょう!

デューク・ジョーダンは40年代から活躍してきたジャズピアニストですが、

60年代に入ってからは、仕事が減って、ニューヨークで生きてゆくために

タクシードライバーをしていた、というのは悲しいけれど有名な話らしい。

当時、60年代後半から70年代にかけては、ロックの台頭により

ジャズはどんどん下火になっていって、

スタープレイヤーであっても生活してゆけずに、ヨーロッパや北欧へと活動の拠点

を移さざるを得ない状況だったみたいです。

この 『 フライト トウー デンマーク 』 も、ジョーダンがデンマークへと

生活を移し、ニューヨークのジャズシーンから ” 消えて ”から、なんと

11年振りに(!)吹き込んだアルバムなのです。

デンマークでの地道な演奏活動が伝えられないまま、ジャズ界から去った、と

思われていたデューク・ジョーダンが帰ってきた!!

大反響を巻き起こした、そして長い沈黙を破ってジョーダン大健在!と喝采された

傑作アルバムなのです。 なるほどー。

いやー、だって凄っくいいもん、これ! 深く納得 です、うん。

1曲目の 『 NO PROBLEM 』でまずはハートはきゅーんとなります。

きっと知っている人も多いとおもいますが、日本語のタイトルは

『 危険な関係のブルース 』 。テンポのよいマイナー調のテーマにうっとり。

2曲目、3曲目、、、、どんどんとジョーダン節に酔わされていって

11曲目、再度 『 NO PROBLEM 』 の別テイクがきて、

さらにラストはなんと! CDのみのボーナストラック、『 JORDU 』!!

この『 JORDU 』のノリの良さよ!!

たたみこむようなスウイング感が高まり、怒涛の大団円へ!

ああーっ、よかったあー!! も1回聴いちゃおう!! となります。

中でも私が最も好きなのは、4曲目の 『 GRAD I MET PAT 』。

この曲はデューク・ジョーダンがニューヨークにいた頃近所に住んでいた、

パトリシアという9歳の女の子の思い出のために書かれた曲で、

ショッキングなことにパットは誘拐されてしまったそうです。

この曲を聴いていると、会ったこともないパットが、私に、輝くような笑顔を

向けて通りをスキップしているのが見えるようです。

本当に愛らしい小さなワルツなんです。

デューク・ジョーダンの優しい面、人間性を感じる曲でしょう。

レコードもあるのですが、別テイク3曲+ボーナストラック1曲、全12曲、

断然CD版が聴き応えアップです。

ここ2週間ばかりずっと店でかけているのですが、

その間2回お客様にきかれました、

「 今かかっているCDは、なんというのですか? 」

そのつど私はよろこんでタイトル・レーベル・ナンバーをメモしてお渡ししました

「 デューク・ジョーダン、というピアニストのCDですよ。」って。






 











 

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お大事にね

4月の終わり頃に、とても久しぶりに整体院に行ってきました。

腰痛、肩こり、背中の張り、もう耐えられなくなっていて、

丁度タイミング良く 当店が入っているこのビルの6階に整体院が

オープンしたばかり。

宣伝の張り紙に、” 4月中の来院はオープン記念価格 2900円 ” と

あるではありませんか! これだっ!! 即電話予約した次第。

さて、当日。 

いやはや、整体って痛くないはずが、痛ったーーい、痛い、まいりました。

いわゆる イタキモチイイ を通り越していたわたくしの体。

先生は、「 全然強く押してないんですよ 」と。 痛くないところを同じ強さで

押してくれたのですが、「 えっ? 」 っていうくらいホントにそうなんです。

治療をしていただきながら 筋肉のこと、骨のこと、など、体の仕組みに

ついていろいろお聞きしました。

そうして、結論。

私の体は、かなり弱っている!

これは自分で下した結論です。先生がそうおっしゃったわけではなく。

先生は、「 いやあ、オオゼキさん、( 筋肉が ) ガチガチです。」 と。

そして、「 いやあ、オオゼキさん、筋肉、ないです。 」 と。

グイッ、グイッ、ギュウッ、ギュウウッ、ハーイ、チカラヲヌイテー、パキッ!!

”パキッ! ”っていったのは、私の頸が正しい位置にはまった時の音!

はあ~、1時間たっぷりと揉みほぐしと矯正の治療、とても充実感が

ありました。

ありましたが、この1回で、長年の劣化が変化するはずもなく、

まだまだ当分ガタピシいうのはしかたがありませんね。

でも今回は、私の心の奥に、密かに、小さく、悟りの光がさしました。

それは、先生のホントになにげなーい一言、

「 体を大切にするって、大事なことですよ 」 ・・・・・。

体を大切にする、ということが、なんというか、、、すーっと沁みてきて、

今までの自分の体への対応が走馬灯のように脳裏に駆け巡り、

「 私のカラダさん、ごめんね 」 という気持ちになったのです。

元々丈夫だったせいで、病気もしたことがなく、幸運にもケガもなく、

たまたま無事に、自分としては、元気で健康だと思い込んで生きてきて、

カラダを大切にするってことが一体どういうことなのか、

あまり考えたことがありませんでした。 

若かった、ということでもありましょう。

ふうーっ。 そうかあ、そんなにひどく衰えているのかあ。

そして、人生の後半戦の入り口で、ひとつの目標をたてました。

「 体を鍛えよう 、これからは。」

大人になってからもスポーツをし続けている人たちというのは、

別世界の人たちだと思ってましたが、今は ちょっとイイな、と

興味がもててきました。

悟りというのはすごいです、主義をあっさりと変えられるのですから!

ですが、現段階では、スポーツをやり始める前々前々の状態、

まずは、ガチガチの筋肉ほぐしのストレッチからです。

毎朝、起き出してから、まずはストレッチ。

そういえば、体育の授業でやってたなあ、これ。準備運動、とかいって。

痛ったーい、痛い、でもだんだん伸びてきた、ハイもうちょっと!

おいっちにいさんしい、と、まあ、毎朝( ほぼ )やっているわけです、ハイ。

もすこし整体院にも通って調整していただきながら、ですが、

朝のウオーキングもはじめられたらいいなあ。

とにかく、今年から私オオゼキマサヨは、筋肉をつけるべく頑張ります。

体を大切に = 運動する = 体質改善 、まあ、こんな計画です。

皆様、お体をお大事に!









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